Contemporary Japanese calligraphy artist Hiroshi Ueta

2016年10月09日

ウェールズの古城で書デモンストレーション

こんな事をやって来ました!

ウェールズのSt. Davids(セント・デイヴィッズ)市にあるBishop's Palace(セント・デイヴィッズ主教邸)

石造りのスゴイ建物ですよね。
こんな素晴らしい所でデモンストレーションさせて頂きました。

こちらがそのポスター。私巨人でしょw!

近くからだと


中に入ると


そして会場はココ。


13~14世紀の中世に建てられたというかなり大きな建物です。
隣にはウェールズで唯一の大聖堂がありその大聖堂がある事で
この町は小さいながらも市としての称号を受けたんだという事でした。

St. Davids Cathedral(セント・デイヴィッズ大聖堂)

準備


紙は1.5m×10mモノを4本用意して頂き
それを敷き詰め6m×10mのサイズにするのですが
風が強く紙が巻き上げられて破れそうになったり、敷き詰めるのもひと苦労。
何度か心が折れそうに成りながらも
ちょっと敷いてはオモリを置き、ちょっと敷いてはオモリと
皆さんに手伝って頂きながら
なんとか敷き詰められました。(いつも準備と片付けがホント大変なんですよね。)

今回のテーマは「時間と未来へつなげる」という事。
こんな歴史的な会場を見ていると
石を一個一個積み上げてこれを作った多くの人々とその時間。
今までここで行われた様々な出来事。
ここに足を運んだ多くの人が想像できます。
また未来への私達の責任と役割なんかも感じられました。
という事で
そういう内容の文章を先ず書いて

時間や年を表す干支の十二支を全て

その中でも龍(辰)はこのウェールズのシンボルでもあり
虎(寅)は私の干支なので


時計方向に書いて行きながらも墨を重ねる事で埋まっていく空白部分も時間の経過を意。

で、こんな感じに成りました。



その後英語で必死に解説し無事会場を汚す事も無く終えられました。
(座っているのは足の裏が墨だらけなので歩き回るとその辺を汚すから。)


気が付けばお尻の筋肉が痛かったり
足首が捻挫気味だったりw。

とにかく役目を果たせた事の安堵感と
興奮気味にみんなが喜んでくれた事がホント良かった。
ご協力頂いた皆さん、サポート頂いたfishguard arts society
Sasakawa Foundation、Daiwa Foundation
ありがとうございました。

  
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2016年08月15日

VR(バーチャルリアリティー)バトルに書道で参戦!

オリンピックで毎夜々々楽しいですね。
我が家では奥さんが元水泳の国体選手ですので
スポーツは盛り上がるのですよね。

文化部イメージの私も中学、大学ではバレーボール部でしたので
熱く成るタチなのですw。

すっかり人と競う事は無くなってたのですが
久しぶりに戦う事と成りました。
LIMITS Digital Art Battleというのに参加させて頂きます。

LIMITS Digital Art Battle
日程:2016.08.20(土)21(日)
会場ROCKTOWN(大阪市阿倍野区阿倍野筋1-6-1 あべのキューズモール4F)
時間:20日15:00〜21:00/21日11:00〜19:00(予定)
料金:無料(満員の際入場を制限する場合がございます)

普段からデジタルで仕事をしているアーティスト達が与えられたテーマに添って
制限時間内で表現し、その出来栄えで勝敗を分けるトーナメント戦です。
ライブ感のある大人気のイベントで、世界的に拡がっているそうです。

そのLIMITSに私も参加する事に成りまして
(超アナログな私がデジタルバトルって?!)
と言いますのも最近VR KYOTOという所でVR(バーチャルリアリティー)に取り掛かっています。
バーチャル空間に書く事が出来ると言っても・・・分りにくいので
そのVR KYOTOで制作してもらった動画がありますので良かったらご覧下さい。
楽しそう!!ってのが伝わると思います。

デジタルは正直得意な分野では無かったのですが
最新の物は体感的で取り扱いもそんなに悩む事も無く
普段の感覚で表現する事が可能です。

なので最新のモノほど、アナログな感覚や技術がある方が
面白いモノが出来るんじゃないかな・・・。というのが私の感想。

是非最新のデジタルの世界、アーティスト達の戦いをご覧下さい。
私はトーナメント枠では無く、21日のVR枠で対戦致します。
タイムテーブルもありますのでご参考に。
一昨年一緒に三人展「虎・TORA・トラ」をした上田バロン君も参加していますよ。
応援宜しくお願いします!





