Contemporary Japanese calligraphy artist Hiroshi Ueta

2018年09月25日

イベント情報付。「京都×パリ」コラボレーション企画進行中

パリの装丁アーティストジュリーとのコラボ企画も着々と進行しています。
メール、メッセンジャー、事務局も同席しsypeなんかでも話しあい。
互いにどんな風に進行してるのか確認しながら進めています。

製作しているのは2点。
今は一応”ISHI-book”と”KONSEKI-book”と呼んでいますが
どちらも面白い方向で進んでいて完成するのが本当に楽しみ。

ISHI-book はジュリーのアイデアでなんと動く本に!!
でもイメージとしては床の間に飾って、掛軸と花に代わる様な本に。

KONSEKI-bookはオブジェ的でもありながら
読みモノでは無いですが、ページをめくりながらその
動きを楽しんで頂ける様な本に進んでいます。

イメージを共有する為に送り合った資料

道具

床の間イメージ

お坊さんの修行“行”の説明の為に。

重箱の使い方イメージ

掛軸の八双部分

箱の中の仕様イメージ

漆紙

離れた場所で、それぞれ違う価値観でひとつのモノを作るとなると
どうしても説明が多く成りますね。
でもこの一個一個をクリアにしていかないと大きな誤差になる事も今回の事で学びました。
よく言ってしまう「まあだいたいこんな感じで」という曖昧な感じでは伝わらないですね。

いよいよ来月にパリのアーティストが京都にやって来ます。
アチコチ一緒に見て周ったり、製作も進めるのですが
ひとつ大入さんという経師さんの所に伺わせて頂くのですが
なんと私が番組タイトルを書かせて頂いた「京職人手帖」に出演されていました。

素晴らしいお仕事でしょ。嬉しい偶然です。
拝見させて頂くのが楽しみ。

この時期ちょうど京都×パリのイベントも幾つか開催されます。
・夜にギャラリーを見て周る芸術祭 ニュイ・ブランシュKYOTO 2018 
・パリ市京都市友情盟約締結60周年事業「響き合う創造Création sous influence
どうぞ芸術の秋。パリの雰囲気を楽しんでみて下さい。

そして私達のコラボレーションもどうぞ楽しみに!

  
  • LINEで送る


2018年07月08日

「京都×パリ」パリに行って来ました。


空港からバスに乗り、始めの到着地オペラ(ガルニエ宮)

前回書きました。
京都とパリのアーティスト、職人をコラボさせる事業の
第一弾として京都から選出された10人(組)が
パリに集合しました。

私にとっては初パリで色んな人からスリだとか、街が汚いだとか聞いていましたが
私にとっては人も良く、さすが世界の観光地、外国人慣れしてるな~って感じ。

この事業では基本的には個々で動きますので
自分でホテル、飛行機を手配して現地集合が原則。
先ずは「お疲れ様~。お久しぶりです~。こんにちわ~」って感じでパリ市庁舎に集合し
担当の方が市庁舎を案内下さいました。

パリ市庁舎内


議会内

私は議長席を頂きました。



私達が行った前日はコシノジュンコさんのショ-が行われてたとの事。
もうすっかりそんな雰囲気はありませんでしたが十分にゴージャスな市庁舎でした。

その後街を案内して頂きながら徒歩で移動。


バスティール広場


アトリエ・ド・パリ(Ateliers de paris)

オープニングパーティーの為、今回の本拠地アトリエ・ド・パリ(Ateliers de paris)へ。
初めはオブジェかと思ってよく見ると全て食材。
パーティーの食事でした。
アクリルパネルで区切られフランス料理と日本料理が対比されています。
素材がドーン!って感じですがしっかり味付けされてて美味しかった。





京都の皆さんパリにお越し頂きありがとうござました~という感じ。

食事も楽しみながらパリ側のアーティストと挨拶。
初めましてぐらいのつもりが、既に自分の作っているモノに対して
熱い話し合いが始まりだし止まりませんでした。
そんな中、京都市長も登場。

現地2日目、早速本題が始まります。
朝9時から今回の企画をもう一度全員でおさらいし

自己紹介を兼ねて少し自分の仕事を紹介。


Michel Pochonさん 
馬具の製造技術を使いもう既に様々な有名ブランドの仕事を手掛けてる。

Florenceさん 繊細なコンテンポラリージュエリーを作られてました。

その後はパリのアーティスト側の本格的なプレゼン。
10のテーブルにそれぞれ自分の作ったモノを置き
コチラも一人づつ各テーブルに付き、時間が来たら次のテーブルと
いった感じでそれぞれの説明を聞いて周ります。

Anaisさんは藍染め作家であり、ファッションデザインもされてる。


Julieさんは製本作家と紹介されていましたが、本当はもっと奥深い仕事をされてます。
また後日キチンと御紹介します。

Valerieさんは日本ではあまり見掛けない、麦わらの寄せ木細工の作家さんで物凄い良い人。


Isabelleさんは陶磁器になるのかな。非常に繊細でデザイン性豊かな作風。


この時に注意して見ていたのは、作品の面白さは当然ですがそのクオリティーも。
作品の裏側も見ながら何処まで目の届くアーティストなのかを見させてもらっていました。
一緒に仕事する訳ですし、やはりどこまで信用できるのかというのは
きっと作品にも表れてると思うので。

またどういうプロセスでこのモノはできているのかも重要。
製作プロセスを聞くと自分がどこで入れば一緒にできるのか何となくイメージできますしね。

しかし1テーブル確か10分位だったと思うのですが
短時間でそういうのを見て、聞いてするのはホント疲れました。
本当はそれぞれの工房をまわる事ができれば一番良いのでしょうが
遠方の方もいらっしゃるとの事なので物理的に無理ですね。


