Contemporary Japanese calligraphy artist Hiroshi Ueta

2012年01月28日

ライブ告知


いつも直前の告知で申し訳ありません。
私の所属していますバンドTHE EBIZ(エビス)が
ライブをします。

1月29日(日)
18時オープン 19時スタート
チャージ 当日1000円
場所: 拾得(じっとく) 大宮丸太町上ル
対バン: トリプルトラブル(19時~) エビスは20時頃~

ライブが終わればゆっくりお話も出来ますので
どうぞ遊びに来て下さい。
  

Posted by HIROSHI UETA at 04:17Comments(2)TrackBack(0)書道とブルースの境。

2012年01月24日

刺激は大事!


昨年の木津川アートで挑戦した砂文字。

面白かった展示会を二つ紹介します。
どちらももう終わってしまってるのですが
ART FORUM JAFROで行われてた「第9回書と非書の際(きわ)」。
今までも何度か拝見している展示会ですが
いつも新しい墨の表現を見せて頂き楽しませて頂いてます。

出品作家も贅沢で
「サントリー響」やドラマ「新撰組!」のロゴ等で有名で
昨年お会いして、柔らかな人柄に感動した荻野丹雪さん
ベンツのポスターやドラマ等でも指導され
海外でも活躍されてる祥洲さん等も参加されています。

挑戦的な墨の表現で楽しませて頂いたのですが
驚いた事に皆さん既に大御所の方々なのに作品が若いのですよ。
みずみずしくって、破天荒で。
前から表現が面白くって気に成っていたモリ・ナヲさんなんか
私と同世代かと思っていましたら
なんと70歳以上の方と聞き衝撃。
新井九紀子さんの作品も素敵でした。

いつまでも落ち着く事無く、新しい物に目を向け
表現を模索し続ける姿勢を感じる事が出来、身の引き締まる思いの展示会でした。
ちなみに京都市内での展示は終わったのですが
京都府舞鶴の「まいづる智恵蔵」での展示は~29日迄あります。

もう一つは
京都文化博物館5Fで開催していました「第24回京都美術文化賞受賞記念展」
もう既に有名な方々の展示だと思いますが
版画家の山本容子さん、ファイバーアートの小林尚美さん、現代美術家の森村泰昌さん
特に山本容子さんの障子、書け軸、衝立等の和表装の展示が洗練されてて非常に参考になり
小林尚美さんの光の演出にセンスを感じました。

既に終わった展示会で参考に成りませんが
もし次の展示がお近くでありましたら、この方達は要チェックですよ。
  

Posted by HIROSHI UETA at 02:14Comments(2)TrackBack(0)お薦めの展示会

2012年01月20日

作品入れ替えました。


作品「いのり」Pray 
シルクスクリーン 大理石粉 黒谷和紙 510×340(mm)
silkscreenprint, snowpowder on KUROTANI(KYOTO)Japanese paper 
協力:今泉版画工房

京都芸術センター(元明倫小学校)内の前田珈琲さんに
長らく作品を一点展示させて頂いてますが
今年に入り久しぶりに上画像の作品に展示替えしています。

一見白いだけの作品ですが
よく見て頂くと白い砂状の線で描かれています。

以前紹介させて頂いたアクセサリー
元作品ですね。
どうぞお近くの際は覗いてみて下さい。
チナミに
前田珈琲さんのラベルの文字も
私の書いた物ですので、メニューを開いた際は
一緒にご覧頂けたらと思います。

  

Posted by HIROSHI UETA at 01:54Comments(0)TrackBack(0)作品/Works

2012年01月10日

良い年にしましょう。


「井守大明神」鳥居

全国で成人式が行われている時ですが
新年明けましておめでとうございます。

今年の正月は四国で迎えました。
初詣は近所の井守神社という所に行ったのですが
その井守大明神と書いたのはナント憧れの三輪田米山

愛媛の神社の神官であった米山は、仕事が終わると一升瓶を片手に酔っぱらいながら
檀家の家に赴き書いていたという米山の書は
野太く、独特の風通しの良い間合い、力強さがあるも気負いの無さ。
私のとは随分かけ離れていると思われるかも知れませんが
その懐の広さに憧れます。

