Contemporary Japanese calligraphy artist Hiroshi Ueta

2018年07月08日

「京都×パリ」パリに行って来ました。


空港からバスに乗り、始めの到着地オペラ(ガルニエ宮)

前回書きました。
京都とパリのアーティスト、職人をコラボさせる事業の
第一弾として京都から選出された10人(組)が
パリに集合しました。

私にとっては初パリで色んな人からスリだとか、街が汚いだとか聞いていましたが
私にとっては人も良く、さすが世界の観光地、外国人慣れしてるな~って感じ。

この事業では基本的には個々で動きますので
自分でホテル、飛行機を手配して現地集合が原則。
先ずは「お疲れ様~。お久しぶりです~。こんにちわ~」って感じでパリ市庁舎に集合し
担当の方が市庁舎を案内下さいました。

パリ市庁舎内


議会内

私は議長席を頂きました。



私達が行った前日はコシノジュンコさんのショ-が行われてたとの事。
もうすっかりそんな雰囲気はありませんでしたが十分にゴージャスな市庁舎でした。

その後街を案内して頂きながら徒歩で移動。


バスティール広場


アトリエ・ド・パリ(Ateliers de paris)

オープニングパーティーの為、今回の本拠地アトリエ・ド・パリ(Ateliers de paris)へ。
初めはオブジェかと思ってよく見ると全て食材。
パーティーの食事でした。
アクリルパネルで区切られフランス料理と日本料理が対比されています。
素材がドーン!って感じですがしっかり味付けされてて美味しかった。





京都の皆さんパリにお越し頂きありがとうござました~という感じ。

食事も楽しみながらパリ側のアーティストと挨拶。
初めましてぐらいのつもりが、既に自分の作っているモノに対して
熱い話し合いが始まりだし止まりませんでした。
そんな中、京都市長も登場。

現地2日目、早速本題が始まります。
朝9時から今回の企画をもう一度全員でおさらいし

自己紹介を兼ねて少し自分の仕事を紹介。


Michel Pochonさん 
馬具の製造技術を使いもう既に様々な有名ブランドの仕事を手掛けてる。

Florenceさん 繊細なコンテンポラリージュエリーを作られてました。

その後はパリのアーティスト側の本格的なプレゼン。
10のテーブルにそれぞれ自分の作ったモノを置き
コチラも一人づつ各テーブルに付き、時間が来たら次のテーブルと
いった感じでそれぞれの説明を聞いて周ります。

Anaisさんは藍染め作家であり、ファッションデザインもされてる。


Julieさんは製本作家と紹介されていましたが、本当はもっと奥深い仕事をされてます。
また後日キチンと御紹介します。

Valerieさんは日本ではあまり見掛けない、麦わらの寄せ木細工の作家さんで物凄い良い人。


Isabelleさんは陶磁器になるのかな。非常に繊細でデザイン性豊かな作風。


この時に注意して見ていたのは、作品の面白さは当然ですがそのクオリティーも。
作品の裏側も見ながら何処まで目の届くアーティストなのかを見させてもらっていました。
一緒に仕事する訳ですし、やはりどこまで信用できるのかというのは
きっと作品にも表れてると思うので。

またどういうプロセスでこのモノはできているのかも重要。
製作プロセスを聞くと自分がどこで入れば一緒にできるのか何となくイメージできますしね。

しかし1テーブル確か10分位だったと思うのですが
短時間でそういうのを見て、聞いてするのはホント疲れました。
本当はそれぞれの工房をまわる事ができれば一番良いのでしょうが
遠方の方もいらっしゃるとの事なので物理的に無理ですね。


昼休憩はいつもこんな感じで用意して下さいました。

さて、次は交代し、京都側のプレゼン。

井上雅博さんは京表具の三代目。でもアートワークも製作されています。

黒川徹さんは数多くの海外で活躍されてる陶芸家さん。
作品もですが、私的には彼のキャラが最高。

西村武志さんは友禅彫刻の職人さん。
パリには何度もお越しの様で、既に様々なコラボを展開中。

畳職人の横山充さんと、デザイナーのフローレンさん
なんと伊勢神宮や大徳寺の仕事もされてるとの事。

私は実際に書きながらお話し。


10人全員に説明していくのはなかなか大変です。
また互いに母国語じゃない英語でのやり取り。
スゴイ集中力と体力を使い、終わる頃には抜け殻になっていました。

このやり取りの中で自分のパートナー候補を絞り
第四候補までリストアップし提出。
あとは主催者側でスリ合わせをし、次の日の緊張の発表となったのですが
それはまた次回に。

  
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