昼休憩はいつもこんな感じで用意して下さいました。

さて、次は交代し、京都側のプレゼン。

井上雅博さんは京表具の三代目。でもアートワークも製作されています。

黒川徹さんは数多くの海外で活躍されてる陶芸家さん。
作品もですが、私的には彼のキャラが最高。

西村武志さんは友禅彫刻の職人さん。
パリには何度もお越しの様で、既に様々なコラボを展開中。

畳職人の横山充さんと、デザイナーのフローレンさん
なんと伊勢神宮や大徳寺の仕事もされてるとの事。

私は実際に書きながらお話し。


10人全員に説明していくのはなかなか大変です。
また互いに母国語じゃない英語でのやり取り。
スゴイ集中力と体力を使い、終わる頃には抜け殻になっていました。

このやり取りの中で自分のパートナー候補を絞り
第四候補までリストアップし提出。
あとは主催者側でスリ合わせをし、次の日の緊張の発表となったのですが
それはまた次回に。

  
  • LINEで送る


2018年06月07日

「京都×パリ」京ものアート市場開拓支援事業

京都市とパリ市の事業で
それぞれの市から10名(組)のアーティスト、職人を選出し
交流させる事で新たな創造を生みだし
発展させようという取り組みに
応募し(一次試験)・・・面接し(二次試験)・・・そして通りました!

(イメージね。まだ行った事ありませんから。)

これから一年ほどお互いの国を行き来しつつ
刺激を頂きながら、違った目線を取り入れ
何か新しいモノを作っていけたらと思っています。

京都からは表具師、織物、陶芸、漆芸、ガラス、畳など。
パリからは藍染、陶器、漆芸、ジュエリー、箔、製本、革、麦わら寄木という
ジャンルが出揃いました。

ジャンルだけで見ると
お互いそんなに変わらない?という印象なのですが
それは実際に見てみないと何も分りませんよね。

ともかく早速今月はコチラから向こうへ行き。
秋には向こうからコチラへやってきます。
そして来年早々に「メゾン・エ・オブジェ」に出展し
日本では高島屋さんが協力してくれるとの事。

舞台はしっかり用意されていますので
しっかりアピールできるモノを用意しないといけませんね。

ここ最近アートインレジデンスのヴィラ九条山
に滞在してるフランス人のアーティストが日本の紙や墨に
疑問があればウチに来るようになり
少しづつフランスづいてたのですが
まさかこんなに早く自分が行く事に成るとは・・という心持ちですが
しっかり色んなモノを吸収して来ようと思います。








  
  • LINEで送る


Posted by HIROSHI UETA at 20:00Comments(0)メディア/Media

2017年12月27日

映像製作 @時代祭館十二十二(トニトニ)

平安神宮のスグ隣に時代祭館十二十二(トニトニ)という商業施設が完成しました。
「365日、時代祭はここにある」そういう建物です。


それを可能にした映像があるのですが
その映像制作に関わらせて頂きました。

上部に長ーいスクリーン

アニメーションの行列が歩いています。

40mもある長いスクリーンと大きな3面のサイネージで
時代祭の行列、そして各行列の紹介をおこなっています。


この製作には実際に私の所で
書いている所を撮影し、文字が書かれていく所が表現されています。
この生れていく様な感じが生々しくて面白いんですよね。

筆と手もうつっています。


私の文字が登場し、その後実際に使われている装束や
行列の成り立ちなどが紹介されている映像になっています。
30~40パターン位ありますから見て楽しい映像になっていると思いますよ。



維新

白川女

升田学さんのワイヤーアートも数カ所に。

提灯の中、下にも行列が


平安神宮周辺の岡崎と呼ばれる辺りは
あまり飲食やお土産を買う所が無かったので
ちょっとの休憩、買い物をするにはもってこいの施設ができましたね。


また今後 秋元康 氏のプロデュースによる劇場も2階にできるとの事。(!?)
京都にアイドルの聖地ができるのか?
詳細は知りませんが、とにかく今まで京都に無かったモノになりそうな予感・・・。

色んなメディアでも宣伝して下さっています。
TRAVEL.JPhttps://www.travel.co.jp/guide/article/3633/
読売http://www.yomiuri.co.jp/local/kyoto/news/20171219-OYTNT50278.html

どうぞ京都岡崎の美術館や平安神宮参拝の折には
近くの時代祭館十二十二(トニトニ)に足を延ばして見て下さい。
--------------------------------------------
映像製作PixelEngine LLC.三谷正
アートディレクター:山崎なし
アートディレクター&ワイヤーワーク升田学
上田普


  
  • LINEで送る


Posted by HIROSHI UETA at 20:12Comments(0)作品/Worksメディア/Media

2017年12月12日

世界に向けて英語版「絵本化鳥」の発売と泉鏡花フェス2017


2012年に発売された絵本化鳥が今年英語版も完成しました。


装丁の美しさとイメージはそのままに上手くまとめたな~と
デザインの泉屋氏の仕事には感服。
日本の本には必ず付いてる帯が無くなったのもより洗練されて見えます。

日本語版では右にページをめくる装丁だったのが
英語では逆になったのが大きな違い。

英語版を製作にするのに色々大変だったと思うのですが
何より鏡花の独特の文体を理解した上で英語に訳せる方が見つかった事が
大きな事だったと思います。

その英訳をされたのがピーター・バナードさん
yahooニュースでも紹介されました。コチラ
そんないかに英語版化鳥が製作されたのか
11月に開催された泉鏡花フェスティバルで紹介されました。

トークの様子
私の前列の方は日本語版、英語版の両方手に持ち熱心に聞かれていました。

泉鏡花フェスティバル会場の金沢市民芸術村


トーク後は中川さんサイン会になりました。


絵本化鳥ワークショップ。
装丁デザインの泉屋さんMUSIC ZOOの安藤さんがステンシルを使ったワークショップを開催。

こんな素敵グッズが作れます。




化鳥グッズが入ったガチャガチャ!!

