Contemporary Japanese calligraphy artist Hiroshi Ueta

2008年04月14日

準備おおづめ個展「書・源氏物語のをんな」


「落款の配置決め」

作品が仕上がり、裏打ちが済み。
最終は落款(印)です。

モノクロの画面に朱の落款を押す訳ですから
画面の構成に大きな影響を与えます。

通常でしたらサイン代わりに成るものですし
目立たない場所、もしくは作品の左下等。
ある程度決まっているとされてるのですが。

私の場合、作品にとって一番引き立つ場所を探します。

ですので、上下左右、中央すべての場所から「ここ!」って所を見つけるのです。

これが結構時間掛かります。
数ミリ動くだけで見た目は変わりますから
切り抜いた落款の紙を少しずつ動かしては、離れて見、動かしては、見。

かかる時は2,3時間そうやってることも・・。

決めて、いざ押す時にズルッと動かして2重の印に成ったりとかも
今まであったりもしたんですけど。

しかし、これがバシッと決まれば気持ちいいんです。


個展会場 arton art gallery http://www.arton-kyoto.com/events.php
  
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Posted by HIROSHI UETA at 04:12Comments(2)個展・グループ展/Exhibition