Contemporary Japanese calligraphy artist Hiroshi Ueta

2018年02月13日

東京のrooms EXPERIENCE 36に参加します。


H.P.FRANCEが毎年開催する大型イベント
rooms EXPERIENCEに参加します。

rooms EXPERIENCE 36
会場:東京・五反田TOCビル13階
会期:2018年 2月21日(水)~2月23日(金)10:00~19:00(予定)
イベントHP : https://www.roomsroom.com/

実は昨年に引き続き2回目の参加。
前回はどんなんかな~って気分だったので
ほとんど宣伝もできませんでしたが
前回の感じだと
ファッション、工芸、エンターテーメント、雑貨、絵画。マッサージや占いまで!
他にも左官のパフォーマンスや、プラレールもまであり
盛り沢山の楽しいイベントでした。しかもクオリティーが高い!
なんか物凄く東京やな~って感じました。

前回の入口

私の参加するグループは紙媒体の人達が集まった所で
広告の方、イラスト、特殊印刷、新聞を使ったカバン、古書など
様々な紙媒体の方々と御一緒させて頂きます。

あまりに色々あって楽しいイベントなので
自分が客になってゆっくり見て回りたいイベントでもあるのですが・・・。
以前までは業界さんに向けてのイベントだったらしく
一般の人は入れなかったみたいなのですが
今回は一般の方も入られます。
また時間が合えば有名人も多数いますよ。

私は順路からすると一番最後の所に展示しています。
来場に関してはコチラに。
どうぞ近辺の方是非覗きにいらしてみて下さい。


  
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Posted by HIROSHI UETA at 01:36Comments(0)個展・グループ展/Exhibition

2018年02月05日

作品製作のルール-四国大学卒業制作展-

私が非常勤で集中講義をやっています
四国大学文学部書道文化学科の卒展が開催されます。

平成29年度 四国大学文学部書道文化学科 卒業制作展
会期:2018年2月9日(金)~12日(月)
        10:00~17:00
会場四国大学交流プラザ3階 キャンパスギャラリー

年々作品の表現の幅も拡がり見応えのある内容になっています。
4年間書道に取り組んできた学生達の力作を是非ご覧下さい。

私も卒展の制作は大変だった事をよく覚えています。
大学に収める作品が一点必要なのですが
その時書いたのが「無一物」。
画像は無いのですが書いた時の感覚はよく憶えています。

提出期限間近で大学の昼休みの時間でした。
部屋に駆け帰り、キッチンの狭い板場に下敷きを敷き、書きまくっていました。
書いてはダメ、書いてはダメ、書いてはダメ・・・・と紙を撒き散らしながら。
その時・・・・・・デキタ!
ふと書き終わった時に「デキタ!」 と思えたのです。

それまではそこそこ書けたと思えた物を置いといて
幾つか揃ったら、それらを並べて見比べ、一番マシと思える物を作品として提出してましたが
その時初めて感じた「デキタ!」という感覚。

疑いようも無くソレは「デキタ!」って作品に思え
テンション上がり、こ踊りしそうな嬉しさを憶えました。

それから、そして今でもその感覚が自分の作品を作る時のルールになっています。
「デキタ!」と思えるまで書く。

製作している時にカスる事はよくあります。(悪くないんだけど、めっちゃまでは良くない状態。)
一応置いておく習慣はまだあるのですが
スグ次の紙を出して書きます。(次を用意するって事は駄目な証拠だな)と自分に言い聞かせます。

そして何度もカスっている内に
「デキタ!」がやってきます。 
今日なのか、明後日なのか、いつやってくるのか分らないのが厄介な所なのですが
それでもいつかは必ずやってくる「デキタ!」を待ちながら制作する。
その製作ルールは22年前の今頃できました。

作品「無一物」

今年の卒展には講師として私も一点出しています。
色紙作品をいうお話だったのですが、色紙サイズ位だったらと思いコレを出しました(笑)。
そう。自分の卒展の時のと同じ「無一物」です。
なのであの時の事を思い出さずにはいられませんでした。

学生達頑張って下さい!私も9日に見に行きます。







  
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