マスキングテープ

缶バッチ

2日間で9回も行ったワークショップが全て満席という盛況ぶり。

ちょっと時間があったので
金沢で135年の歴史を持つといううつのみや書店
その中の文豪カフェ あんず

そう! このロゴは我らが泉屋氏が製作。


ちゃんと英語版絵本化鳥がソコに

さすが歴史のある書店
100年前の創業30周年の時に贈られたという様々な著名人の書状

与謝野晶子

夏目漱石

日下部鳴鶴


さすが本拠地金沢です。
泉鏡花に関してものすごくウェルカムな感じがしました。
というか
そういうお仕事をさせて頂いたという事ですよね。ありがたい。

これから海外に向けて英語版 絵本化鳥いや"A Bird of a Different Feather"は旅立っていきます。
今後の展開が非常に楽しみですね。
ぜひ海外の書店で出会いたい!

もちろん日本でも購入は可能です。
絵本の中の本文、解説は英語になっていますが
鏡花の原文は日本語で入っていますので同時に楽しんで頂けると思います。

国書刊行会 http://www.kokusho.co.jp/np/isbn/9784336062086/
どうぞ宜しくお願い致します。

鏡花に似てると言われます。
なんなら寄せていこうかな・・。








  
  • LINEで送る


2017年05月13日

地下水は何処にある?書籍ビジュアルの製作「自然地下水調査法」

初めて本のビジュアルの仕事をしました。
しかも学術書。

自然地下水調査法 竹内篤雄著 コチラでも販売しています。
著者の竹内先生は地温調査研究会を創設された方で
一度ココでも紹介させて頂きましたので詳しくはコチラで。

数々の御本は出版されてこられたのですが
今回はその今までの調査研究を総括した書籍という事で
お声掛け頂き「水ミチ」と書いて欲しいというお話だったのですが
「水ミチ」と書くのでしたら・・水で書く・・? と思い立ち
ソレがをそのままビジュアルに採用して頂きました。


本を開くとこんな感じ。「水ミチ」


水を吸い込まない鳥の子紙に水で文字を書き
そのままだと表面張力が足りないので、水の線の上に水を足していくと
線の部分がプックリとした水溜りの様に成ります。

何が難しいって撮影です。
白い紙の上に透明な液体ですから・・・。
光の調節を色々やっていると、どうも横から光が入ると立体感のある水の線が出るので
これは早朝に製作撮影していました。
というのも私の製作部屋は東窓。
日が昇り始めてスグが一番真横からの光ですから
そこに合わせられる様に書き上げました(笑)。

そんな風に撮影したのがコレ。


地下水って地面を掘っていくと、粘土層があってソコにあると単純に考えていません?
実は層の様にあるのではなくて地下水の道があるそうなのです。
ソレを「水ミチ」と言ってる訳です。

この「自然地下水調査法」では現地で実施する際の手順、解析、解釈の方法に付いての記述
「日本各地の地下水温」863箇所における4726本の地下水温についてまとめたデータ。
「温度測定による流動地下水調査法」(1996年 古今書院)を基にして、その後の研究成果を踏まえて
多点温度検層および単孔式加熱型流向流速計の部分を全面的に改訂した書籍
(本書はじめに より)ということです。                          

学術書ですので決して一般向けの書籍ではありませんが
きっと専門の方の有益な研究成果、データとして役立てられ、それらが私達の生活に
密接に関わられるものとなってくれれば嬉しいですね。




  
  • LINEで送る


2017年04月18日

VRで書道パフォーマンス。

東アジア文化都市2017京都でのトーチカさん製作の映像作品でも
そうでしたがVR(バーチャルリアリティー)を使ったライブパフォーマンスを披露するイベントがありました。

詳しくはご紹介できないのですが
巨大なモニターを使いショーにするモノだったのですが
今まではVRの紹介やゴーグルをはめて見てもらう事が前提だったのを
モニターの映像のみで楽しんで頂くというモノ。

確かにお客さんにとってはその方が気楽ですし
より多く方を対象に楽しんで頂く事ができます。

この企画がスタートし色んな方法を思い描き、話し合いました。
今回のショーでは実現できなかったモノもあったのですが
その内の一つが「東アジア文化都市2017京都」の映像作品のメイキングで
使われている私が映像の中に実際に登場している表現。
映像で合成する訳ではなく、ライブでもこの表現はできるのです。
書いた文字を突き抜けるなんてVRならでは。

東アジア文化都市2017京都プロモーション映像メイキング



他にもライブだからできるパフォーマンス企画はあったのですが
それはまた機会がありましたらご紹介させて頂きます。
撮影:株式会社 Skeleton Crew Studio

衣装:TIRINITAS

とにかく単に私が見ているバーチャル世界をモニターで見て頂くというよりは
その世界を疑似体験できる様に構成し、映像作品としても面白く表現する様にしました。

きっとこれからもっと面白い表現が可能に成っていく世界で
想像している表現も実現できるときっとスゴク楽しめるモノだと思いますので
今後の機会も非常に楽しみです。

企画&協力:株式会社 Skeleton Crew Studio
  
  • LINEで送る


2017年03月15日

VR書道(!)で映像作品に参加 東アジア文化都市2017京都

東アジア文化都市2017京都というのが今開催されていまして。詳しくはHPを。

簡単に言うと日中韓の文化交流なのですが
今年は京都市、長沙市、大邱広域市の三都市にて開催。

そのプロモーション映像の制作に関わらせて頂きました。

製作の中心はトーチカさん。
色んな方面で活躍されていますので
PIKAPIKA等の代表作を見れば分かる方も多いと思うのですが
私もNHKのクリエーター番組で何度か作品は拝見した事がありました。

