Contemporary Japanese calligraphy artist Hiroshi Ueta

2017年12月05日

影の作品

報告がすっかり遅いのですが
Sagaの茶無事に終わりました。

明月

沢山の方に楽しんで頂けた様でありがとうございました。
今回はあまり在廊する事ができず
ギャラリーにほとんどまかせっきりになってしまったのですが
沢山の方が楽しんで下さったと聞いています。

今回の展示では有名な方や、茶道具を普段からバリバリ制作されてる方が多く
私なんてほんとペーペーという立場で
皆さんの胸をお借りつもりで参加させて頂きました。

そんな中、奥の「闇空間の壁面任せた」と言われており
じゃあと制作したのが
アクリルを使って影を見せるように制作した作品。

一期一会

無一物

明月

明月は文字を崩したモノにしましたので余計に難解にしてしまいましたね。
文字は全てを見せる様にはしないで、その片側という感じで表現し
空間に文字が溶けていく様な事をイメージしました。
展示風景



漆の作品ってやはり素敵ですよね。
どうも惹かれてしまいます。

今回の作品も含めてHPの方にも新作を幾つかアップしました。
Gallery ART には過去の個展の展示風景をコンセプトと共に見て頂ける様にしましたし
Gallery ART2 には今回のアクリル作品の他、木津川アート2012年の懐かし~い「そして誰も居なくなった」
また
Designのページが多く成りましたのでファッションのページを新たに作りました。
どうぞ一緒に楽しんで頂ければと思います。

ありがとうございました。




  
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2017年11月28日

自転車スタイル(ヨーロッパの街で)


ボローニャにて

前々から自転車は好きでして
ずっと前に一度記事にしたんですけど。
これも自分なりのエコな考えがスタートで
調べるとランドナーっていう旅に行くスタイルの自転車がある事を知り
機能美的な美しさを感じていたんです。
また自分でチョコチョコ改造、調整できたり、人力で動く所がなんかが好きなんですよね。

京都なんかは自転車で周るのにちょうど良い大きさなんで
気になる脇道を走りながら、色んなモノを見付けるのが楽しいんです。

と言う訳でイタリア、ブルガリア、イギリスで見付けた自転車スナップのご紹介。
ミラノ

ウェールズ。

移動看板になってる。花を飾るってのが素敵。

ブルガリアのショップで。竹籠付けてアジアンテイスト。

ミラノ

ボローニャ たぶん・・。

フィレンツェ












電車の改札前。トイレに直行って感じw。ミラノ郊外


錆々なんだけど結構なビンテージっぽい。作りが美しい。ボローニャ


これは香港のアジアデザイン賞の会場で。ほとんどが竹。

ボロボロやん!っていうのが多いんですが
生活と密着してる感じがして、手入れしながら乗るのが当たり前なスタンスがエエな~って。
で私の。

もともと中古で手に入れた、ほぼ私と同い歳のフレーム。
塗装もハゲてるし綺麗ではありませんが
昔のクロモリのフレームは気に入っています。
最近までドロップハンドルだったのですが
楽に乗れる様にオヤジスタイルのプロムナードに替えました。

サドルがよく珍しがられるのですが
たまたまハンズで見掛けて買ったのですが
またがるというよりは、腰掛ける感じでコレがめっちゃ楽。

元はコレだったのですが擦り切れたので革を張りました。
なんてたって革は沢山あるのです。
ウチの奥さん http://www.hirakegoma.net/ コレですから。
良い天気で、ゆっくり紅葉でも見に行きたいな~と思いつつも
なかなか行けないので気分転換のチャリンコ話でした。
  
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2017年11月02日

「性の茶」展に参加します。 

性の茶!
どんな性な作品が並ぶのかドキドキしますが
性(サガ)と読みます。

神戸のお世話に成っているギャラリー
アート○美空間Sagaの名は性(サガ)からきてる様で
そんな性の茶のコンセプトは?
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人間の性を表現するアートに畏敬の念を抱いているSaga。
作風は作家の性でありお好みです。
<茶の美>は数寄。新鮮に物事を捉え、人と違う表現をする
創意工夫と創造はアートの基本となります。
お道具や設えも通常とは異なる使い方をすることで普段気付かないことに
新鮮味を感じられます。
そんな現代の暮らしと茶の融合を提案する展示です。
-------------------------------------------------
という事ですので
いわゆる茶道具とは一風違った作品が出揃う事と成るでしょう。