  
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2016年07月10日

コラボイベント!「音楽と書と朗読による空間」

Jazzのミュージシャンとのコラボレーションイベントです。

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「音楽と書と朗読による空間」
出演Be in Voices(アカペラ)
長島雅枝(アルトサックス&Vo)、ユン ファンソン(トランペット&Vo)、上田 普(書)
   木下孝朗、砂川雅城、岩高淳、平松寿代
日時: 2016年7月18日(祝) ランチ受付11:20~ お食事11:40~
            コンサート受付13:40~ 開演 14:00~

会場神戸・酒心館ホール 神戸市東灘区御影塚町1-8-17
入場料: 4,000円 ランチ付き8,000円
受付 : 「音楽と書と朗読による空間」実行委員会 廣島早苗
         Tel&fax: 078-453-7353
          Mail :  hnoboru0514yahoo.co.jp
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はじめて本格Jazzミュージシャン達とコラボレーションをする事に成りました。
曲や朗読される小説をイメージして制作した作品をご覧頂くのと同時に
アドリブで演奏される即興曲に私も即興で答える様な
パフォーマンスも致します。

どんなのが出来上がるのかは私も分らない(笑)。
しかし普段、私もアドリブで演奏する事はよくやっていますので
その音楽的感覚で書の線を描けばいい訳で
ミュージシャンから触発され、普段では出せない覚醒した何かが
飛びだすかも知れません。・・・私も楽しみ♪

酒心館ホールは元酒蔵の木製の雰囲気のあるホールです。
イイ音が聴けると思います。
一日限定な特別なイベント。是非お誘い合わせの上ご来場下さい。
チケットやお席のご予約は受付の
「音楽と書と朗読による空間」実行委員会 廣島早苗
Tel&fax:   078-453-7353
Mail :   hnoboru0514yahoo.co.jp   まで










  
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2016年03月30日

海外の方に書道ワークショップ


少し前の話ですが
青年海外協力隊(JOCA)のプロジェクトで
オーストラリアとニュージーランドからの大学生104人に向けての
書道ワークショップを2日に掛けて行いました。
少しパデモンスレーションと書道の歴史、漢字の成り立ちをクイズを交えながら見てもらって
ワークショプのスタート。
筆の持ち方から
半紙に筆運びの練習を簡単にしてから漢字の練習。
リクエストにも答えて手本も色々書きましたが
最近は携帯があるので
自分で調べて、半紙に書いている人もチラホラ
なぜか「冷蔵庫」や「きつい」って書いている人も・・・なぜ?



とにかく和気藹々な雰囲気で
皆さん楽しんで下さっている様子でした。

書道のイベントと言えばデモンストレーションを見てもらう事が多いのかも知れませんが
絶対体験する方が楽しい!

6m×6mの紙を用意し大きく俳句を書いて頂きました。
俳句は「初時雨 猿も小蓑をほしげなり」(芭蕉)や「探梅や 枝のさきなる 梅の花」(高野素十)
俳句の解説や季節を感じ取る日本のセンスのお話をし 
さあ書いていただきましょう!



仲間からの声援をあびながら
書く時は真剣に
書き終われば拍手と笑い声も上がる。
大いに盛り上がり無事終える事が出来ました。

この時の様子はJOCAのサイトでもご覧頂ける事ができます。
http://www.joca.or.jp/information/h27/0205.html
綿密な企画と段取り、当日のサポートも頂いたJOCAの皆様の
気配りや、人を巻き込んでいく盛り上げの素晴らしさもワークショップの成功に大いに繋がったと思います。
ありがとうございました。

私も大いに楽しませて頂きました。
学生達にはまたオーストラリアで展示する時には遊びに来てと言ってありますので
実現しないといけません!
写真提供:Imada photo service
  
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2015年12月14日

12/14 KBS京都“ぽじポジたまご”に出演します。

突然ではありますがTV出演させて頂く事に成りました。
しかも本日12月14日(笑)。

KBS京都 “ぽじポジたまご”10:30~11:55 です。
私の出演は11時20分頃の予定です。

この番組に出演させて頂くのは確か3回目。
初めては2008年の事で、TV出演も初めての経験。
行きのタクシーは無言で、帰りのタクシーでは大反省会でした。
あれから7年。少しは慣れたのかなあ・・?
そんな事は無いだろうなあ・・・生番組だし(汗)。

とにかく今までの事や、今年の出来事などお話させて頂く予定です。
2015年の良い締めくくりが出来そうです。
御都合宜しければ是非ご覧頂き、笑ってやって下さい。



  
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Posted by HIROSHI UETA at 01:21Comments(0)メディア/Media