他に
NAZE (現代美術)
Shing02 (作詞・MC)
山路敦司 (作曲)
CEKAI (グラフィック) 敬称略 

など京都を拠点に世界で活躍する若手アーティストさん達とご一緒させて頂き
カッコいい映像作品が完成しました。

製作東山 アーティスツ・プレイスメント・サービス(HAPS)
ディレクター:トーチカ

この映像の詳細はHAPSのHP http://haps-kyoto.com/timetravelguide/へ。

制作チームからのメッセージ
「歌詞にある"time travel"という言葉は,この作品の映像や音楽におけるtraditional(伝統)
ancient と modern(古代と現代)の行き来を示しています。
それは京都というまちの特性であると同時に,過去から未来を眺める
あるいは未来から過去を眺めることによって,人間の知恵や歴史,ヴィジョンを捉え
そのことによって過去を乗り越えた先にある未来としての平和を象徴しています。」

ここ最近VRを使った書の表現に関わらせて頂く事が多く成ってきましたが
今まではヘッドセットを付けた人だけが分かる世界でした。
それをまた編集し、映像と一緒にする事で
新たな表現ができています。


「音」が横を向くと「♪」に成るなんかはVRならではの表現ですし


この「香」なんかも立体的。

龍なんかスゴクカッコいい表現ですよね。

今後メイキングの制作も進んでいるらしいので
ソレも是非お楽しみに。きっと楽しめると思いますよ。

  
  • LINEで送る


2016年10月11日

ウェールズで石と書のコラボレーション

ウェールズ・フィッシュガードのブルーストーンの造形作家(Bluestone Sculpture)のダレン(Darren Yeadon) さんとコラボレーションもしてきました。

ダレンさんは以前はイタリアでも活動されていましたが
現在はウェールズでコミッションワークやオリジナルアートワークの製作をされています。
ダレンさんの作品

彼の扱うブルーストーンは硬くて有名な石だそうで
ストーンヘンジの使ってた石もそれだとの事。
ストーンヘンジの石は数千年後の今も残っていますので
きっと私達のもその気に成れば千年以上残りますw。

コラボレーションの話を聞いた時は石作品の制作には時間が掛るでしょうし
メールでやり取りし、データを送りながら進めるのかと思っていましたが
現地で石を見ながら制作していく事に成りました。

共同製作初日の朝、ダレンさんから「さあ、この石で何をする?」って
シャメが送らせて来ました。
私は全く想像もできなくて「we will see」とだけ返信して工房に向かったのでした。


実際に石を見てると、京都の庭師さんの仕事を思い出しました。
なので私なりにこの石の上下と正面を決め提案すると
「それは良いアイデアだ」と快諾!
その入りが良かったのか、その後は私の考えと方向性を快く受け入れてくれました。

とは言っても、もちろん私も彼のスタイルや作業の仕方、アイデアも尊重しながら
意見を聞き、伝わらないければサンプルも見せてくれながら進めていきました。

上下を決め、底と成る部分を平らに。
(私は埋めるのだと思ってましたが、切りました)
底辺を作る。

立てた様子。もうカッコいい!

約350kgの石を手作業で動かすスゴイ男!

ダレンさんの話だとこのブルーストーンは磨けば中から黒い層が出てきて
磨けばその黒い中から白い星が出て来るんだという事。
「石の中に星の輝く宇宙がある」そんな風にイメージし
和歌にもよく詠まれる「月」と書く事にしました。

そんな事を話していると彼は「じゃあ私は光や太陽の様なエネルギーを表現しよう」と言う事に成り
互いに担当面を決め、それぞれに表現する事に成りました。

まさしく、地球の半分が昼の時はその反対側が夜に成っている訳だし、陰と陽。
私達農耕民族は月を基準に農作物を作る訳で、ピッタリな表現だと感じました。

あともう一提案。
「何も手を加えない所も作ろう!」
私達の文化は如何に自然を表現するかだから、私達が立ち入れない部分も必要だと思う。
という事でお互いの面と、手を入れない所を決めました。
墨を磨って

「月」と書く

アウトラインを削る。


決して石の埃を吸ってはダメという事で。ナウシカみたいなマスク。

コチラはダレンさん側。
放射線状に線を引き
切り。

溝を作っていく。

表面の層を削りとる。

両サイドから。

黒い層が出てきた。

荒手から徐々に細かく12段階ほどの工程で磨き、光ってきたら

中から天の川みたいな星が出てきた。

ダレンさんのも切り終わるとギザギザの模様が生まれ。

磨きおわり。この黒い色は2週間程するともっと黒さが増すんだそう。

「月」に見える?


下の方に互いのタイトルとサインを私は日本語、ダレンさんはウェールズ語で。
私は「月影」と名付け

、彼は「太陽」

ここまでの工程がたったの3日間。思ってたよりメッチャ速い!
その3日で、概ね作品は形にする事ができました。
滞ること無く、順調に作業が運んだ事もありますが、私がウェールズに居てる間に何とか形にしようと
私を送ってからもダレンさんが1人でコツコツ作業を進めておいてくれたからです。感謝。

完成した全体像は見られませんでしたが
なかなか素敵なモノができたと確信しています。
すごく気に入ってしまいました。
その後も、このままだと低い作品に成るので
この辺りのブルーストーンを土台にし

こんな感じで積み上げるんだそうです。

完成すればフィッシュガードのローワータウンと呼ばれる港に設置される予定。
こんな感じの可愛らしい港。周りにはB&Bやカフェも点在していました。

設置されたらこの港のB&Bに泊まって絶対見に行きたいですし
作品を挟んで2人で写真撮りたい。
また絶対帰って来るからね。と固く約束したのでした。

昼に一緒に食べたベーコンエッグサンド美味かった~!




  
  • LINEで送る


2016年10月09日

ウェールズの古城で書デモンストレーション

こんな事をやって来ました!