出品作家も豪華です。

-出展作家-
村山秀紀  表具
東川和正  陶芸
山田 晶   陶芸
栗本夏樹  漆
延原勝志  陶芸
藤平三穂  陶芸
永守紋子  漆
長谷川清吉 金工
内海紗英子 漆
        と私
一線で活躍されてる方々と御一緒させて頂くので
私も気を引き締めて


「一」の木箱

枠から外れたモノも展示しようと思います(笑)。
詳しくは http://sagakuukan.exblog.jp/237930056/

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アート〇美空間Saga主催 「性の茶」
日時: 2017年11月9日(木)~19日(日)
    11:00~18:00
会場: アート〇美空間Saga
    〒650-0011 神戸市中央区下山手通2-13-18 観音寺ビル1階
    TEL 078-321-3312


  
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Posted by HIROSHI UETA at 16:50Comments(0)個展・グループ展/Exhibition

2017年10月29日

「茶室のすゝめ」茶室建築展- 岩崎建築研究室10周年


ポスターの題字を書かせて頂きました。

私はホントに不作法者で全然こういうモノに通じてる訳では無いのですが
教室の生徒さんの中には茶道を嗜んでられてる方が多く
色々と教えて頂く事が多いのですが
その中のおひとりが数寄屋建築をさせれる方で
平たく言えばお茶室の設計をされてるのです。

この方がまた私と年齢もかわらないのに幅広く御存知の方で
ブログを拝見しているとその見識の広さにいつも驚かされるのですが
まあ一度是非ご覧下さい。
岩崎建築研室 ・日誌 http://blog.livedoor.jp/iwasakiyasushi/
どうもその業界では有名な様で寺社仏閣を造られる方々も
「あの人は本物ですよ!」と一目置かれていました。

そんな岩崎建築研究室が10周年を迎えるにあたり
神戸のギャラリーで展示会をされます。

茶道に興味があったり、茶室を・・・とまでは言わなくても
マンション住まいだけど茶室の雰囲気をと思っていらっしゃる方にも必見の展示会。
随時、茶室に関する無料相談に応じて頂けるらしいですよ!

-------岩崎建築研究室開設10周年記念---------
茶室建築展「茶室のすすめ」
日時:2017年11月1日(水)~6日(月)
      12:00~19:00(最終日16:00まで)
会場アート○美空間Saga(神戸)
トークイベントは満席の様ですが
イベント詳細はコチラをご覧下さい。
私の作品も数点展示して頂きます。


    
  
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Posted by HIROSHI UETA at 01:07Comments(2)個展・グループ展/Exhibition

2017年10月03日

個展-沈黙―無事おわりました。

ギャラリー佑英さんでの約一週間の個展無事に終わりました。
大勢の方にお出で頂きありがとうございました。

会期中色んなお話をし、教えて頂き、考えるの繰り返しで
私自身一回り成長させて頂いた気分です。


佑英さんでは2回目の展示という事もあり
「前回前を通っていて気になってた」
「今回はどんなの?」と展示を待っていてくれた方。
「久しぶり~」と覗いてくれた懐かしい面々。
徳島からわざわざ来てくれた学生も。
ネット上ではよく見知ってる方で初めまして、もありましたね。



またお出で頂いた方々がSNS等で沢山紹介して頂いて
ソレを見て来たという方も多くいらっしゃいました。
ホント有難い。大変お世話に成りました。

しかしながら
せっかくお出で頂いたのに時間的にお客さんが集中してしまいキチンとお話できなかった方も
あったかと思います。この場を借りてお詫び申し上げます。
またの次の機会がありましたら是非ゆっくり。

