Contemporary Japanese calligraphy artist Hiroshi Ueta

2016年12月02日

徳島で初めての個展

今も非常勤講師で徳島の四国大学に行ってますが
学生時代を徳島で過ごしました。

休日によくやってたルーティンに
ポッポ街を通り、“そごう”の画廊を見て
今はもう無く成ったVIVREで服を物色、東新町商店街を抜け
もう一件の古びた画廊を見て。道すがら本屋、古本屋、CD屋なんかを物色。
CITY(これも無く成った)に立ち寄り
最後に行き着く駅前の森珈琲店

学生の私にとってはチョット背伸びした佇まいの珈琲店でしたが
店内では誰かの作品展をやってて、それを見ながら珈琲と煙草。
というのが好きな時間でした。

当時、芸術を感じられる場所が街中には少なくて
2件の画廊と森珈琲店が唯一の灯火でした。
(今も同じ様な事を京都でやっているのですが)

新しいモノ、流行りモノを服屋や本屋で知り。
美術や表現の眼を画廊や、古本屋、CD屋なんかで勉強してたんですよね。
今は意識してやっていますが、その頃は無意識にただ飢えてたというか・・・。

珈琲にしても
京都でホントに美味しい珈琲を出す「珈琲伽藍」という珈琲店と出会い。
そこの近くに住みたいと思って住処を探し、通ってた程なのですが
そこで使っていた豆が神戸・萩原珈琲のモノで(そこで初めて萩原を知ったのですが)
なんと徳島の森珈琲店で出していたのも萩原の珈琲だったのです。

非常勤になる前、卒業後久しぶりに森珈琲店に立ち寄り
ふと珈琲缶を見ると「萩原の缶」!
味もわからず飲んでいた珈琲が、今でも美味しいと思えるモノだった事が
なんか嬉しくなったのでした。

前フリが長く成りましたが
その森珈琲店が来年30周年を迎える。
それを記念して来年の一年間は月毎に今まで縁のあった作家さんに
作品を展示してもらう事にされたそうで
私は2月に展示させて頂く事に成りました!!!

昔はただ憧れの様な場で
まさかこんな時が来るなんて思っても居ませんでした。

徳島で初めての個展を森珈琲店でできる事をホントに嬉しく思っています。
徳島そして四国の皆さん。
2017年2月は是非美味しい珈琲と共に作品に会いに来て下さい。
私もたまに珈琲を楽しみに行きますので。
  
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Posted by HIROSHI UETA at 14:36Comments(0)道程個展・グループ展/Exhibition