Contemporary Japanese calligraphy artist Hiroshi Ueta

2008年01月31日

光る風




作品「風」
依頼頂きまして書きました。

実は蝋(ロウ)をとかして書きました。
鎔けた蝋は紙の中に入ってしまいますので透明な感じになります。
画像は後ろに光がありますので文字が光って見えているのです。

しかし「風」と言われても読めませんよね。
という事で下の画像を用意しました。



五體字類(ゴタイジルイ)という辞書によって
風をひいた所です。

これを見ましたら、風という文字がどうくずれていくのがが分かります。
私が書きましたのは一番下の段の辺りのものでしょうか。
この辺りを基本形として、デフォルメしていくのです。

この辞書、あらゆる漢字に対して調べられますので
書を学ぶ物にとってバイブルの様な辞書です。
一つの文字に対して 五體(楷書、行書、草書、隷書、篆書)を書いてますので
あらゆる作品体系に応じてくれる心の友です。

私達には当たり前のこの辞書。
余りに一般の方には知られてない様で
作品よりも食い付きが良くなってしまう事も多々あります。






  
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Posted by HIROSHI UETA at 02:46Comments(0)作品/Works

2008年01月22日

手描きT-シャツ




「南無阿弥陀仏」



北九州のデパート井筒屋黒崎店にて
イベントを行ってきました。

デパートでのイベントは初めてで
他のアートイベントに来られる人とは様子が違い
色々と戸惑いましたが、何とかやってきました。





井筒屋黒崎店






ホテルからの眺め。さすが鉄鋼の町八幡、工場だらけ。
煙突からの煙が昼夜を問わず立ち上がり、風の向きを教えてくれます。



今までの作品の他、
実演でお客さんの名前や好きな言葉をT-シャツに書き
販売をしてきました。



古今和歌集より「春の歌一首」




古今和歌集より「恋の歌一首」




BACK


年配のお客さんが多かったので
やはりこの辺りが人気ありました。

意外に年配の女性は派手物がすきなのですね。
金を多く使った物を好まれている様でした。
未だ未知の世界です。


  
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Posted by HIROSHI UETA at 19:31Comments(2)個展・グループ展/Exhibition

2008年01月14日

北九州初イベント


「うねり」

本日より北九州市に行ってきます。
明日より井筒屋黒崎店にて作品の展示を行ってまいります。

パフォーマンスとしまして、Tシャツ等に手描きする事になっておりますが
九州という所は、漢字の書道が盛んな所でして
どんな方がいらっしゃるのか、少しびびってもいます。

初めての北九州市という事で
どんな所か全くイメージが無く
期待と不安でワクワクです。

画像の作品は06年の田園調布でのイベントに出品した物です。
「流れに乗る時か、逆らう時か、そのつど見極めて生きていく」
と言っていた友人の言葉を思い出して制作しました。
時代や世間の「うねり」に対する
細い線が私のつもりです。




  
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Posted by HIROSHI UETA at 03:20Comments(0)個展・グループ展/Exhibition

2008年01月12日

EBIZライブ




1/6の拾得でのライブの画像いくつか紹介いたします。
いずれも左端でハーモニカを吹いていますのが筆者であります。




今回ちょっとハーモニカの紹介します。
私が現在使っているのがTOMBOのLee Osker(リー・オスカー)モデル。
TOMBOは日本で小学校を経験されてましたら良くご存じの方も多い
日本で有名なメーカーです。


元々はドイツのHONNER社のマリンバンドを使っていました。
現在も多くのブルースハープ奏者は使っていると思います。
ハンドメイドで作られて、中央の部品が木で出来ており、枯れたいい音がします。

しかし私が困りましたのは、部品が自然の素材のせいか
当たりハズレがある様に感じたのです。
時にはスゴク吹き良いが、ハズレたら音のヌケが何か良くない。

ブルースハープは結構力入れて演奏しますから余計にリード(音を鳴らす為の金属板)が
を壊し易いのです。 
私はハーモニカは消耗品と思っていますが、良く使うキーでしたらは2、3か月もてばいい方なのです。

そこで、リー・オスカー。
実はこのハーモニカは、アメリカでしたら$50~$60程で売られており
他の有名メーカーの物より倍以上の値段が付く高級ハーモニカなのです。
勿論、商品のバラつきも感じませんし安心出来ます。

そして、リードが別売してますから自分で交換も出来るのです。

日本でしたら、国産品ですので値段も他の物と変わりありません。
リー・オスカーモデルが安く手に入る。
これは、日本に帰って来て得した事の一つです。

言っても、これは私個人の見解ですので
それぞれに意見があって当然と思いますが。
ショップの人自身もあまり御存じ無い事が多いので
今回はご紹介まで。






  
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Posted by HIROSHI UETA at 01:22Comments(1)書道とブルースの境。

2008年01月10日

コラボ作品結果3


先日(1/6)行いました拾得でのライブ。
多くの方においで頂きありがとうございました。

徐々にメンバー同士もまとまってきた様で
非常にやり易く、リラックスした状況の中
楽しく終える事が出来ました。
お客様に随分盛り上げて頂いた事も
成功の大きな要因だと思っております。

ライブの状況は又、後日という事で。

12/12にも書いてました。
コラボ作品が出来ておりますので
御紹介いたします。

「いのち」 切絵 妙凛

約550×200mm


「いのち」 切絵 妙凛

約350×250mm

上の作品は本紙(書を書いた紙)の上に妙凛さんの作品を散りばめました。
私的には命の輪廻の様な物をイメージしました。

下の作品は四角い切絵を本紙の下に入れて
本紙を通して透けている感じにして
小さい切絵は本紙の上に貼ってあります。

思った以上に奇麗に仕上がりました。

この作品は妙凛さんの2月の個展でお目に掛れると思います。
こちらでも紹介いたしますが
良ければ、妙凛さんのブログの方でもご確認下さい。
妙凛さんブログhttp://blog.goo.ne.jp/myourin



  
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Posted by HIROSHI UETA at 03:30Comments(0)依頼作品/made to order

2008年01月01日

御挨拶


篆刻「ネズミと迎春」

民芸で有名な芹沢銈介に真似て
篆刻で賀状用に制作しました。
ネズミの奥の空き缶の様な物は
米俵のつもりだったのですが・・。
実物は一辺3cm程です。

新年あけましておめでとうございます。
今年も墨にマミレて頑張りますので
どうぞよろしくお願いいたします。
皆様の健康とご多幸をお祈りいたしております。


新年の御挨拶まで。
  
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Posted by HIROSHI UETA at 23:29Comments(2)作品/Works