2015年11月05日

NMB48 5周年渡辺美優紀さんの書道パフォーマンスの裏側

書道パフォーマンスって市民権を得ましたね。
「書道パフォーマンス」って言葉もここ7.8年の事だと思いますが
多くの方の知るモノに成りましたし
書をする者には無くては成らない表現方法にも成ってきた様な気が致します。
そこまで広めるキッカケを作った愛媛県立三島高等学校書道部さんの
書道業界における貢献はホント大きいですね。

webnewsより

さて
大阪難波を拠点に活動されてる女性アイドルグループNMB48さんが
5周年をむかえ10月20日~22日の3日間、大阪城ホールで記念コンサート開催されました。
初日のオープニングではメンバーの琴や日本舞踊、迫力の和太鼓、殺陣等のパフォーマンスがあり
渡辺美優紀さんは縦4m50×横3m60もの紙の上で特大の書道パフォーマンスを披露されました。

今回この書道パフォーマンスの監修をさせて頂いたのですが
元々渡辺美優紀さんご自身も書道をされていた有段者。
少しのコツを伝えただけで、書自体を教える事は必要ありませんでした。
サスガでしたね。存在感のある迫力の字を書いてくれましたし
素晴らしいパフォーマンスでした。

日刊スポーツwebより

しかし、準備の方はなかなか大変でした。
今回もひとりでは抱えきれない部分があると判断したので
iD.の泉屋さんには企画会議にも参加して頂き、デザイン側からの客観的な意見を頂きました。

書く文字はNMB48のデビュー曲「絶滅黒髪少女」のPVの中で披露されてた
「恋」に見せかけての・・・「変」の一文字なのですが
演出的に、書き上げればスグ吊り上げて、その下にメンバーが集まり曲が始まる。

墨は垂れないのか?紙の強度は大丈夫なのか?どう吊り上げるのか?
その見せ方(単純に紙を縦長にするか、横長なのかという部分から)、
大阪城ホールという大きなステージでどの程度の大きさが見栄えするのか?
それを可能にする筆の大きさは?

これらを考え、準備する事が私の仕事のほとんどだったと思います。

ワークショップやパフォーマンスをやっていた経験がこういう所で生かされるのですね
大体の問題はスグに答えを持っていたのですが
問題は大きさでした。
事前に大阪城ホールに行ってステージの下見をする訳もいきませんし(笑)・・。
筆と紙の大きさのバランスが合っていないと見栄えもしませんし・・・。

最終的には、夜なか家の前の道路で
筆の動く範囲を考えつつ、動作のイメージを独りでやってみて
メジャーで寸法測ったり・・・端から見ると怪しい人に成っていましたね(w)。

今回の筆は京都古梅園さんにお世話に成ったのですが
ホントに無理を言って色々調べて頂き
様々な大筆を時間の無い中、取り寄せて頂きました。

使用した筆は全長110cm、穂先33cm、筆だけで2kg以上もある大筆。
これが濃墨を吸い上げればかなりの重量に成ります。
それを使って初日の緊張の中、あれだけのお客さんの前で見事に書き上げた渡辺さん。

ネットニュースでも多く、その書が記事になりビジュアルに使われた所を見ると
結果は一目瞭然ですね。 お見事でした。
日刊スポーツ記事

私もリハではありますが大阪城ホールのステージに上がってしまいましたし
NMB48の皆さんの真剣な取り組みを見させて頂き、多くの刺激を頂きました。
6年目に向かう彼女達の今後の活躍も楽しみですね。

企画協力:iD.泉屋宏樹
  筆   :京都古梅園










  
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2015年07月06日

京都・恵文社で鏡花絵本展示中


京都のこだわりの書店で有名な恵文社一乗寺店で現在
私も関わらせて頂いた泉鏡花×中川学さんの絵本3部作が展示販売されています。(~7月末迄)

2013年のアジアデザインアワードで受賞した
絵草子 龍潭譚(りゅうたんだん)」、「絵本 化鳥(けちょう)」。
最近出版され、私似の雑所先生が登場する「朱日記」。

なかでも「絵草子 龍潭譚」は普段はネット上でしか販売していませんし
真空パックされていますので、手に取ってご覧頂けないのですが
今回はサンプルも用意していますのでご覧頂け、その場で購入して頂く事もできます。
まさに今がチャンス!!

また先日出版された「別冊太陽 こわい絵本」にも
「絵本 化鳥」を取り上げて頂いてて、それも一緒に販売されています。

表紙にも!