こういう事をやってると、わざわざ来て頂くという事の難しさをよく感じますが
こうして多くの方に来て頂き、楽しんで帰って頂ける事が何よりの喜びです。


最後に成りましたが
今回企画して頂いたギャラリー佑英の大森さん。
いつもサポートしてくれてる妻、友人達ありがとうございました。
お陰でイイ展示が出来、多くの方に楽しんで頂く事ができたと思います。

次は来月神戸のアート○美空間Sagaさんで「性の茶
という展示があります。有名な方が沢山参加していらっしゃいますし
私にとってもなかなかハードルの高い展示内容に成るかと思いますが
面白い切り口ができないか考えています。
どうぞソチラも是非お楽しみに。


  
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Posted by HIROSHI UETA at 14:15Comments(2)個展・グループ展/Exhibition

2017年09月30日

本日最終日個展-沈黙-

秋はホントに展示会が満載。
作家仲間のみんなは自分の展示や準備に追われている中
少しでもと足を運んでくれるその気持ちが有難い。

何人かは墨の作品の前でたたずみ、何かを思い描きそのストーリーを楽しんでいる。
何かを思い出し涙を浮かべる人まで居た。
自分の作品の前で泣かれたのは確か2度目。
高校の時、何必館で確か赤い阿蘇山の絵を見て
母が泣いていた。
なんで? というよりも感受性の強さに「この人には敵わんな~」と横で思ったりしてたんだけど
今は自分の作ったモノを見て心を動かしてくれる人がいる。

製作に没頭してくると
自分だけでドンドン突き進み、ふと振り返ると「何をやってるんだろう?」と
自分自身が恥ずかしくなる事もある。

お客さんに作品の解説していると
キョトンとした目・・・あれ?全然響いていない・・汗。
急に自分が恥ずかしくなる。

しかし他では「オモシローい!」と声が聴こえ
「なんで?」「どうして?」と聞かれ
少し嬉しくなる。
展示会の中ではそんな気持ちの繰り返し。

そんな毎日も今日が最終日(~17:00まで)。
  
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Posted by HIROSHI UETA at 04:26Comments(3)個展・グループ展/Exhibition

2017年09月28日

個展-沈黙-(あと3日)

始まったと思えばもう中盤を越えました。
現在開催中の個展-沈黙-。 ~30日(土)まで。

来て頂くのに全部見せてしまうとつまらなくなるので
サワリの情報を御紹介。

今回は“点”で表現したという事は前回言いました。
その点をタダの黒い点ではなくて
筆の痕跡を立体感を持って残しつつ表現できる墨というのが必要でした。
それを実現してくれたのが

この墨。

頂いたモノで得体は知れないのですが
中国の曹素功の墨で頂煙と書いているので文化大革命前のモノでしょうか?

贅沢使いかも知れませんが
大きな筆で使用するので結構使いました。

これが良い痕跡を表現してくれ、コレをベースに
拡がりをもって滲んでくれる韓国の細かい油煙墨を少し磨り交ぜ表現しました。


タイトルは点が1個、2個、3個の作品群ですので
「一二三」を「ひふみ」と読み、「作品ひ」「作品ふ」等と名付けました。
ですので上の作品は点が三つで「作品み」。

同じ墨でも紙によって表情は全く変わりますのでそんな表情の違いも見どころのひとつ。
どうぞゆっくり楽しんでいって欲しいと思います。

また今回もTRINITASとコラボレーションしたメンズシャツやレディースのロングシャツ
またロングカーディガン、袴をモチーフにしたデニムパンツなんかも用意していますので
どうぞ色々と羽織って遊んでいって欲しいと思います。

-沈黙-上田普 書作品展
会期:2017年9月23日(土・祝)~30日(土)
   12:00~19:00 (最終日17:00まで)会期中無休
   私も会期中はずっと在廊しています。
会場: ギャラリー佑英
   大阪市西区江戸堀1丁目23番14号 新坂ビル1F




  
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Posted by HIROSHI UETA at 01:59Comments(0)個展・グループ展/Exhibition