米山の書は数多くある訳ではありませんが
愛媛県周辺の神社の石碑に多く残されて居ます。

米山に迎えてもらって良いスタートを切れました。
  

Posted by HIROSHI UETA at 01:00Comments(0)TrackBack(0)マイ・フェイバリット

2011年12月30日

絆の本当の意味。


「きづな つな つなぐ」 900×600(mm)×3 
綱型エンボス 蝋 黒谷和紙

                              <クリックで大きく見られます→>
2011年は様々な事がありました。
で 今年を表わす一文字は「絆」でしたね。

私も「手をつなぐ」という事をテーマに作品展をしました。

しかし、実はこの「絆」というこの漢字の成立を調べますと
「牛や馬を綱で繋ぎとめる」「拘束する」という意味合いが出てきます。
「繋」ぐも同様。今の意味とは違いますが糸ヘンである理由が分かりますよね。

という事で「綱」を調べると
ツクリの岡は、金属を鋳造する時の型と火の意味があり
綱に「断ち切りがたい、つながり、きずな 」の意味が現れました。

そこで今年神戸のSagaさんで展示した作品。
3枚の和紙に渡り、繋がる様に縄模様をエンボスで入れてあります。
真ん中は縄で「な」の形をしています。

蝋を溶かして書いた部分は半透明に成るので
バックライトで文字が浮かび上がる様にしてあります。

きづな

つな

つなぐ

言いたい事伝わったでしょうか。
今年の事を忘れないでこれからも手を取り合っていきましょう。
皆さま良い年をお迎え下さい。

  

Posted by HIROSHI UETA at 20:58Comments(0)TrackBack(0)作品/Works

2011年12月19日

似てる?ポロック。


JACKSON-POLLOCK ナンバー4
ジャクソン・ポロックが1956年に亡くなって55年。
日本で初の回顧展が愛知県美術館でポロック展が開催されています。

私にとっては2003年初めて京都での個展の際
フラッと入って来られた絵描き風のお爺さんに
「好き勝手な絵を描いてるなぁ・・・まったく分からん・・けどエエなぁ。
なんかポロックに似てるわ」と言われた事が印象的でそれからポロックを意識しました。
その方はポロックが好きだった様で、後日画集を見せてもらったのですが
確かにポロックの描くは伸びやかで、粘っこく、自然で、確かに私の目指すものでした。

ポロックの絵に関する評論は色々ありますが
本人の言葉が一番だろうと思うので1968年の「美術手帖」に本人談がいくつか
ありましたので参考までに記しておきます。


料の流れをコントロールする事は
かなりの程度まで可能であるように思われる。
私は偶然は使わない、なぜならわたしは偶然を否定するからだ」

たしの絵はイーゼルから生まれてくるのではない。
わたしは描く前にカンヴァスを張ることすら滅多にしない。
わたしは張ってないカンヴァスをかたい壁や床の上にとめることの方を好む。
わたしにはかたい表面の抵抗が必要だ。床の上だと、わたしはずっとのびのびできる。
わたしは絵をより身近に、絵の一部の様に感じる。
このやり方だと、わたしは絵のまわりを歩き、四方から制作し
文字どおり絵のなかにいることができるのだから。
これは西部のインディアンの砂絵師たちの方法に近い。」

たしには“抽象表現主義”などどうでもよい・・
それにこれは明らかに“非対象的”でも“非再現的”でもない。
わたしはある時にはきわめて再現的であり、またいつでも少しは再現的である。
しかしあなたがあなたの無意識をもとにして絵を描けば
形象は生まれ出ずにはいない。われわれはみなフロイトに影響されている。
わたしは長いことユンクの徒だった・・・絵は存在の一状態である・・・
絵は自己表現である。すぐれた芸術家はだれでもあるがままのの自分を描いている」
  