ウェールズのSt. Davids(セント・デイヴィッズ)市にあるBishop's Palace(セント・デイヴィッズ主教邸)

石造りのスゴイ建物ですよね。
こんな素晴らしい所でデモンストレーションさせて頂きました。

こちらがそのポスター。私巨人でしょw!

近くからだと


中に入ると


そして会場はココ。


13~14世紀の中世に建てられたというかなり大きな建物です。
隣にはウェールズで唯一の大聖堂がありその大聖堂がある事で
この町は小さいながらも市としての称号を受けたんだという事でした。

St. Davids Cathedral(セント・デイヴィッズ大聖堂)

準備


紙は1.5m×10mモノを4本用意して頂き
それを敷き詰め6m×10mのサイズにするのですが
風が強く紙が巻き上げられて破れそうになったり、敷き詰めるのもひと苦労。
何度か心が折れそうに成りながらも
ちょっと敷いてはオモリを置き、ちょっと敷いてはオモリと
皆さんに手伝って頂きながら
なんとか敷き詰められました。(いつも準備と片付けがホント大変なんですよね。)

今回のテーマは「時間と未来へつなげる」という事。
こんな歴史的な会場を見ていると
石を一個一個積み上げてこれを作った多くの人々とその時間。
今までここで行われた様々な出来事。
ここに足を運んだ多くの人が想像できます。
また未来への私達の責任と役割なんかも感じられました。
という事で
そういう内容の文章を先ず書いて

時間や年を表す干支の十二支を全て

その中でも龍(辰)はこのウェールズのシンボルでもあり
虎(寅)は私の干支なので


時計方向に書いて行きながらも墨を重ねる事で埋まっていく空白部分も時間の経過を意。

で、こんな感じに成りました。



その後英語で必死に解説し無事会場を汚す事も無く終えられました。
(座っているのは足の裏が墨だらけなので歩き回るとその辺を汚すから。)


気が付けばお尻の筋肉が痛かったり
足首が捻挫気味だったりw。

とにかく役目を果たせた事の安堵感と
興奮気味にみんなが喜んでくれた事がホント良かった。
ご協力頂いた皆さん、サポート頂いたfishguard arts society
Sasakawa Foundation、Daiwa Foundation
ありがとうございました。

  
  • LINEで送る


2016年08月15日

VR(バーチャルリアリティー)バトルに書道で参戦!

オリンピックで毎夜々々楽しいですね。
我が家では奥さんが元水泳の国体選手ですので
スポーツは盛り上がるのですよね。

文化部イメージの私も中学、大学ではバレーボール部でしたので
熱く成るタチなのですw。

すっかり人と競う事は無くなってたのですが
久しぶりに戦う事と成りました。
LIMITS Digital Art Battleというのに参加させて頂きます。

LIMITS Digital Art Battle
日程:2016.08.20(土)21(日)
会場ROCKTOWN(大阪市阿倍野区阿倍野筋1-6-1 あべのキューズモール4F)
時間:20日15:00〜21:00/21日11:00〜19:00(予定)
料金:無料(満員の際入場を制限する場合がございます)

普段からデジタルで仕事をしているアーティスト達が与えられたテーマに添って
制限時間内で表現し、その出来栄えで勝敗を分けるトーナメント戦です。
ライブ感のある大人気のイベントで、世界的に拡がっているそうです。

そのLIMITSに私も参加する事に成りまして
(超アナログな私がデジタルバトルって?!)
と言いますのも最近VR KYOTOという所でVR(バーチャルリアリティー)に取り掛かっています。
バーチャル空間に書く事が出来ると言っても・・・分りにくいので
そのVR KYOTOで制作してもらった動画がありますので良かったらご覧下さい。
楽しそう!!ってのが伝わると思います。

デジタルは正直得意な分野では無かったのですが
最新の物は体感的で取り扱いもそんなに悩む事も無く
普段の感覚で表現する事が可能です。

なので最新のモノほど、アナログな感覚や技術がある方が
面白いモノが出来るんじゃないかな・・・。というのが私の感想。

是非最新のデジタルの世界、アーティスト達の戦いをご覧下さい。
私はトーナメント枠では無く、21日のVR枠で対戦致します。
タイムテーブルもありますのでご参考に。
一昨年一緒に三人展「虎・TORA・トラ」をした上田バロン君も参加していますよ。
応援宜しくお願いします!





  
  • LINEで送る


2016年07月10日

コラボイベント!「音楽と書と朗読による空間」

Jazzのミュージシャンとのコラボレーションイベントです。

----------------------------------------------------------
「音楽と書と朗読による空間」
出演Be in Voices(アカペラ)
長島雅枝(アルトサックス&Vo)、ユン ファンソン(トランペット&Vo)、上田 普(書)
   木下孝朗、砂川雅城、岩高淳、平松寿代
日時: 2016年7月18日(祝) ランチ受付11:20~ お食事11:40~
            コンサート受付13:40~ 開演 14:00~

会場神戸・酒心館ホール 神戸市東灘区御影塚町1-8-17
入場料: 4,000円 ランチ付き8,000円
受付 : 「音楽と書と朗読による空間」実行委員会 廣島早苗
         Tel&fax: 078-453-7353
          Mail :  hnoboru0514yahoo.co.jp
-----------------------------------------------------


はじめて本格Jazzミュージシャン達とコラボレーションをする事に成りました。
曲や朗読される小説をイメージして制作した作品をご覧頂くのと同時に
アドリブで演奏される即興曲に私も即興で答える様な
パフォーマンスも致します。

どんなのが出来上がるのかは私も分らない(笑)。
しかし普段、私もアドリブで演奏する事はよくやっていますので
その音楽的感覚で書の線を描けばいい訳で
ミュージシャンから触発され、普段では出せない覚醒した何かが
飛びだすかも知れません。・・・私も楽しみ♪