他にも関連書籍をまとめてくれていますので
是非この機会に一緒にお手に取って頂ければと思います。

恵文社一乗寺店はセレクトされた書籍が並び、雑貨、ギャラリーも併設された
京都の有名書店。是非店内も散策して頂き、この夏の一冊を選んでみては。


  
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Posted by HIROSHI UETA at 14:14Comments(0)メディア/Media

2014年12月30日

小学校で書道ワークショップ

今年もあと僅かですね。

振りかえって今年の主な活動と言えば
春に大阪で染色と漆の作家さんとの三人展があり
ブルガリアイギリスでのアートイベントとワークショップ。
秋に神戸で「虎・TORA・トラ」。(そう言えばまだ総括をこのブログでやっていない・・)

個展は無かったみたいですね・・・。
でも色々新しい事に挑戦させて頂き、楽しい一年でした。

新しい事と言えば小学校での書道ワークショップも7月と12月やりました。
掲載記事 : 御牧小学校HP http://www.kyoto-be.ne.jp/mimaki-es/
         城南新報 http://www.j-shinpo.co.jp/day/2014/december/1220/index2.html
丸一日使わせて頂いたり、半日の時もあるのですが
小学校によってハッキリと特色があるのですね。

7月に行った与謝野町立与謝小学校は俳句に
12月の久御山町立御牧小学校は英語に力を入れていました。
その特色を取り入れたワークショップをするのですが
最終的には体育館でデッカイ校歌を6年生のみんなで書く事にしています。
御牧小学校校歌(5m×20m)

与謝小学校校歌(10m×10m)

小学校の時の校歌ってみなさん憶えているでしょ?。
自分の故郷の自然や歴史が盛り込んでて後々印象的に成ると思うのです。

はじめは知らない大人達に様子見な子供達も
徐々に目の色変えて目一杯書いて楽しんでいる姿には
普段をよく見られてる先生方も驚かれます。
(この子供達が変わる瞬間が楽しいんですよね。)

習字は難しい、堅苦しいと思ってるみんなが
表現する事の面白いさ、楽しさを知ってもらうキッカケに成ってくれれば嬉しいんですがね。

何人かは「書道家に成る!」と宣言してくれていましたので
いつか私のライバルとして登場してくるかも知れませんよ。
御牧小学校

与謝小学校 協力スタッフと

こうやって小学生が居なくなった後、ココまで展示するのが私達の醍醐味。
次の日これを見たらみんなビックリするだろうな~って想像しながら頑張るのです。

とまあこんな事もやった一年でした。
2015年は個展も予定していますし、また別の事も考えていますよ・・。

どうぞ来年も宜しくお願い致します。











  
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Posted by HIROSHI UETA at 02:36Comments(0)メディア/Media

2014年11月13日

新聞掲載。展示もあとわずか。

残り数日に成った「虎・TORA・トラ」展(~16日迄)
ギャラリー表風景


今回私の新作は虎の鋭い目線をイメージした
奥行きの感じられる作品を製作しました。

原点に立ち返り制作した墨の作品は
もう手に入らない様な古い画宣紙を用いたのですが
これの墨の入り具合が絶妙でしたので、墨もイイのを摺って
墨と紙のニジミを生かした作品を展示しています。

また見せ場は、正しくコラボレーションすることで完成したギャラリー奥の闇空間。
ホントに苦労して作ったモノですのでこれは是非ぜひご覧頂きたい!
(きっとココでしか出来ない展示ですので)

また三人のオリジナルグッズが入ったガチャガチャや
ステッカーも用意。


是非これらも一緒に楽しんでいって下さい。

新聞にも掲載頂きました。
神戸新聞

産経新聞

クリックして大きくご覧下さい。
私は15日(土)&16日(日)に会場でお待ちしています。
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「虎・TORA・トラ」
日時:2014年11月6日(木)~16日(日) 
    11時~19時(会期中無休)
会場アート○美空間Saga
〒650-0011神戸市中央区下山手通2-13-18観音寺ビル1F
    Tel : 078-321-3312  
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2014年03月05日

フランスA/R magazine掲載


以前フランスから取材が来たという記事を書きましたが
そのA/R MAGAZINE VOYAGEUR掲載記事が届き、フランス語が全く分からなかったので
内容を訳して下さいました。

その記事は以下。

「3日目の朝は書家の上田さん宅で過ごす。
ランデブーがなければ気づかなかったであろう小さな家の2階にあるアトリエは
京都の冬の、こよなく気持ちのいい、心温まる光で包まれていた。
丸眼鏡の上田さんは、柔らかながら決して遅さを感じさせない物腰で、
安定して落ち着いた、内心からの声で話す。
BGMはセロニアス・モンクのAlone in San Francisco。
書家の息子である上田さんは5歳の頃から書に馴染んでいる。
ピアノやバイオリンを始める子どもがよくそうであるように、半ば強制的に習った書道だった。
思春期時代はだから、芝居や音楽に新しいインスピレーションを求めた。
でも大学に入ると、筆と仲直りして3年間中国へ渡り、以外にもカナダへと、修行に行く。
そこで伝統的なモデルから離れて、ますます読めない字、抽象的な形を書き続けるようになる。
動作は記号ほどに重要なのだ。
黒は白ほどに、精神は言葉ほどに。
2人で過ごした時間、不思議と一番話したのは書についてではなかった。
書を含む、アート一般について、
特に上田さんが特別な関係を育んでいる陶器や日本庭園について彼の独特な視点を聞かせてくれた。
素人にもはっきりとわかる、屈折した枝の描く動きと書という行為の類似性―。
筆は限りない黒のニュアンスを紙に預け、止まり、曲がって、濃密な、
時にはかろうじて見えるだけの跡を残していく―。
この会話の後、銀閣寺の庭園を無性に見に行きたくなって、さっそく訪れることにした。
足利義政将軍により1482年に造られたこの庭園は、画家であり詩人でもあった世阿弥の作品だ。
苔と紅葉と松の巧みな構成を想像したこの庭の建築家の作品は、
あらゆるアート分野の間での驚くほどの透過性があることを見事に実証しており、
それを訪ねてみてしみじみ確認した。」