Posted by HIROSHI UETA at 19:23Comments(0)TrackBack(0)マイ・フェイバリット

2011年12月05日

プレゼントはアート


今年のクリスマス商戦のスタートが早かった気がしているのは
私だけでしょうか?
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今年も大阪・天満橋のあーとスペース夢玄さんで開催する
夢玄のクリスマス展」に参加させて頂きます。
日時:2011年12月5日(月)~17日(土)
    11時~19時(期間中11日休廊 最終日も19時まで)

    *17日はパーティーが開催されますので多くの作家も在廊していると思いますよ。
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今年は超シンプルなシルクスクリーンの作品「いのり」と
それを題材にしたアクセサリーを出品させて頂きました。

他に出品作家が27組。
搬入に覗いてみますと
アクアリウム、レザークラフト、アクセサリー、イラスト、版画、ペーパークラフト等々
色んなジャンルの作品が並んでました。

一味違ったプレゼントを探すのには
ピッタリな展示に成っていると思いますよ。

お近くの際は是非足をお運び下さい。
  

2011年12月04日

母校で講演


11月29日母校四国大学
後輩にあたる書道文化学科の在校生70名程集まって頂き
お話をさせて頂きました。

内容は私の最近の活動からそれに行き着いた経緯。
ポートフォリオの作成の意味と必要性。
作品作りとデザイン仕事の違いとその進め方。
最終的には結局は人との繋がりが大事という事で
お話させて頂きました。

書道の世界にばかり居てると見落としたり
見えなくなってくる事も多くあります。
それを今一度見直してもらう事と
視野を変えると別の広い世界がその先にもあるという事に
気付いて欲しかったのでした。

私の様な活動をしていると
人の繋がりの大切さを身を持って感じる事が多くあります。

つい自分が自分がと成ってしまいそうな表現の世界。
しかし、一人では何も出来ないと気付く事も必要な事だと思っています。

私も年浅な人間ですが
そんな話にも共感を覚えてくれ
参考に成ったという感想を多く頂き
私自身力を頂いた講演に成りました。

大学の先生もこちらで書き残して下さっています。
  

Posted by HIROSHI UETA at 20:01Comments(0)TrackBack(0)メディア/Media

2011年11月28日

たまには振り返る。


26歳頃の作品 「かほり」


私の母校、四国大学書道文化学科の学生達に向けて
お話させてもらう事に成りました。

書を勉強していて卒業したらどうするのか?
学校の先生か塾の先生か。
私が学生の頃はその選択肢しか見当りませんでした。

(悩んだあげく海外逃亡したのですが・・。)

アートの世界に足を踏み入れだしたのも26,7歳位ですから
美大を卒業した人達から比べると遅いですよね。
デザインの仕事をしだしたのはもっと後です。

今はTVに出てる作家さんや、デザイン書道という言葉もある位ですから
もう少し選択肢が増えているのでしょうが
どうすればその世界に入って行けるのか。
キッカケはどこにあるのか。

私ので参考に成るのか分かりませんが
私が学生の時に聞きたかった様な話が出来ればイイなあと思っています。
四国大学の皆さん宜しくお願いします。

  

Posted by HIROSHI UETA at 06:03Comments(2)TrackBack(0)道程

2011年11月18日

T-シャツ オーダー

こんな事もやります という紹介。
T-シャツに書いてというリクエストがあり
久しぶりに書きました。
依頼者の名前をアルファベットで        「YOSHIKO」
白と赤、黒に金を混ぜた3色で仕上げました。
手描きの場合、いわゆるプリントでは入れられない
場所にも書ける所が良い所なので
右袖にも大きくOを書いてあります。
あまり文字として見えてしまうと逆に恥ずかしい物ですので
筆のラインという感じの雰囲気で仕上げました。

「こころ」
これは白と黒金の2色です。
白でポンポンと「こ」を書き
黒金で「ころ」です。
インクの落ちた感じを入れ、生々しい勢いのある雰囲気を出しました。

どちらもレディースT-シャツなので
首の周りが広く、ウエストにかけてシェイプもしてて
綺麗なラインが出せる仕様に成っています。
そういった所も喜んで頂けました。
画像には写っていませんが首後ろ、半袖は袖に印も入れました。
  