酒心館ホールは元酒蔵の木製の雰囲気のあるホールです。
イイ音が聴けると思います。
一日限定な特別なイベント。是非お誘い合わせの上ご来場下さい。
チケットやお席のご予約は受付の
「音楽と書と朗読による空間」実行委員会 廣島早苗
Tel&fax:   078-453-7353
Mail :   hnoboru0514yahoo.co.jp   まで










  
  • LINEで送る


2016年03月30日

海外の方に書道ワークショップ


少し前の話ですが
青年海外協力隊(JOCA)のプロジェクトで
オーストラリアとニュージーランドからの大学生104人に向けての
書道ワークショップを2日に掛けて行いました。
少しパデモンスレーションと書道の歴史、漢字の成り立ちをクイズを交えながら見てもらって
ワークショプのスタート。
筆の持ち方から
半紙に筆運びの練習を簡単にしてから漢字の練習。
リクエストにも答えて手本も色々書きましたが
最近は携帯があるので
自分で調べて、半紙に書いている人もチラホラ
なぜか「冷蔵庫」や「きつい」って書いている人も・・・なぜ?



とにかく和気藹々な雰囲気で
皆さん楽しんで下さっている様子でした。

書道のイベントと言えばデモンストレーションを見てもらう事が多いのかも知れませんが
絶対体験する方が楽しい!

6m×6mの紙を用意し大きく俳句を書いて頂きました。
俳句は「初時雨 猿も小蓑をほしげなり」(芭蕉)や「探梅や 枝のさきなる 梅の花」(高野素十)
俳句の解説や季節を感じ取る日本のセンスのお話をし 
さあ書いていただきましょう!



仲間からの声援をあびながら
書く時は真剣に
書き終われば拍手と笑い声も上がる。
大いに盛り上がり無事終える事が出来ました。

この時の様子はJOCAのサイトでもご覧頂ける事ができます。
http://www.joca.or.jp/information/h27/0205.html
綿密な企画と段取り、当日のサポートも頂いたJOCAの皆様の
気配りや、人を巻き込んでいく盛り上げの素晴らしさもワークショップの成功に大いに繋がったと思います。
ありがとうございました。

私も大いに楽しませて頂きました。
学生達にはまたオーストラリアで展示する時には遊びに来てと言ってありますので
実現しないといけません!
写真提供:Imada photo service
  
  • LINEで送る


2015年12月14日

12/14 KBS京都“ぽじポジたまご”に出演します。

突然ではありますがTV出演させて頂く事に成りました。
しかも本日12月14日(笑)。

KBS京都 “ぽじポジたまご”10:30~11:55 です。
私の出演は11時20分頃の予定です。

この番組に出演させて頂くのは確か3回目。
初めては2008年の事で、TV出演も初めての経験。
行きのタクシーは無言で、帰りのタクシーでは大反省会でした。
あれから7年。少しは慣れたのかなあ・・?
そんな事は無いだろうなあ・・・生番組だし(汗)。

とにかく今までの事や、今年の出来事などお話させて頂く予定です。
2015年の良い締めくくりが出来そうです。
御都合宜しければ是非ご覧頂き、笑ってやって下さい。



  
  • LINEで送る


Posted by HIROSHI UETA at 01:21Comments(0)メディア/Media

2015年11月05日

NMB48 5周年渡辺美優紀さんの書道パフォーマンスの裏側

書道パフォーマンスって市民権を得ましたね。
「書道パフォーマンス」って言葉もここ7.8年の事だと思いますが
多くの方の知るモノに成りましたし
書をする者には無くては成らない表現方法にも成ってきた様な気が致します。
そこまで広めるキッカケを作った愛媛県立三島高等学校書道部さんの
書道業界における貢献はホント大きいですね。

webnewsより

さて
大阪難波を拠点に活動されてる女性アイドルグループNMB48さんが
5周年をむかえ10月20日~22日の3日間、大阪城ホールで記念コンサート開催されました。
初日のオープニングではメンバーの琴や日本舞踊、迫力の和太鼓、殺陣等のパフォーマンスがあり
渡辺美優紀さんは縦4m50×横3m60もの紙の上で特大の書道パフォーマンスを披露されました。

今回この書道パフォーマンスの監修をさせて頂いたのですが
元々渡辺美優紀さんご自身も書道をされていた有段者。
少しのコツを伝えただけで、書自体を教える事は必要ありませんでした。
サスガでしたね。存在感のある迫力の字を書いてくれましたし
素晴らしいパフォーマンスでした。

日刊スポーツwebより

しかし、準備の方はなかなか大変でした。
今回もひとりでは抱えきれない部分があると判断したので
iD.の泉屋さんには企画会議にも参加して頂き、デザイン側からの客観的な意見を頂きました。

書く文字はNMB48のデビュー曲「絶滅黒髪少女」のPVの中で披露されてた
「恋」に見せかけての・・・「変」の一文字なのですが
演出的に、書き上げればスグ吊り上げて、その下にメンバーが集まり曲が始まる。

墨は垂れないのか?紙の強度は大丈夫なのか?どう吊り上げるのか?
その見せ方(単純に紙を縦長にするか、横長なのかという部分から)、
大阪城ホールという大きなステージでどの程度の大きさが見栄えするのか?
それを可能にする筆の大きさは?