なんと詩的な文章なんでしょうね。
固定観念に縛られずに、私を見てくれた感じがよく伝わります。
小さな家ってのが余計ですがね(笑)。
取材に来てくれたA/R MAGAZINE VOYAGEURのマシューさん、チャールスさん、ご協力頂いた京都文化交流コンベンションビューローの皆さん
また難しい用語や言い回しが飛び交ったのに上手く伝えて下さった通訳の方ありがとうございました。

記事を見て楽しかった時間を思い出しました。


  
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Posted by HIROSHI UETA at 15:28Comments(0)メディア/Media

2014年01月29日

荻野丹雪先生にご講演頂きました。

昨年の話なのですが
私が「デザイン書道」で非常勤をやっている徳島の四国大学書道文化学科の学会で
墨象家の荻野丹雪先生に御講演をして頂きました。

荻野先生とは第一回目の木津川アートの際に作品を見て頂き
それ以降私の個展等も足を運んで頂く等、親しくさせて頂いて居り
その関係で是非学生達にもお話して頂きたいと大学の先生方の希望もあり実現しました。

コチラにもその模様が掲載されています。

荻野先生は個展等では文字を素材とした様な抽象的な作品も多く発表されていますが
有名なお仕事としてサントリーウイスキー「響」や
1990年に開催されたEXPO‘90「国際花と緑の博覧会」の「咲くやこの花館」のロゴ。
NHK連続テレビ小説「あすか」、大河ドラマ「新選組!」の題字等も先生のお仕事です。


先生は非常に謙虚な穏やかな方で
同時開催していた学生達の展示も興味を持ってご覧いただき
昔は、大阪の阿波踊り連に所属していた事や
今はもう徳島のお土産の定番に成った「すだち酎」も先生の昔のお仕事等
気さくにお話頂きました。

講演は私との対話形式で
今までのお仕事の一端をスライドで見つつ
私自身気に成っている事や、気付いた事を伺わせて頂きながら
その時の事や、制作時の注意点、苦労話等も交えお話下さいました。

面白かったのは 
ウイスキーにはグレードがあり家庭での普段飲み用や贈り物なんかにもする高価なモノがあるので
それに合わせて文字を書き分ける。 とか
またロゴなんかの場合は縮小拡大されて使用される訳で
そう成った場合でも耐えられる書でないといけない。 等々・・

普段グラフィックのお仕事をされてる方には当たり前なのかも知れませんが
書道しかして来なかった人間には 目からウロコなお話。

荻野先生が来られるという事で
地元の書道関係者の方も多くお出で頂いてた様ですが
学生達にも大いに刺激に成ったんではないでしょうか。

数ある京都の芸大の学生達も同様ですが
卒業すると全く関係ない仕事につき、辞めてしまう人がほとんどです。

今学んでいる技術、知識を持って
どの様に社会と関わって行くのか
そんな大きなヒント
希望を見せて頂けたのではないかと思います。

帰路のお話で「結局一番大事なのは人との繋がりです。それが無ければ今までの仕事は無い
という事を仰っていました。
よく解かります。
「人とのつながりしかない」と。
皆さん出会いを大切にしましょうね。

お忙しい中、荻野丹雪先生ありがとうございました。

*四国大学書道文化学科の卒業制作展が開催されます。
 2014年2月8日(土)~12日(水) 9時~17時(最終日16時まで)
 @四国大学交流プラザ3F キャンパスギャラリー

ちなみに「絆」という漢字の成り立ちを調べていくと
牛や馬等の家畜を拘束するという所からきている様です。
今の意味とは大きく違いますね。


  
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Posted by HIROSHI UETA at 13:44Comments(0)メディア/Media

2013年12月26日

香港でデザインアワード授賞式


有難い事に題字を書かせて頂いた
絵本 化鳥」「絵草紙 龍潭譚」の両方が
アジアデザインアワードで受賞したのを受けて
ブックデザインを手掛けた泉屋宏樹さんと共に
香港で開催された授賞式に行って来ました。