タグ :手描き書道

Posted by HIROSHI UETA at 18:16Comments(0)TrackBack(0)依頼作品/made to order

2011年11月16日

砂と光の書(木津川アート2011展示作品)


木津川アート2011無事に終わりました。
今回も多くの方にお出で頂き、新しい出会いや再開
御近所さん達との暖かいふれあい等
木津川アートらしいアットホームな雰囲気で楽しませて頂きました。

お出で頂きました多く皆様、御協力頂いたボランティアスタッフの皆様
面白い作品を見せてくれた作家の皆さんありがとうございました。

2回目の開催という事で、地元の方も楽しみして頂いてて
「今回はどんなの?」と前回との違いを楽しんで頂いた方
私の作品を目指してお出で下さる方もいらっしゃり
嬉しい思いも多くさせて頂きました。

前回とは全く違った表現」と多くの方に言って頂いた作品を紹介します。
画像はクリックして大きく見られます

入って正面「つなぐ」と地面に書いた「手」「と」、紙の上の「手」地面の「と」と「を」 

今回のテーマは夏からの個展に引き続き「手と手をつなぐ」事。
一人ひとりが繋がっていく事を、一粒一粒合わさって文字に成るというコンセプトで
全て砂で文字を表現しました。

地面にある文字は砂を置いただけですし、紙の上の文字も
砂を貼り付ける様にして制作しています。

展示場所の倉は薄暗く、2ヶ所の天窓と入口に引いた暗幕の下から入り込む
自然光だけでご覧頂きました。

砂が紙に付いている様子。「つなぐ」の「つ」の後ろから入ってくる直射日光が右の壁に当たり
鏡で左の壁の鏡に当て、正面「つなぐ」の足元の鏡に当たる様にしている。
時にはプリズムが見られる。

方3時頃以降この天窓からは、直射日光が入り込む為
それを鏡を使って反射させ、光の線を入れる仕掛けもしています。

しかし、太陽と光の移り変わりは速い物で
ドンドン光の当たる場所が変わるので、慌ただしく鏡の場所を移動させていました。




これらの作品は今回だけの展示でもう既に作品は無く成りました。
砂は掃き集め、紙の作品も2度と使えません。
こういうインスタレーション的作品の制作は初めての試みでしたが
得る物が多く有り、お客さんの反応も面白かったです。

今は予定ありませんが、またの機会がありましたらこういった物も
制作してみたいと思います。 楽しみにしていて下さい。

  

Posted by HIROSHI UETA at 04:16Comments(3)TrackBack(0)作品/Works

2011年11月08日

木津川アート開催中


11月3日から始まってます木津川アート
2回目の開催という事もあり
地元の方も暖かく見守って下さり、応援頂いてる様子
楽しみにして頂いてる様子が垣間見られ
このイベントを快く受け入れてもらっているのかなあという気がしています。

またTV、ラジオ、チラシ等でイベントを知り
遠方から駆けつけて下さっている方も多い様で
朝から各会場を回られ
作品と共に、木津の町の面白さも感じ取って頂けてる事も
嬉しく思っています。

私の展示している元JA山城倉庫は
ご近所のお爺さんが生まれた頃からあったと言っていましたので
70年~90年前からある米蔵で
戦時中は白壁が目立って、狙われてしまうと
墨書きされた跡を今も残す雰囲気のある会場です。

この倉庫には3人の作家の作品が展示されて居り
それぞれ趣の違ったインスタレーション作品を展開しています。

そう 私も初めてと言っていいのですが
今回インスタレーション作品に挑戦したのです。

ここでの展示が終われば、他で流用が出来ない物を作ってしまいました。
ですので、今までの私の作品を御存じの方には
「こんな事も出来るのか」とご覧頂ければと思っています。