これらを考え、準備する事が私の仕事のほとんどだったと思います。

ワークショップやパフォーマンスをやっていた経験がこういう所で生かされるのですね
大体の問題はスグに答えを持っていたのですが
問題は大きさでした。
事前に大阪城ホールに行ってステージの下見をする訳もいきませんし(笑)・・。
筆と紙の大きさのバランスが合っていないと見栄えもしませんし・・・。

最終的には、夜なか家の前の道路で
筆の動く範囲を考えつつ、動作のイメージを独りでやってみて
メジャーで寸法測ったり・・・端から見ると怪しい人に成っていましたね(w)。

今回の筆は京都古梅園さんにお世話に成ったのですが
ホントに無理を言って色々調べて頂き
様々な大筆を時間の無い中、取り寄せて頂きました。

使用した筆は全長110cm、穂先33cm、筆だけで2kg以上もある大筆。
これが濃墨を吸い上げればかなりの重量に成ります。
それを使って初日の緊張の中、あれだけのお客さんの前で見事に書き上げた渡辺さん。

ネットニュースでも多く、その書が記事になりビジュアルに使われた所を見ると
結果は一目瞭然ですね。 お見事でした。
日刊スポーツ記事

私もリハではありますが大阪城ホールのステージに上がってしまいましたし
NMB48の皆さんの真剣な取り組みを見させて頂き、多くの刺激を頂きました。
6年目に向かう彼女達の今後の活躍も楽しみですね。

企画協力:iD.泉屋宏樹
  筆   :京都古梅園










  
  • LINEで送る


2015年07月06日

京都・恵文社で鏡花絵本展示中


京都のこだわりの書店で有名な恵文社一乗寺店で現在
私も関わらせて頂いた泉鏡花×中川学さんの絵本3部作が展示販売されています。(~7月末迄)

2013年のアジアデザインアワードで受賞した
絵草子 龍潭譚(りゅうたんだん)」、「絵本 化鳥(けちょう)」。
最近出版され、私似の雑所先生が登場する「朱日記」。

なかでも「絵草子 龍潭譚」は普段はネット上でしか販売していませんし
真空パックされていますので、手に取ってご覧頂けないのですが
今回はサンプルも用意していますのでご覧頂け、その場で購入して頂く事もできます。
まさに今がチャンス!!

また先日出版された「別冊太陽 こわい絵本」にも
「絵本 化鳥」を取り上げて頂いてて、それも一緒に販売されています。

表紙にも!



他にも関連書籍をまとめてくれていますので
是非この機会に一緒にお手に取って頂ければと思います。

恵文社一乗寺店はセレクトされた書籍が並び、雑貨、ギャラリーも併設された
京都の有名書店。是非店内も散策して頂き、この夏の一冊を選んでみては。


  
  • LINEで送る


Posted by HIROSHI UETA at 14:14Comments(0)メディア/Media

2014年12月30日

小学校で書道ワークショップ

今年もあと僅かですね。

振りかえって今年の主な活動と言えば
春に大阪で染色と漆の作家さんとの三人展があり
ブルガリアイギリスでのアートイベントとワークショップ。
秋に神戸で「虎・TORA・トラ」。(そう言えばまだ総括をこのブログでやっていない・・)

個展は無かったみたいですね・・・。
でも色々新しい事に挑戦させて頂き、楽しい一年でした。

新しい事と言えば小学校での書道ワークショップも7月と12月やりました。
掲載記事 : 御牧小学校HP http://www.kyoto-be.ne.jp/mimaki-es/
         城南新報 http://www.j-shinpo.co.jp/day/2014/december/1220/index2.html
丸一日使わせて頂いたり、半日の時もあるのですが
小学校によってハッキリと特色があるのですね。

7月に行った与謝野町立与謝小学校は俳句に
12月の久御山町立御牧小学校は英語に力を入れていました。
その特色を取り入れたワークショップをするのですが
最終的には体育館でデッカイ校歌を6年生のみんなで書く事にしています。
御牧小学校校歌(5m×20m)

与謝小学校校歌(10m×10m)

小学校の時の校歌ってみなさん憶えているでしょ?。
自分の故郷の自然や歴史が盛り込んでて後々印象的に成ると思うのです。

はじめは知らない大人達に様子見な子供達も
徐々に目の色変えて目一杯書いて楽しんでいる姿には
普段をよく見られてる先生方も驚かれます。
(この子供達が変わる瞬間が楽しいんですよね。)

習字は難しい、堅苦しいと思ってるみんなが
表現する事の面白いさ、楽しさを知ってもらうキッカケに成ってくれれば嬉しいんですがね。

何人かは「書道家に成る!」と宣言してくれていましたので
いつか私のライバルとして登場してくるかも知れませんよ。
御牧小学校

与謝小学校 協力スタッフと

こうやって小学生が居なくなった後、ココまで展示するのが私達の醍醐味。
次の日これを見たらみんなビックリするだろうな~って想像しながら頑張るのです。

とまあこんな事もやった一年でした。
2015年は個展も予定していますし、また別の事も考えていますよ・・。

どうぞ来年も宜しくお願い致します。











  
  • LINEで送る


Posted by HIROSHI UETA at 02:36Comments(0)メディア/Media

2014年11月13日

新聞掲載。展示もあとわずか。

残り数日に成った「虎・TORA・トラ」展(~16日迄)
ギャラリー表風景


今回私の新作は虎の鋭い目線をイメージした
奥行きの感じられる作品を製作しました。

原点に立ち返り制作した墨の作品は
もう手に入らない様な古い画宣紙を用いたのですが
これの墨の入り具合が絶妙でしたので、墨もイイのを摺って
墨と紙のニジミを生かした作品を展示しています。

また見せ場は、正しくコラボレーションすることで完成したギャラリー奥の闇空間。
ホントに苦労して作ったモノですのでこれは是非ぜひご覧頂きたい!
(きっとココでしか出来ない展示ですので)

また三人のオリジナルグッズが入ったガチャガチャや
ステッカーも用意。


是非これらも一緒に楽しんでいって下さい。

新聞にも掲載頂きました。
神戸新聞

産経新聞

クリックして大きくご覧下さい。
私は15日(土)&16日(日)に会場でお待ちしています。
--------------------------------------------------------------
「虎・TORA・トラ」
日時:2014年11月6日(木)~16日(日) 
    11時~19時(会期中無休)
会場アート○美空間Saga
〒650-0011神戸市中央区下山手通2-13-18観音寺ビル1F
    Tel : 078-321-3312  
----------------------------------------------------------------------------