香港空港内でも大きく今回のイベントが宣伝されていた

その珍道中と共に授賞式の模様を報告致します。
またこの珍道中は中川学さん×山口智さんのネットラジオ「でたとこラヂオ」でも
詳しく話していますので同時にお聞き下さい。

今回授賞式が行われたのは
2020年東京オリンピックメイン会場である新国立競技場のデザインを
手掛ける建築家ザハ・ハディドがデザインしたという
香港理工大学内のジョッキークラブイノベーションタワー。

流石にカッコ良いデザインながらまだ建設中。
こんな近代的なモノを作るのに
竹を使ったり、手作り感が垣間見られる所が面白い。



このアジアデザインアワードを開催してるのは
香港デザインセンターという所なのですが
なぜ東京ではなくて、香港なのかという事は泉屋さんと道中話してたんですが
香港自体が国際都市として発展しようとしている意気込みが
人々と接する事や、街を見ているとヒシヒシと感じられ
また、同じ対応が日本でも出来るのか等を考えると・・・納得。

またこのアワードの言うデザインのククリが
ファッションから工業製品、家電、建築、書籍までと非常に幅広く
あらゆるジャンルのデザインが評価対象だという事にも
授賞式で分かり、それにも驚かされました。

授賞式会場

メディアや受賞者、ゲスト等も含めておよそ300名が集まった。
授賞式にはちゃんとリハーサルも行われやや緊張。

これは全く申し合わせては無いのですが
私は岡本太郎の「太陽の塔」
泉屋さんはウルトラマンの「科学特捜隊」のピンバッチを付けて参加。
これが思った以上に遭う人、遭う人に突っ込まれて
いい効果を生みました。


カッコ良いトロフィー!
ちゃんと龍潭譚の名が入っています。

授賞式前後には立食のパーティーがあり
受賞者やメディアの方々、ゲストとして来られてた大手企業のデザイン企画室の方々とも交流させて頂きました。

移動中にチョットだけ観光。
海岸沿いにある星光大道(アベニュー・オブ・スターズ)と言う所で
ジャッキー・チェン、ジェット・リー(私達にはリーリンチェイ)
ユンピョウ、サモハンキンポー(デブゴン)等の手形と記念写真。


対岸の半円屋根の大きな建物が受賞作品の展示されているコンベンションセンター。

日本で言うと東京ビックサイトの様なイベント会場なのでしょうか。
巨大な建物で、展示イベントの他、コンサートも開催出来る様な空間があり
ロケーションも最高。
ここでは受賞作品の展示と、夜は受賞者や関係者を招いたディナーも行われました。




龍潭譚展示。

同時開催として企業製品、デザインプロダクトの展示もされていました。

夜のディナーは何人居たのか想像もつきませんが
大きな会場にそれぞれ着席のコース料理が出てきました。
国内デザイナーの授賞式と太鼓の演奏や、ペインティングのパフォーマンス等があり
何だか大賑わい。


この会場で
横に座った若い中国人のデザイナーLian jieさん(ブックデザインのでゴールドを受賞)と仲良くなり
彼が中国の有名なデザイナー呂敬人さんを紹介して下さった。

この方との事はでたとこラヂオで話して居ますので是非お聞き下さい。
これからの私達に非常に大切なお話を聞かせて下さいました。

ラジオでも言っていますが
今回非常に印象深かったのは
ある受賞者がスピーチで「ここに集まっているのはアジアの優れたデザイナーばかりです。
是非私達が力を合わせてアジアを良くしていきましょう。」と言った事。

私の考えてた出来る範囲の世界よりももっと大きく
そして私もその一員なんだと言ってくれた事が何だか嬉しく
目の前がパーと開けた気がし、新たな自覚が芽生えました。

今回のアジアデザインアワードでは非常に多くの事を学べましたし
普段話すことも出来ない方々と出会う事が出来ました。
また今までボーダレスなユニバーサルデザインまたは欧米を中心としたデザインを多く見てきましたが
アジアの自分達の価値観、アイデンティティを打ち出した
優れたデザインを見る事が出来
あらためてアジアの面白さ、力強さを感じる事が出来ました。
イヤー楽しかった!!