2017年09月13日

個展-沈黙-@ギャラリー佑英

秋に成ってくると展示会のお知らせが増えてきますね。
私もそれに洩れず個展を開催です。

今回展示させて頂くギャラリー佑英さんは今回で二回目。
前回はギャラリー全体に紙を貼り壁、床に初日のパフォーマンスで一気に書かせて頂きました。
いや~ホントに楽しい展示会だったな~。
(前回の模様) http://hiroshiueta.kyo2.jp/e475106.html
そのパフォーマンスが私にとって初めてのモノでして
それ以降何度とパフォーマンスをする様になりましたか
ココがそのキッカケでした。

さて今回は-沈黙-と題して開催致します。
その告知動画も作ってみました。

素人ながらちょっと古っぽく作ってみたのですが、伝わりましたでしょうか?
先だって芦屋市立美術館に具体の人達の作品を見に行き
そこであった写真のスライドショーが生っぽくて良かったので
それをヒントに作ってみたんです・・w。

-沈黙-上田普 書作品展
会期:2017年9月23日(土・祝)~30日(土)
   12:00~19:00 (最終日17:00まで)会期中無休
   私も会期中はずっと在廊しています。
会場: ギャラリー佑英
   大阪市西区江戸堀1丁目23番14号 新坂ビル1F

今回のテーマ“沈黙”は以前から何となく構想はあったのですが
どの様にすれば表現できるのか
なかなか頭の痛い表現でして・・。
-------------------------------
書にとって最小の単位の点なんですが
しかし決して平面なもので無く
筆の上下運動を用いて紙の向こう側に行く様な奥があると思うんです。

そして墨もさらに浸透し奥へ奥へとつき進む。

大昔の人が石や甲羅に文字や記号みたいなモノをを刻みこんでいた
本来の衝動みたいなモノが表現できるんじゃないかな と思ったんです。

そういう意味で“沈黙”
そして“そのもっと奥”っていうのが表現したい事。
------------------------------------なんです。

なんだか小難しく聴こえるかも知れませんが
表現はいたってシンプルながら面白い作品が着々と仕上がっていますので
是非ぜひ実際にご覧頂きたいと思います。

また今回もTRINITASとのコラボレーションした新作服も用意しています。

モデルが私で申し訳ないんですが(汗)。
これは袴をモチーフにしたデニムパンツ名付けてWA-Modsパンツです。

横から見るとより袴っぽいでしょ。

他にもロングカーディガン、シャツなんかも!
TRINITASさんの服は着た時のラインがホントに良いんです。
でも着てもらわないと伝わらないのでドンドン試着していって下さいね。

ちょっと書道に関して引き気味な方も
楽しく道具に触れて頂ける所も用意しますので
ぜひ試していって欲しいと思います。
知ってる様で知らない道具の面白さを感じて頂けると思いますよ。

  
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Posted by HIROSHI UETA at 22:17Comments(0)個展・グループ展/Exhibition

2017年08月21日

写真展に出品します。第22回ファインド・アイ現代・文人光画展

数年前より京都ファインダー倶楽部という所に所属させて頂き出品しています。

京都に来て間もない頃にお会いした
画家 藤波晃(京都の喫茶店 六曜社の一階の絵、またマッチをデザインされた方)さん達が
立ち上げた写真のグループなのですが
写真家集団ではありません。

昆虫博士はいらっしゃいますし、工学博士、御住職
弁護士、デザイナー、等などそれ以外のジャンルで
プロフェッショナルな方々の写真展です。
会場風景

という事で現代・文人光画展という名が付いております。
-----------------------------------------------------------------------------
第22回ファインド・アイ現代・文人光画展
日程: 2017年8月23日(水)~27日(日)
時間: 10:00am-6:00pm(最終日-5:00pm)
入場無料
場所: 京都文化博物館 5階
---------------------------------------------------------------------------
それぞれの道の観点から撮られてたりしますので
そんなお話を伺いながら拝見するのも楽しくて
いつも新しい視点を教えて頂いてます。

ちょうど会場の京都文化博物館ではマグナム・フォトの特別展が開催されていますので
写真にどっぷりハマり込む事ができますね。
作品「手のなか(部分)」

今回もサイアノタイプの作品を用意しましたが
スマホで撮ったモノをモチーフに制作しました。
というのも先だって行って来たミラノの写真は、わざわざカメラを持って行ってるのに
ほとんどスマホでしか撮っていなかった事に自分自身気付かされ、驚いた所だから。