お勧めの時間帯は晴れ日の午後3時~4時頃
良い感じの西日が倉庫の中を照らし出してくれます。
8日(火)、12日(土)、13日(日)はずっと会場に居りますので
お誘い合わせの上ご覧頂ければと思います。

木津川アート2011 http://kizugawa-art.com/
  

2011年10月29日

木津川アート2011


昨年に引き続きの参加と成りますが
アートイベント「木津川アート2011」に
今年も参加させて頂く事に成りましたのでお知らせさせて頂きます。

木津川市は奈良時代からの長い歴史を持ち
京都と奈良の県境の町です。
その町に点在する、アートを感じさせる場所を
作家自ら探し、そこに作品を展示する町ぐるみのアートイベントです。

昨年は、取り壊し予定の銀行、江戸時代からの旧家、里山、幻の大仏鉄道跡地等が
展示場所と成り、地元のみならず関西近郊の方々、なかには関東からも
足を運んで頂く事が出来、美術評論家からも高評価を得る事が出来ました。

今年は隣接するJRの3駅(木津駅、上狛駅、加茂駅)から歩ける範囲内に
展示場所を点在させる催しと成り、作家も今回は多数の応募があったらしく
厳しい審査から選ばれたツワモノ達が揃っている模様。

私の展示する上狛駅付近は
江戸時代からの環濠集落の様子を残す旧家群。
福寿園を中心としたお茶屋問屋ストリート。
戦火を免れる為に漆喰壁を墨書きした倉庫等、
散策するには持ってこいのスポットに成って居ります。

どうぞ古い街並み散策とアートを感じる一日を楽しんで頂く絶好の機会として
足をお運び頂ければと思います。

*イベント会場周辺にお出で頂きますとパンフレット、チラシ等が
  配られて居りますので、そちらを手に歩いて頂けますと迷わず楽しんで頂けると思います。

木津川アート2011 http://kizugawa-art.com/
  日時11月3日(祝)~13日(日)
      10時~17時(最終日16時迄)
   <上田普作品展示場所 山城JA倉庫>
  

2011年10月19日

年賀状デザイン販売中!


はやくもこんな時期がやって来ました。
「もう年賀状!」そんな声が聞こえてきそうです。

さて今年も年賀状用の文字デザインをやらせて頂きました。
来年は辰年ですので「辰」「龍」「りゅう」の文字を4パターンで掲載されております。

こんなんあっても面白いよね。 と思って
画像の「どらごん」も提案してはみたのですが
ボツに相成りました(ハハ)。

どんな物が採用されたのかは見てのお楽しみという事で。
多くの書店で既に販売されて居りますので
お立ち寄りの際は是非ご覧頂き、宜しければ来年の賀状にお使い頂けると嬉しです。


年賀状素材集 和の彩り 辰年版
アスキー書籍編集部 編
定価:1,239円 (本体1,180円)
形態:A4変 (192ページ)
付属品:CD-ROM×1枚
  

Posted by HIROSHI UETA at 04:29Comments(0)TrackBack(0)依頼作品/made to order

2011年10月16日

奇書「龍潭譚」完成!



字を書かせて頂いた絵草子「龍潭譚」が200部限定で完成致しました。

以前紹介させて頂きました
現在金沢の泉鏡花記念館で開催している
泉鏡花×中川学 龍潭譚 Mac×Illustratorでよみがえる幻妖の美の世界」展は
こちらの絵草子(絵本)が元案に成っています。

画像では分かりにくいかも知れませんが
表裏表紙は金属の錫(スズ)で、題字は銀箔押されています。

泉鏡花の幽玄な世界観を中川学さんの和ポップなイラストで見事に表現され
その各章の空気感をハンマーダルシマーとシンセサイザーで誘って下さる山口智さんの音楽。
装丁、デザイン、アイデアでド肝をヌイてくれたのはiD.の泉屋宏樹さん。
こだわりの本を実現して下さり、より高みまで表現して下さった今泉版画工房さん。
紙の良さ、印刷の美しさも抜群です。