  
  • LINEで送る


2014年03月05日

フランスA/R magazine掲載


以前フランスから取材が来たという記事を書きましたが
そのA/R MAGAZINE VOYAGEUR掲載記事が届き、フランス語が全く分からなかったので
内容を訳して下さいました。

その記事は以下。

「3日目の朝は書家の上田さん宅で過ごす。
ランデブーがなければ気づかなかったであろう小さな家の2階にあるアトリエは
京都の冬の、こよなく気持ちのいい、心温まる光で包まれていた。
丸眼鏡の上田さんは、柔らかながら決して遅さを感じさせない物腰で、
安定して落ち着いた、内心からの声で話す。
BGMはセロニアス・モンクのAlone in San Francisco。
書家の息子である上田さんは5歳の頃から書に馴染んでいる。
ピアノやバイオリンを始める子どもがよくそうであるように、半ば強制的に習った書道だった。
思春期時代はだから、芝居や音楽に新しいインスピレーションを求めた。
でも大学に入ると、筆と仲直りして3年間中国へ渡り、以外にもカナダへと、修行に行く。
そこで伝統的なモデルから離れて、ますます読めない字、抽象的な形を書き続けるようになる。
動作は記号ほどに重要なのだ。
黒は白ほどに、精神は言葉ほどに。
2人で過ごした時間、不思議と一番話したのは書についてではなかった。
書を含む、アート一般について、
特に上田さんが特別な関係を育んでいる陶器や日本庭園について彼の独特な視点を聞かせてくれた。
素人にもはっきりとわかる、屈折した枝の描く動きと書という行為の類似性―。
筆は限りない黒のニュアンスを紙に預け、止まり、曲がって、濃密な、
時にはかろうじて見えるだけの跡を残していく―。
この会話の後、銀閣寺の庭園を無性に見に行きたくなって、さっそく訪れることにした。
足利義政将軍により1482年に造られたこの庭園は、画家であり詩人でもあった世阿弥の作品だ。
苔と紅葉と松の巧みな構成を想像したこの庭の建築家の作品は、
あらゆるアート分野の間での驚くほどの透過性があることを見事に実証しており、
それを訪ねてみてしみじみ確認した。」

なんと詩的な文章なんでしょうね。
固定観念に縛られずに、私を見てくれた感じがよく伝わります。
小さな家ってのが余計ですがね(笑)。
取材に来てくれたA/R MAGAZINE VOYAGEURのマシューさん、チャールスさん、ご協力頂いた京都文化交流コンベンションビューローの皆さん
また難しい用語や言い回しが飛び交ったのに上手く伝えて下さった通訳の方ありがとうございました。

記事を見て楽しかった時間を思い出しました。


  
  • LINEで送る


Posted by HIROSHI UETA at 15:28Comments(0)メディア/Media

2014年01月29日

荻野丹雪先生にご講演頂きました。

昨年の話なのですが
私が「デザイン書道」で非常勤をやっている徳島の四国大学書道文化学科の学会で
墨象家の荻野丹雪先生に御講演をして頂きました。

荻野先生とは第一回目の木津川アートの際に作品を見て頂き
それ以降私の個展等も足を運んで頂く等、親しくさせて頂いて居り
その関係で是非学生達にもお話して頂きたいと大学の先生方の希望もあり実現しました。

コチラにもその模様が掲載されています。

荻野先生は個展等では文字を素材とした様な抽象的な作品も多く発表されていますが
有名なお仕事としてサントリーウイスキー「響」や
1990年に開催されたEXPO‘90「国際花と緑の博覧会」の「咲くやこの花館」のロゴ。
NHK連続テレビ小説「あすか」、大河ドラマ「新選組!」の題字等も先生のお仕事です。


先生は非常に謙虚な穏やかな方で
同時開催していた学生達の展示も興味を持ってご覧いただき
昔は、大阪の阿波踊り連に所属していた事や
今はもう徳島のお土産の定番に成った「すだち酎」も先生の昔のお仕事等
気さくにお話頂きました。

講演は私との対話形式で
今までのお仕事の一端をスライドで見つつ
私自身気に成っている事や、気付いた事を伺わせて頂きながら
その時の事や、制作時の注意点、苦労話等も交えお話下さいました。

面白かったのは 
ウイスキーにはグレードがあり家庭での普段飲み用や贈り物なんかにもする高価なモノがあるので
それに合わせて文字を書き分ける。 とか
またロゴなんかの場合は縮小拡大されて使用される訳で
そう成った場合でも耐えられる書でないといけない。 等々・・

普段グラフィックのお仕事をされてる方には当たり前なのかも知れませんが
書道しかして来なかった人間には 目からウロコなお話。

荻野先生が来られるという事で
地元の書道関係者の方も多くお出で頂いてた様ですが
学生達にも大いに刺激に成ったんではないでしょうか。

数ある京都の芸大の学生達も同様ですが
卒業すると全く関係ない仕事につき、辞めてしまう人がほとんどです。

今学んでいる技術、知識を持って
どの様に社会と関わって行くのか
そんな大きなヒント
希望を見せて頂けたのではないかと思います。

帰路のお話で「結局一番大事なのは人との繋がりです。それが無ければ今までの仕事は無い
という事を仰っていました。
よく解かります。
「人とのつながりしかない」と。
皆さん出会いを大切にしましょうね。

お忙しい中、荻野丹雪先生ありがとうございました。

*四国大学書道文化学科の卒業制作展が開催されます。
 2014年2月8日(土)~12日(水) 9時~17時(最終日16時まで)
 @四国大学交流プラザ3F キャンパスギャラリー

ちなみに「絆」という漢字の成り立ちを調べていくと
牛や馬等の家畜を拘束するという所からきている様です。
今の意味とは大きく違いますね。


  
  • LINEで送る


Posted by HIROSHI UETA at 13:44Comments(0)メディア/Media