Contemporary Japanese calligraphy artist Hiroshi Ueta

2011年04月22日

表参道のアートイベントSICF12参加


昨年のSICF11での展示風景

昨年に引き続き
今年も東京・表参道のスパイラルでのアートイベント「SICF12」に
参加させて頂きます。

このSICFは
選出された様々なジャンルの100組のアーティストまたはグループが
A日程とB日程に分かれ、各ブースで作品を展示。
審査員による各賞、来場者の投票による賞を競うアートイベントです。
参加者は有名公募展の受賞者も多くおり
ハイグレードな作品が数多く展示されて居ります。

身の引き締まるイベントですが
この夏の神戸での個展も視野に入れ
震災から我々が学んだ、人同志が「手をつなぐ」事をテーマに
手漉き和紙を用いた
シルクスクリーン、エンボスをいかした作品を展示致します。

私はB日程に展示し、会場にも居りますので
是非足を運んで頂き楽しんで頂ければと思います。

SICF12 
A日程:2011年5月2日(月)、5月3日(火・祝) 11:00~20:00
B日程:2011年5月4日(水・祝) 、5月5日(木・祝)11:00~20:00
会場 : スパイラルホール(スパイラル3F) 東京都港区南青山5-6-23
入場券: 一日券   一般 700円/ 学生500円
    フリーパス 一般1,200円/ 学生800円

SICFのHPには参加アーティスト一覧から
各アーティストのHPにリンクされていますので
事前に気に成るアーティストを見付けておくのも
楽しみ方の一つかも知れませんね。

  
  • LINEで送る


Posted by HIROSHI UETA at 01:49Comments(0)個展・グループ展/Exhibition

2011年04月06日

宮大工時間


一階部分が組み上がってきてる。上から撮影

木工作家さんの紹介で宮大工さんの仕事現場を拝見させて頂きました。
現場は桜で賑わう京都で一番人気のお寺の中にある三重塔。
現在解体修復している所でした。

色々見させていただき、お話を伺わせて頂きました。
非常に面白かった所を少し。

驚いた事は、修復する際の道具は、その作られた時代に使ってた道具に合せるという事。
大まかに木を断栽する時は別にして、仕上げの段階の道具はその当時と同様にする様です。

いきなり「この柱を見てもらうと、槍鉋(ヤリカンナ)と台鉋(ダイカンナ)を併用しているのですよ。」と
「?」としていると
「ほら、削り跡を見ると違うでしょ。これが槍鉋の痕。」と実際に槍鉋で削って見せて頂き(上画像)
「この塔は、ちょうど台鉋(現代のいわゆる鉋)が出てきた頃に作られたという事に成るのです」
宮大工さんによると
解体前は江戸初期に作られた塔という事で始まったのですが
この二つのカンナを使われているという事は
台鉋が使われ始めた応仁の乱(1460年代)前後の建物という事に成るそうなのです。

またこの三重塔は一段目、二段目、三段目それぞれ手が違う。
応仁の乱で京都が乱れた際、腕のある多くの大工は地方の大名に抱えられ、いなく成った。
だから寄せ集めの大工でこの塔を作ったという事でした。

以前地質調査されてる方に伺った際は、その方の時間感覚は地球時間で見てるので
万年、億年単位で調査している訳で、人間が地球に誕生してまだ間もないという感覚。

この宮大工さんにとっても江戸時代なんてごく最近という感覚。。

日本人が、自分の一生を考えられ、家族を大切にするという感覚を持ち出したのも
ちゃんとした民家という物が存在し、豊かに成りだした江戸時代からで
いつ死ぬか分からない戦乱期の中世は、神は家族より近くに存在し
合理的な考え方もなく
今では想像もつかない全く違った感覚を持った日本人であったという事でした。

チョットの違いから、その時代を想像し、作り手の想い、考え、生活まで
思いを巡らすお話。非常に面白く、興味の尽きない時間でした。


元の木材が松の場合は交換するが
ケヤキや檜の場合は概ね交換する必要無く
削れている所や、釘穴を補強すれば使えるそう。
500年経ってもまだ、次の修復までは大丈夫ってスゴイ。

  
タグ :京都職人
  • LINEで送る


Posted by HIROSHI UETA at 02:29Comments(0)マイ・フェイバリット