携帯がスマホになって、写真の加工もできる様になり
"写るんです”時代よりも人生で一番写真を撮っていると思うんです。

メモリーが増えいくらでも撮れる様に成った事もあり
今まで撮らなかったモノまで撮って
自分の行動記録みたいになっていますね。
今までに無かった写真の在り方だと思い
今回の作品を制作しました。

また京都文化博物館別館内のアートン アート ギャラリーさんでも
私のシルクスクリーン作品、妻のレザークラフトも展示中ですし
博物館内の前田珈琲・文博店さんでも
私の作品「一期一会」をご覧頂けます。
どうぞ合わせて楽しんで行って下さい。

私もチョコチョコですが会場に出張っております。


  
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Posted by HIROSHI UETA at 23:20Comments(0)個展・グループ展/Exhibition

2017年07月26日

ミラノ展での失敗と成果


これから海外で活動をしようという方もいらっしゃるでしょうから
何かの参考になればと思い、ミラノでの展示の反省と得た事を。

今回の私達の展示は残念ながら思ったほどの成果が出せなかったというのが正直な所。
イタリアの知り合いはいませんし
事前に広報の手掛かりを見付けようと検索しても出て来るのは有名美術館やイタリア語で良く分からない情報ばかり。
なので日本からアプローチする事は難しいと思いこみ
広報はギャラリ-に任せるしかないと思っていたのがそもそもの間違いでした。

ブルガリアの時は在ブルガリア日本大使館にご協力して頂き
国営のTVやラジオにも出演、インタビューも数社のを受けましたし
イギリスの時は先方が企業協力や助成金を用意して、新聞で宣伝し
町中のあちこちにチラシを貼って宣伝してくれていました。

今回はその頼みの綱のギャラリーの広報が不十分で
近所の日本雑貨を扱うお店の人も私達の展示を知らなかったほど。

ちょうど行った時期メッチャ暑かった事(連日35℃とか)もあるかも知れません。
地下鉄が工事で公共交通が色々変わっていた事もあるかも知れません。(これらはギャラリーの言い分)
それともコチラの企画、内容が悪かったのか・・?
理由は探せば色々あるでしょうが
こんな事なら自分でもっと色々広報やっておけば・・・って事です。

今思えば無理を承知でも日本大使館や日伊文化協会
ミラノにも日本文化を紹介する施設、グループはあるのでしょうから
英語や日本語ででも自分で広報活動をしておくべきでした。

またひとつは思惑を外していた事もあります。

ジャポニズムがヨーロッパで流行ってから
150年も経とうという時なので
日本の伝統文化、様式は既に理解しているだろう・・・今の表現を見せた方がきっと良いはず。

そう思い
別にイタリアだから何を変えると言う事はせず
今のままの作品を持ちこみました。

今アートのマーケットで”モノ派”が注目されている事はこれを見てもわかりますね。
書店でもモノ派の本が置いてありました。

しかしそういうのに関心がある人はやはり限られた人で
その人達に情報を届けらていないとなるとそれは当然難しい。
ギャラリーは分かってくれていると思っていたのですが
私達が会期中に話をするまでコチラの作品の傾向を全く理解していませんでしたから
事前にしっかり作品の話や、どういう所(人)に情報を流して欲しいと伝えるべきだったと思います。

またヨーロッパの人々は文化に対して関心が高いと思い込み
路面店であれば人が入ると目論んでいた所もあったのですが
そこは日本と同様。興味のある人しか入ってこない。
当然の事なのですがその”興味のある人”っていうのは実はそんなに多くないのですよね。
そして興味があったとしても
道行く人はいわゆる一般の人なので、日本土産的なモノに関心がある訳で
ソコを求めるならもっと分かり易い表現が正解だったのだと思います。

などと言うのには
向こうのギャラリーの形態が周ってみて分かったからです。


普通に道を散策していてもギャラリーに出会う事がなくて
こっちの人は何処に展示してるんだろうと疑問に思っていたのですが
ブレラ美術大学の学生の展示を見に行き突破口が開きました!
ギャラリーマップが置いてあったのです。