以下の写真の事はでたとこラヂオの方で詳しく。

噂の重慶大厦(映画「恋する惑星」の舞台らしいです。)

私達のホテルの入口。夜にはここに呼び込みの人が常駐していた。




  
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Posted by HIROSHI UETA at 15:48Comments(0)メディア/Media

2013年05月29日

絵本化鳥の受賞


早速ですが
なんと
「絵本 化鳥」が第47回造本装幀コンクール読書推進運動協議会賞を受賞したとの事。

先日開催しました
アニメーションでみる「絵本 化鳥」展でのトークイベントにも
その関係の方がお出で下さり

「出版業界では汚れる等の理由から避けられる
白い表現であり、手に取りたくなる様なエンボスを使った印刷方法。
それに反してページをめくると色彩豊かな絵本としての面白さと
原文なども入れた読み物としても楽しめる構成。」
そういった受賞理由を話して下さいました。

絵を書いた中川学さんや、装丁を行ったiD.泉屋宏樹さん、また
監修の東雅夫さん、泉鏡花記念館の穴倉玉日さん、それに関わった多くの皆さんの
熱意や苦労がきっと届いたんでしょうね。
そんな絵本に私も関わらせて頂けてホント光栄に思います。

今回の入選作品は7/3(水)~6(土)に東京ビックサイトで行われる
「第20回東京国際ブックフェア」特設展示ブースにて展示され
7月5日には授賞式。
10月にはドイツで行われるフランクフルトブックフェア。
11月には日本印刷博物館「世界のブックデザイン2012~2013」でも展示。
ドイツ・ライプツィヒで開催される「世界で最も美しい本」国際コンクール出品。
と、どうも化鳥が一人歩きを始めたみたいです。

その他にも
新聞、TV等様々なメディアで紹介して頂いてます。
その辺は化鳥HPが開設され、紹介していますので
ぜひそちらをご覧下さい。
絵本 化鳥HP http://www.kanazawa-museum.jp/kyoka/ehonkecho/index.html

また、ビブリオバトルin 紀伊國屋(新宿南店)でチャンプ本に選ばれた際の
動画があり、絵本を非常に分かりやすく紹介して下さっていますので
合わせてご覧頂けたらと思います。

  
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2013年01月21日

フランスから取材


京都で活動してる作家という事で興味を持って頂いた様で
年明け我が家にフランスの方々が取材に来られました。

昨年末から海外の方が来られることが多く成りなんだか楽しいです。
(家族でも英会話を勉強し直そうと、ちょっとしたブーム。)

今回は私が今までどの様に活動してきたか
どういうきっかけで現代的な表現を始めたのか
作品の制作の仕方等
詳しく興味を持って頂けました。

伝統的な書道がインスタレーションアクセサリー
オブジェに成ってる事が面白かった様です。

拓本のとり方を説明

また日本書道と中国書道の違いや
日本文化とヨーロッパ文化との違いと似通った所
お互い影響を受け合った事まで話が進み
通訳の方には苦労をかけた事と思います。

フランスの方は文章を書く方と写真家さんのお二人でしたので
どちらも自分の制作の仕方をしっかり持ってて
自分達の制作の仕方と近いところを感じては納得してくれていました。

最後は次はフランスで会いましょうと握手して
楽しく取材を終えることが出来たのでした。



  
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Posted by HIROSHI UETA at 15:22Comments(0)メディア/Media

2013年01月11日

告知!大阪ほんわかテレビで紹介されます。


大阪ほんわかテレビ取材風景。
今泉版画工房で表紙にシルクスクリーンを刷っている所。


一昨年仕上がった絵草子「龍潭譚」が取り上げられる事が多く成って来ました。

世界中の優れたデザインを紹介する海外の雑誌で掲載頂いたり
総合ポータルサイト「excite(エキサイト)」のニュース(11月26日付)でも
取り上げて頂きました。

そしてとうとうTV進出!
来週、読売テレビ「大阪ほんわかテレビ」のコーナー“情報喫茶店”にて3万円の絵本、
泉鏡花×中川学 繪草子「龍潭譚」という事で紹介されます。

放送日:1月13日(日)夜10時30分~

「3万円の絵本って?」「なぜ3万円するのか!?」みたいな内容ですが、
関西のクリエイティブに焦点をあて取材して頂いてます。
イラストの中川さん、デザイナーの泉屋さん、もしかしたら私も出てくるかも知れません。

既にご存知の方もそうでない方も
この機会にご覧頂ければと思います。

関西圏のみの放送ではありますが、
お時間ございましたら是非!

■大阪ほんわかテレビ: http://www.ytv.co.jp/honwaka/
■ 繪草子「龍潭譚」: http://www.ryutandan.net/
  
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Posted by HIROSHI UETA at 01:36Comments(0)メディア/Media

2012年11月18日

ダブル取材

イギリスのアートオークションBonhams方が家に来られ取材がありました。

京都市の動きで海外の富裕層の観光客を呼び込みたいという思惑があり
京都市から委託を受けた業者が
様々な海外からの取材依頼のお手伝いや、観光PRをしている様で
その一環として私の所に富裕層向けアートオークションマガジンの方が
いらしたという訳でした。

またその京都市の動きを取材したいという
TV局の方も一緒に来られ二重の取材が行われました。
Bonhamsの方は日本にも住んでいた事があるらしく
日本語も少し話され、書道の事もよくご存知で
和やかな雰囲気の中行われました。