関わる事が出来た事が非常に嬉しく感じる
印刷からクリエイターまで全て関西で作られた作品とも呼べる本が完成しました。

この題字を書くにあたって
読めないほど崩してもイイよと言われはしましたが
こういう題字は読めないと意味が無いと思いましたし
相手は文豪 泉鏡花です。下手な書は書けません。
幽玄さと、品格みたいな物を思いえがいていました。

難しいのは文字的に「潭」と「譚」が続く事。
同じ様に書いてしまっては変化が無くおもしろくない。
ヘンとツクリを上下に動かしたり、離してみたり、奇をテラってみたり。
色々と試行錯誤し書き上がりました。

この絵草子「龍潭譚」にはオフィシャルHPもあり
詳細な紹介がありますので是非ご覧頂き、お手にして頂ければと思います。

ちなみに現在書店に並んでいるデザイン系雑誌「アイデア」にも紹介されています。
お立ち寄りの際はそちらも是非ご覧下さい。

絵草子「龍潭譚」 オフィシャルHP: http://www.ryutandan.net/




  

Posted by HIROSHI UETA at 03:54Comments(0)TrackBack(0)依頼作品/made to order

2011年10月11日

夏目漱石の句


「秋の江に 打ちこむ杭の 響かな」
           夏目漱石

(澄みわたる秋空。広い入江。そこに打ちこまれる杭の音が遠くから響いてくる。)

教室で用いた題材です。
半紙横半分にして書いてもらいました。

書道教室って漢字を書いたり、創作をしたりという内容が多いですが
実用というジャンルもあって
実際に生活の中で筆を使う事を考えると
こういった小筆の場面の方が多いですよね。

そういう事を考えて
崩し過ぎないで、漢字も平仮名もある題材を取り上げます。

手紙、年賀状、芳名を求められる時
そういう時の為の練習ですね。

小筆は慣れが大事という所があるので
持つ機会が多ければ多いほど上手く成ると思います。

書道教室 http://hiroshiueta.kyo2.jp/e84455.html
  

Posted by HIROSHI UETA at 03:07Comments(0)TrackBack(0)書道教室

2011年10月07日

才能の有無


縁あって京都造形大内のギャルリ・オーブで開催されている
庭の見世物小屋 東義孝」展を見てきました。

東義孝さんは1977年生れで、京都造形大で学ばれた後
東京のギャラリーと契約し、日本での個展の他ニューヨークでも活躍され
美術館での企画展等にも展示されていましたが
2010年惜しくも亡くなられた作家です。

そんな彼の回顧展としての展示が母校で開催されているという事でした。

私もアートイベントを介して知り合った作家さんで
若くして亡くなってしまわれた方がいらっしゃいます。
活躍出来ていた訳でもなく
ホントにこれから頑張って行きましょうという方が
絵だけを残して亡くなられたという現実に
いったい何が出来たんだという虚しさと
残念さが入り交じり胸が痛く成りました。

東さんの作品も活躍されていたとは云え
まだまだ模索されてた跡は見えましたし
徐々に腕が上がっている所も、洗練されてきている所も目に見えました。
しかし、正に志半ばで筆を置く事に成ってしまった事に対する
残念さが感じられました。

その人に才能があるのか無いのかと
よく言われますが
そんな事は誰にも分かりません。

芸術の世界にも正解がありませんから
その作品が社会に強い影響を与えた人、マーケットにウケた人は
後に才能があったと言われるでしょう。

言える事は
その可能性を持っていた人が
残念ながら亡くなられたという事。

私も同じ道を志す者として色々考えさせられる機会を頂きました。
今彼が願う事ととすれば
彼が残した作品がより多くの方の目に触れてくれる事でしょう。
残り少ない日程ですが、是非お近くの際はお立寄り頂ければと思います。

庭の見世物小屋 東義孝
日時 10月10日(月・祝)まで
    11時~18時(最終日16時迄)
入場料 なし
休館日 なし
ギャラリートーク
10月9日(日) 15:00~16:30
会場: ギャルリ・オーブ(京都造形大学 内)
担当: 榎本耕一(アーティスト)、東明子(パートナー)
     参加料 無料 ・申込不要
  