次の日から地図にチェックを入れつつ地元ギャラリーを目指して出かけました。
しかし住所の所に言ってもギャラリーらしき建物はない。?
建物の辺りをウロウロしてると管理人さんが声を掛けてくれました。

「アートギャラリーがこの辺りにあると思うんですが・・?」
「あるよ・・やってるかなあ?」と建物の中に入り「大丈夫、大丈夫」と戻って来て
「ココにギャラリー名があるでしょ。 コレを押して話したらゲートを開けてくれるから中に入って」
と教えてくれました。

表には展示会名やギャラリーの看板みたいなモノは全然ないんです。
でも中に入ると美術館とでも言える様なスペースがドーンとある訳。


他でも大体そうでした。
ギャラリーのある建物正面。ブザーを押してゲートを開けてもらう。



中に進み、その中のどれかがギャラリー。




ギャラリーめっけ。



もう一度ブザーを押して中に入れてもらうと
外からは想像できない空間が。






とまあこんな感じですので
一般の人は元々相手にしていません。
通りすがりに入るなんて到底無理な話です。

で誰を相手にしているかと言えば
招待状を送る顧客です。
いくつか頂きましたが贅沢でカッコいい招待状を送り、華々しくパーティーを行いそこで作品が動く。
というやり方。

ですので一般の人はギャラリー慣れもしていませんし
美術館の様に入場料が必要だとも思いこんでいたりします。
(そういえば結構ギャラリーを周りましたが他のお客さんと遭遇する事もありませんでした。)
ソコを何とかしたいと思い、試行錯誤しているのが
今の日本のギャラリーや、カフェギャラリーの形態でもあるので
一般の顧客という意味では日本の方が進んでいるのかも知れません。

別の視点もありました。
時期です。
ミラノではミラノコレクションやトリエンナーレ等の世界的な催しがあります。
その時は世界中からそれらに関心のある人が集まってくるから
その時期に合わせて場所を借り、人を呼び込む方が良いよという意見。

先ほどの様に元々建物の奥まった所にギャラリーや
ショールームがあるのが普通なミラノですから
中心地の物件の中で場所を借りソコをショールームにしてしまい人を呼ぶようにするとか
呼ぶ人が無いなら数人でグループを組み、催し自体に参加するとか。

イタリア人自身を信用できないから
ミラノを拠点にしながらもイタリア人とは商売しないという人もいました。
いろんなやり方があります(笑)。

まあ行ってみて分かった事が多いので今回の失敗は次の機会に生かしたいと思います。
もしミラノのギャラリー情報が欲しいという方は言って下さい。
ギャラリーマップ程度の情報でしたらお伝えできると思います。


  
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Posted by HIROSHI UETA at 15:21Comments(0)個展・グループ展/Exhibition

2017年07月19日

ミラノ3人展。展示風景

ミラノでの2週間の展示をして先週帰ってきました。


今回は先ず展示風景をご紹介。


宮本信代は人物、風景等の墨の絵の作品。
古民家や子供の絵が人気でした。


安藤なおみの富士山バッグが通る人の目を惹きました。

私は軸物が中心


この鯛バックも人気でした。鯛はめでたいという意味なので・・と説明はしたのですが
魚なのでマリンルックなイメージに捉えられるという意外性・・。

折り鶴は海外に出た時の妻の必勝アイテム。
子供が来た時にあげたり、カフェでテーブルにそっと置いてきたり。
結構喜ばれます。

私は持ち運びやすいという理由からほとんどの作品を掛軸に仕立てました。
宮本信代は作品をマットに入れた状態で"ひッつき虫君”で固定。
2人とも平面作品なので中央や什器の上は安藤なおみの作品を展示。