私が紙を拡げ、書きながら説明しようと
「何か好きな言葉がありますか?」と書く題材を求めた所
「灯台もと暗し」とおっしゃって一同大笑い。

他にも中国と日本の書道の違いや
日本文化の特色、若い日本人の日本文化の捉え方等
結構深い話所まで話は及びました。

後で帰りのタクシーの中では「灯台もと暗し」を家に飾ると喜んでられてたそうで
無事取材は終わったのでした。
TVの放映日が決まれば告知をと思っていましたが
放送の一時間前に「これから」という感じでお知らせ頂きましたので
間に合いませんでしたスミマセン。
(11月15日MBS毎日放送「VOICE」夕方6時15分~で放送されました)

また年明けの頃にはマガジンの方が届くと思いますので
こちらはきちんと報告させて頂けると思います。


  
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Posted by HIROSHI UETA at 03:06Comments(2)メディア/Media

2012年10月01日

雑誌に掲載!


現在書店にて販売されています「+DESIGNING」に
昨年制作した文 泉鏡花×ゑ 中川学さんの絵草子「龍潭譚」と
今年11月に出版予定の同「化鳥」を
取り上げて頂いてます。(なんと4ページ!)

龍潭譚を作るに至った経緯とデザインを担当した泉屋宏樹さん
中川学さんの制作の裏側。
また第二弾「化鳥」の紹介と今後開催されるイベントが紹介されています。

私も題字担当として名前を出して頂いてますので
どうぞお近くの書店にて手にして頂ければと思います。

また現在金沢の泉鏡花記念館では
泉鏡花×中川学「絵本 化鳥」原画展
9月29日~12月16日まで開催されています。
絵本が立体になった様な素敵な展示がされてる様なので
そちらも是非足を運んで頂ければと思います。
(記念館のブログで少し展示風景が紹介されています)


  
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Posted by HIROSHI UETA at 17:43Comments(2)メディア/Media

2012年09月01日

ホームページ完成のお知らせ


ホームページが完成致しました。
http://www.uetahiroshi.com/
長らく苦戦しましたが、作品が見易い様に
なるべく幅広くを心掛けて制作致しました。

また
今までの展示会等を
見逃された方も多くいらっしゃるでしょうから
そういう方の為に
展示風景もご覧頂ける様に致しました。
展示風景は「Gallery ART」から「HIROSHI SPACE展示風景」を
クリックして頂くと別画面でご覧頂ける様に成っています。

これからも
新作、スゴイ旧作もドンドン増やしていきたいと思って居りますので
時折覗いて頂ければと思います。


  
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Posted by HIROSHI UETA at 16:50Comments(4)メディア/Media

2012年06月27日

ラジオ出演します。


木津川アート2012の下見風景 今年廃校に成った当尾小学校

告知に成るのですが
6月30日(土)KBS京都ラジオの朝の番組「『桂塩鯛のサークルタウン』に
出演させて頂く事に成りました。

お話するのはもちろん書の事。
しかし平面作品をお話だけで説明するのは非常に難しいですよね。
そこは桂ざこばさんのお弟子さんである
塩鯛さんにお任せ致しましょうか・・・。

作品だけでなく制作の事や今後の事もお話させて頂くと思います。
HPを見ますと関西圏や四国の一部までは聞ける様なので
どうぞ前もってチューニングしておいて下さい。
私の出演は午前11時30分~の15分程度です。
お聴き逃しなく!
  
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Posted by HIROSHI UETA at 14:07Comments(0)メディア/Media

2011年12月04日

母校で講演


11月29日母校四国大学
後輩にあたる書道文化学科の在校生70名程集まって頂き
お話をさせて頂きました。

内容は私の最近の活動からそれに行き着いた経緯。
ポートフォリオの作成の意味と必要性。
作品作りとデザイン仕事の違いとその進め方。
最終的には結局は人との繋がりが大事という事で
お話させて頂きました。

書道の世界にばかり居てると見落としたり
見えなくなってくる事も多くあります。
それを今一度見直してもらう事と
視野を変えると別の広い世界がその先にもあるという事に
気付いて欲しかったのでした。

私の様な活動をしていると
人の繋がりの大切さを身を持って感じる事が多くあります。

つい自分が自分がと成ってしまいそうな表現の世界。
しかし、一人では何も出来ないと気付く事も必要な事だと思っています。

私も年浅な人間ですが
そんな話にも共感を覚えてくれ
参考に成ったという感想を多く頂き
私自身力を頂いた講演に成りました。

大学の先生もこちらで書き残して下さっています。
  
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Posted by HIROSHI UETA at 20:01Comments(0)メディア/Media