Posted by HIROSHI UETA at 03:04Comments(0)TrackBack(0)お薦めの展示会

2011年09月29日

ラジオ動画配信中


京都三条ラジオカフェ出演してきました。
写真は放送終了後DJの隅井孝雄さんと松岡千鶴さんと一緒に。

普段はJazzを中心に紹介されているらしいのですが
私が出ましたらそりゃブルース一色ですね。
オープニングからリトル・ウォルターのジュークで始まり
ハーモニカ生演奏2曲。
エンディングに所属バンドエビスの曲。
計4曲を披露させて頂きました。

マイクチェックから始り、一寸雑談もスタジオでやっていましたので
リラックスムードでいつの間にか始まり、終わった感じでした。

書の事、音楽の事、概ね話して20分てキチキチですね。
思っていた事の2/3位しか話せなかった様な印象です。
放送の模様は下記ustreamで動画配信されていますのでどうぞご覧下さい。
始め1分40秒は無音ですが放送ではジュークが流れていました。

ustream 2011/09/28OA http://www.ustream.tv/recorded/17551344

  

Posted by HIROSHI UETA at 03:56Comments(2)TrackBack(0)書道とブルースの境。

2011年09月27日

告知ラジオに出演

突然の告知ですが
9月28日(水)午後3時30分~50分京都三条ラジオカフェに出演する事に成りました。

書をしつつも
ハーモニカ(ブルースハープ)も演るという所を
面白がって下さり
ハーモニカ持参しての出演と成りました。

生放送という事ですので
どんな流れに成るか分かりませんが
私の別の一面も聞いて頂ければと思います。

京都近辺の方しかお聞き頂けないかと思いますが
御都合宜しければお耳を傾けて頂ければと思います。


えっそんなの知らないという方に補足。
音楽履歴
中学からギターを始め。
高校ではバンドを組んで学際などで演奏。
大学でブルースと出合い、ブルースバンドでドラム担当。
海外に持っていける楽器としてハーモニカを始める。
中国留学中は、在中アメリカ人達とバンドを組んでバー等で週2、3回演奏。
カナダのワーキングホリデービザを取得し
シカゴに近いという理由でトロントに居住。
週2~4でセッションに通う日々を過ごす。
勿論シカゴでブルースフェス開催中は、シカゴに滞在し
レポート記事も依頼され、カナダの日系誌に掲載された。
帰国後はエビスというバンドでハーモニカ担当。

中国・杭州「夢之湖」にて筆者一番左 1999年


カナダ・トロント「ブラックスワン(Black Swan)」にて筆者ステージの一番右 2001年
  

Posted by HIROSHI UETA at 02:21Comments(0)TrackBack(0)書道とブルースの境。

2011年09月27日

親子展無事終了


初めて母親と開催しました二人展
 「墨戯」宮本信代 上田普
無事に終える事が出来ました。

台風のあった初日からも連日多くの方にお出で頂き
充実した6日間を過ごす事が出来ました。
ありがとうございました

しかし、折角遠方からお出で下さったのに
ゆっくりとお話する事が出来なかった方も多くおられ
失礼した事も多く有ったと存じます。
次の機会に是非ゆっくりとと思いますので
どうぞ御了承下さいます様よろしくお願い致します。

普段私の作品をご覧頂いてる方も母親の作品を見て
「ルーツを見た様な」とか「謎が解けた」とか
何らかで納得されてる方も多く居られ
また、「お母さんの方が好きだねー」と転向を公言される方までいらっしゃる始末。(笑)
どちらにしましても楽しんで頂けた展示に成ったのではないかと思っています。

しかし、驚きましたのは母親のファンの多い事。
年一回開催している、大阪・池田市での個展のお客さんが
ホントに多くいらしていました。「お母様のファンで」という言葉をよく聞きました。
親ながらさすがです。

今回は良い機会を持つ事が出来ました。
次回はいつに成るか分かりませんが、またの機会をどうぞ楽しみに。
ありがとうございました。