TRINITASとのコラボ服も。着てみるとこんな感じ。
ロングカーディガン「雪月花」

名付けて"WA MODS”パンツ「夢もまぼろしも久しかりけり」
袴を融合させ、帯を締める様になっているのでフリーサイズ。




オープニングでは来て頂いたお客さんをモデルに母がライブペインティング。

このかた描く段階になってわざわざサングラスをかけるんです。
ほんとお洒落マダムでした。

私も私もという事になり結局4人描きました。

沿道から覗いてた人も入って来てくれました。



ちなみに紙のサイズは2尺×8尺

白い軸は軸装作家 辻めぐみさんに製作頂いたORIORI軸。

正面から見るとほぼ白い作品なのですが

光や見る角度を変えると画面が見えてきます。
白いインクで作ったシルクスクリーン作品「ときめき」
作品の意外性でこれが私の一番人気だったでしょうか。


話せば長いので今回は一先ず展示風景のみ。
いやー色々ありました。 それは次回に。





  
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Posted by HIROSHI UETA at 13:34Comments(0)個展・グループ展/Exhibition

2017年05月31日

ミラノで3人展「Japan ISM」 

来月6月20日からイタリア・ミラノで3人展を致します。

----------------Japan ISM----------
日時:2017年6月20日~7月2日 12:00~19:00
   dal 20 Giugno al l Luglio 2017
   Vernissage 20 Giugno 2017 dalle 18:30
オープニングパーティー:6月20日18:30~
会場Chie Art Gallery V.le Premuda,27 - 20129 Milano -
参加作家  宮本信代 墨の絵 Miyamoto Nobuyo- Pittura a inchiostro
      上田 普  書 Ueta Hiroshi - Calligrafia
      安藤なおみ レザークラフト Ando Naomi - Lavorazione del cuoio
書道ワークショップ:23日&30日 17時~
   Workshop di Calligrafia Giapponese
   ll giormo 23 e 30 Giugno dalle ore 17.00

---------------------------------------------------------
・・・・?と思った方、正解です。
母と妻との3人展です。ファミリー展ですね。
母 宮本信代 Miyamoto Nobuyo



妻 安藤なおみ Ando Naomi


私は運びやすいように持って行く作品を掛け軸に仕立て中。

ueta hiroshi


またTRINITASとのコラボ服も新作を幾つか用意します。
ファッションに厳しいだろうミラノの人達に受け入れてもらえるかな・・?

2014年ブルガリアでアートイベントに参加した際
途中ミラノに一日だけ立ち寄り
今回の会場を下見させて頂いていました。
横にはカフェがあり、通りに面した素敵なギャラリーです。


このギャラリーからの眺めがエエなーと。

もしお知り合いや、その頃イタリアに居る。なんてありましたら
是非お立ち寄り下さい。


  
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2017年05月13日

地下水は何処にある?書籍ビジュアルの製作「自然地下水調査法」

初めて本のビジュアルの仕事をしました。
しかも学術書。

自然地下水調査法 竹内篤雄著 コチラでも販売しています。
著者の竹内先生は地温調査研究会を創設された方で
一度ココでも紹介させて頂きましたので詳しくはコチラで。

数々の御本は出版されてこられたのですが
今回はその今までの調査研究を総括した書籍という事で
お声掛け頂き「水ミチ」と書いて欲しいというお話だったのですが
「水ミチ」と書くのでしたら・・水で書く・・? と思い立ち
ソレがをそのままビジュアルに採用して頂きました。


本を開くとこんな感じ。「水ミチ」


水を吸い込まない鳥の子紙に水で文字を書き
そのままだと表面張力が足りないので、水の線の上に水を足していくと
線の部分がプックリとした水溜りの様に成ります。

何が難しいって撮影です。
白い紙の上に透明な液体ですから・・・。
光の調節を色々やっていると、どうも横から光が入ると立体感のある水の線が出るので
これは早朝に製作撮影していました。
というのも私の製作部屋は東窓。
日が昇り始めてスグが一番真横からの光ですから
そこに合わせられる様に書き上げました(笑)。

そんな風に撮影したのがコレ。


地下水って地面を掘っていくと、粘土層があってソコにあると単純に考えていません?
実は層の様にあるのではなくて地下水の道があるそうなのです。
ソレを「水ミチ」と言ってる訳です。

