Contemporary Japanese calligraphy artist Hiroshi Ueta

2012年11月18日

ダブル取材

イギリスのアートオークションBonhams方が家に来られ取材がありました。

京都市の動きで海外の富裕層の観光客を呼び込みたいという思惑があり
京都市から委託を受けた業者が
様々な海外からの取材依頼のお手伝いや、観光PRをしている様で
その一環として私の所に富裕層向けアートオークションマガジンの方が
いらしたという訳でした。

またその京都市の動きを取材したいという
TV局の方も一緒に来られ二重の取材が行われました。
Bonhamsの方は日本にも住んでいた事があるらしく
日本語も少し話され、書道の事もよくご存知で
和やかな雰囲気の中行われました。

私が紙を拡げ、書きながら説明しようと
「何か好きな言葉がありますか?」と書く題材を求めた所
「灯台もと暗し」とおっしゃって一同大笑い。

他にも中国と日本の書道の違いや
日本文化の特色、若い日本人の日本文化の捉え方等
結構深い話所まで話は及びました。

後で帰りのタクシーの中では「灯台もと暗し」を家に飾ると喜んでられてたそうで
無事取材は終わったのでした。
TVの放映日が決まれば告知をと思っていましたが
放送の一時間前に「これから」という感じでお知らせ頂きましたので
間に合いませんでしたスミマセン。
(11月15日MBS毎日放送「VOICE」夕方6時15分~で放送されました)

また年明けの頃にはマガジンの方が届くと思いますので
こちらはきちんと報告させて頂けると思います。


  
  • LINEで送る


Posted by HIROSHI UETA at 03:06Comments(2)メディア/Media

2012年11月11日

「絵本 化鳥」全国発売!


「絵本 化鳥」

化鳥(ケチョウ)と読みます。
明治、大正の文豪・泉鏡花の文章を
京都のイラストレーター中川学さんの手で絵本に成りました。
現在全国の書店で発売されていますので是非お手にお取り下さい。

前回の「龍潭譚(リュウタンダン)」が完成し
金沢の泉鏡花記念館で展示されたのが昨年の秋。

今年は泉鏡花記念館のバックアップもあり
監修:東 雅夫 出版社:国書刊行会 という豪華布陣で
装丁はiD 泉谷宏樹さん、題字が私というお馴染みのメンバー。

色彩美しく、しっとりとした紙質
表紙は総エンボスで泉屋さんらしい凝り様。
私の文字も銀色に輝いて表現してくれました。
(この表紙をめくるとまた一工夫が・・。)

ちなみに落款「化鳥」も作らせて頂いています。
「化」の人べんを人らしく造形し
「鳥」と読める範囲の篆書体を用いました。
人と鳥が並んでいる内容を意識した落款で
「人は地に足をつけ、鳥は天と繋がっている。」
そんな意味合いも込めました。(繋がってるでしょ。)
そんな盛り沢山な絵本が1,995円!

是非お買い求め下さい。


絵本 化鳥〈えほん けちょう〉
判型 B5判横 ISBN 978-4-336-05544-6
ページ数 72 頁 定価 1,995円(本体価格1,900円)
〈内容紹介〉
文豪・泉鏡花の傑作短篇「化鳥(けちょう)」を、イラストレーターの中川学さんが完全絵本化。50枚におよぶオールカラーの絵で、こどもから大人まで楽しめる泉鏡花のふしぎな世界です。

評論家、東 雅夫と鏡花研究家、吉田昌志による解説も収録。


  
  • LINEで送る


Posted by HIROSHI UETA at 02:38Comments(0)依頼作品/made to order

2012年11月07日

ワークショップの報告。木津川アート

木津川アート2012現在開催中ですが
初日の11月3日にワークショップを致しました。

参加者が集まるのか不安でしたが
結局予定していたよりも多くの方にお出で頂く事が出来ました。

今回のネタは前回紹介しましたので省略しまして
ワークショップしたらその成果品も必要という事で
扇子も用意しました。
参加者の自己紹介として自分の好きな言葉や文字を
扇子に書いて頂き皆さんに発表。
その後、巨大な校歌にかかりました。


私も学校の先生と言えば・・・のイデタチを800円で用意し
扉には黒板消しをハサミ、学校の雰囲気を意識してネタを少々仕込みました。


ワークショップはそんなに経験なかったのですが
参加者、見学者、そして私もホントに楽しんで取り組めたワークショップが出来
笑いに包まれ無事終えることが出来ました。

今回のワークショップを始めから御協力頂き、構成、計画を考えて頂いた学生ボランティアの桂さん。
墨の提供を快く引き受けて頂いた株式会社呉竹さん。
こちらの要望の紙を提供して下さった株式会社シーズクリエイトさん。
筆を貸し出して下さった母校四国大学の太田先生。
最後の最後まで手伝ってくれた先輩と友人達、そして家族。
有難い、ありがたいと何度も感じた今回のイベントでした。
ホント一人では何も出来ませんね。

今回制作した校歌は最終日までメイン会場の当尾小学校3階に展示していますので
是非ご覧下さい。














私の記念撮影をしていましたらみんな集まってくれました。



たくさん使った筆を協力して洗ってくれました。

生徒だけ居なくなった。的なオブジェ。これも3階に展示。




  
  • LINEで送る


Posted by HIROSHI UETA at 00:37Comments(2)個展・グループ展/Exhibition