Contemporary Japanese calligraphy artist Hiroshi Ueta

2010年10月27日

木津川アート開催間近!


展示の作品の一部を公開「痕跡」


いよいよ木津川アートの開催がせまって来ました。
作品の制作も大詰めに成って来ました。
と言いましても
まだ作品は揃っていませんので
日々制作に追われた状態です。

今回の私のテーマは「痕跡」。
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木津川を散策して出会った
一つひとつの小さな痕跡。

目立つ物ではないが
そこにあるからこそ感じられる
時間の流れ、いぶき。

しかしそれは過去の物だけでなく
私達の一つひとつも
未来に繋がっていく痕跡という事ではないか。

万葉の時代から現在。そして未来へ繋がる痕跡。
そんなものを書で表現しようと思います。

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今回は今までやったことのない作業を多くやっておりますので
なかなか手間取っていますが
手ごたえのある物が揃ってきてると思っています。

また他の出品作家も関西は勿論、東京、名古屋など遠方からも参加しており
ジャンルも音楽、ダンス、写真、インスタレーション、陶芸、
版画、立体物など非常に幅広く
一日、二日掛けてゆっくりアートを楽しんで頂ける
内要に成っている事と思います。

どうぞ御誘い合わせの上、足を運んで頂き
秋の清々しい風と共に楽しんで頂きたいと思います。
イベント詳細は木津川アートHPにて御確認下さい。
出品作家、展示会場、アクセス方法も紹介されて居ります。


木津川アート2010
日時:2010年11月3日(祝) ~14日(日) 
        10時~17時(鹿背山エリアは16時まで) 最終日15時まで
会場:京都市木津川市の3エリア(木津本町エリア・鹿背山エリア・上狛エリア)

私の展示はJR木津駅より徒歩10分程の
八木邸」の庭園付きの和室で展示させて頂き
11 月3, 6, 7, 9, 13, 14日は会場に居ります。


八木邸の北にある木津川を挟んだ対岸にあった道しるべ。
これも今回の大事なモチーフ。
  
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Posted by HIROSHI UETA at 04:09Comments(2)個展・グループ展/Exhibition

2010年10月14日

只今発売中!年賀状素材集「和の彩り」


年賀状素材集 和の彩り 卯年版
アスキー書籍編集部 著
定価:1,239円 (本体1,180円)
発売日:2010/10/07
形態:A4変 (176ページ)
付属品:CD-ROM1枚


はやくも年末の話に成りますが

アスキー・メディアワークスさんより発行されました
画像の年賀状素材集「和の彩り」卯年版
私も参加させて頂き、4点掲載して頂いてます。

イラスト、書、墨絵、版画、切絵、貼り絵
絵手紙、水彩画等 多くのジャンルで個性的な和風の年賀状の素材が揃っています。
どうぞ書店等で手に取って頂ければと思います。

年賀状を書かない方も増えて来たと聞きますが
やはり届けば嬉しい物。

普段は会えない方でも
年賀状ででも御挨拶出来れば
相手の事を思い出し、繋がりをまた感じる事も出来ますよね。


  
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Posted by HIROSHI UETA at 05:02Comments(0)依頼作品/made to order

2010年10月06日

莫山先生逝く


榊莫山著 「文房四宝シリーズ 紙の話」より 
作品「行」

榊莫山(さかきばくざん)氏がお亡くなりに成った事を
夕方のニュースで知りました。

「莫山先生の爆弾発言」「よかいち よかいち」で
いっきに有名に成った方ですが
私の尊敬する書家のお一人でした。

榊氏は若い頃から書芸院展等の中央書壇で活躍された方でしたが
そのあり方に疑問を唱え
早くから脱退し
一人の書家として活動されて居られました。

たまにTVで拝見する時は
そのざっくばらんに飄々とした感じがそのお人柄をも伺い知れ
人としても素晴らしい方だったのだろうと想像し得ます。

個展等をしててよくお客さんに聞かれた事で
「莫山先生は上手いの?」というのがありました。

毎回答えていたのは「凄く上手いです。」
私なんかが批評するのもおこがましい事ですが
技術は勿論の事、上手さを越えた何かがある事。
作品を見れば莫山氏の手のものと分かる独創性。
そしてその見識の広さは著書を見れば一目瞭然でした。

羊毛を使った柔らかい線。
墨色の美しさはピカイチです。

現在、独立し書家として活動している者は多くいますが
その様な活動が世間に認知されたのも
書道は中央書壇以外に道が無かった時代に
その先駆者として様々な困難を乗り越え
新たな道を切り開いて下さった莫山先生おかげなんです。

感謝と共に
榊莫山氏の御冥福を祈り
私自身の事ももう一度見つめ直したいと思います。
  
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Posted by HIROSHI UETA at 04:11Comments(0)

2010年10月03日

屏風のナカ


作品「ゆうだち」φ500(mm)
2003年制作。古い色紙額を使って制作。ウッスラ格子模様が見えますか?

よく古道具屋さんに足を運ぶのですが
その時古い屏風や色紙額も探します。

最近の屏風や和額はプラスチックを使う事も多いのですが
古い物は中に障子の様な格子の木のサン(骨)が入っています。
(勿論今でも本仕立ての場合は木の物が使われます。)

私はどうもその格子が好きな様で
いつかそれを使った作品を作ろうと
ストックしています。

表の作品は綺麗に張るものの
強度を増す為に、内側の格子には何重にも雑多な紙を張っており
その内張りの紙も楽しいんです。

一枚剥がした所

小さな唐紙、生地物、メモが残っている使い古しの紙等。
その表具屋さんの仕事も分かりますし
その屏風が作られた時代がそのまま封印されています。

今回剥がした屏風には
昭和10年のハンコが押された「京ぞめ」「あき草」「かの古」等の文字
商品目録か何かでしょうか。? 万年筆で書かれたモノが貼られていました。
もっと古い物でしたら古文書なんかも出てきて
表の作品よりも価値のある場合もあるらしいですよ。

まあ私が手に入れるのは
大正から昭和初めの物が多いので
ビックリするほどの物はそうそう出ないと思いますが・・。

という事で今回も全て剥がし綺麗な格子が出て来ました。
さてどんなのを作りましょうか・・?
  
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Posted by HIROSHI UETA at 02:56Comments(5)