Contemporary Japanese calligraphy artist Hiroshi Ueta

2007年03月18日

二コイチ



裏打ちという作業中であります。
多くの方は、墨に水を付けるとニジムとお思いでしょうが
一度完全に乾いてしまうと、そうそうニジミません。(たまにニジましてオジャンにしてしまう事も
ありますが)

この作業は、墨が乾いた作品がシワシワになっているのを
まっすぐに直すものです。

霧吹きで作品を濡らし、刷毛で破らない様にまっすぐにし
糊を着けた破れに強い和紙を裏側に張ってしまいます。

この状態で、板に張り合わせ乾いたら皺を作らない様はがして
出来上がりです。

ですから、この様な作品は紙が二枚合わせになってます。

私がやってるのは、スゴク簡易的なものでプロの方は
もっと工程が多くなります。

自分で裏打ちをやってる作家は少ないと思いますが
自分で出来るからこそ出て来る作品のアイデアなんかもあるわけです。

それは、実際に見て頂けますと良く解って頂けると思います。
と言う事で、こちら↓
http://hiroshiueta.kyo2.jp/e14057.html
  
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Posted by HIROSHI UETA at 01:10Comments(0)作品/Works