この「自然地下水調査法」では現地で実施する際の手順、解析、解釈の方法に付いての記述
「日本各地の地下水温」863箇所における4726本の地下水温についてまとめたデータ。
「温度測定による流動地下水調査法」(1996年 古今書院)を基にして、その後の研究成果を踏まえて
多点温度検層および単孔式加熱型流向流速計の部分を全面的に改訂した書籍
(本書はじめに より)ということです。                          

学術書ですので決して一般向けの書籍ではありませんが
きっと専門の方の有益な研究成果、データとして役立てられ、それらが私達の生活に
密接に関わられるものとなってくれれば嬉しいですね。




  
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2017年04月18日

VRで書道パフォーマンス。

東アジア文化都市2017京都でのトーチカさん製作の映像作品でも
そうでしたがVR(バーチャルリアリティー)を使ったライブパフォーマンスを披露するイベントがありました。

詳しくはご紹介できないのですが
巨大なモニターを使いショーにするモノだったのですが
今まではVRの紹介やゴーグルをはめて見てもらう事が前提だったのを
モニターの映像のみで楽しんで頂くというモノ。

確かにお客さんにとってはその方が気楽ですし
より多く方を対象に楽しんで頂く事ができます。

この企画がスタートし色んな方法を思い描き、話し合いました。
今回のショーでは実現できなかったモノもあったのですが
その内の一つが「東アジア文化都市2017京都」の映像作品のメイキングで
使われている私が映像の中に実際に登場している表現。
映像で合成する訳ではなく、ライブでもこの表現はできるのです。
書いた文字を突き抜けるなんてVRならでは。

東アジア文化都市2017京都プロモーション映像メイキング



他にもライブだからできるパフォーマンス企画はあったのですが
それはまた機会がありましたらご紹介させて頂きます。
撮影:株式会社 Skeleton Crew Studio

衣装:TIRINITAS

とにかく単に私が見ているバーチャル世界をモニターで見て頂くというよりは
その世界を疑似体験できる様に構成し、映像作品としても面白く表現する様にしました。

きっとこれからもっと面白い表現が可能に成っていく世界で
想像している表現も実現できるときっとスゴク楽しめるモノだと思いますので
今後の機会も非常に楽しみです。

企画&協力:株式会社 Skeleton Crew Studio
  
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2017年03月15日

VR書道(!)で映像作品に参加 東アジア文化都市2017京都

東アジア文化都市2017京都というのが今開催されていまして。詳しくはHPを。

簡単に言うと日中韓の文化交流なのですが
今年は京都市、長沙市、大邱広域市の三都市にて開催。

そのプロモーション映像の制作に関わらせて頂きました。

製作の中心はトーチカさん。
色んな方面で活躍されていますので
PIKAPIKA等の代表作を見れば分かる方も多いと思うのですが
私もNHKのクリエーター番組で何度か作品は拝見した事がありました。

他に
NAZE (現代美術)
Shing02 (作詞・MC)
山路敦司 (作曲)
CEKAI (グラフィック) 敬称略 

など京都を拠点に世界で活躍する若手アーティストさん達とご一緒させて頂き
カッコいい映像作品が完成しました。

製作東山 アーティスツ・プレイスメント・サービス(HAPS)
ディレクター:トーチカ

この映像の詳細はHAPSのHP http://haps-kyoto.com/timetravelguide/へ。

制作チームからのメッセージ
「歌詞にある"time travel"という言葉は,この作品の映像や音楽におけるtraditional(伝統)
ancient と modern(古代と現代)の行き来を示しています。
それは京都というまちの特性であると同時に,過去から未来を眺める
あるいは未来から過去を眺めることによって,人間の知恵や歴史,ヴィジョンを捉え
そのことによって過去を乗り越えた先にある未来としての平和を象徴しています。」

ここ最近VRを使った書の表現に関わらせて頂く事が多く成ってきましたが
今まではヘッドセットを付けた人だけが分かる世界でした。
それをまた編集し、映像と一緒にする事で
新たな表現ができています。


「音」が横を向くと「♪」に成るなんかはVRならではの表現ですし


この「香」なんかも立体的。

龍なんかスゴクカッコいい表現ですよね。

今後メイキングの制作も進んでいるらしいので
ソレも是非お楽しみに。きっと楽しめると思いますよ。

  
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