Contemporary Japanese calligraphy artist Hiroshi Ueta

2018年10月19日

パリのアーティストがやってきた♪「京都×パリ」コラボレーション

改めまして現在 京都市とパリ市の共同事業
京都×パリ「京ものアート市場開拓支援事業」
というモノに参加しています。

6月には私達がパリに行ったのですが
今回は京都にパリのアーティストの方々がいらしゃいました。
企画の内容は京都市のHPコチラでも紹介されています。
また参加アーティストもコチラで紹介されていますよ。



京都市庁舎でご挨拶


合同説明会@芸術センター

合同のギャラリー見学会やイベント見学、説明会なんかもあるのですが
自由行動の時間もあるので私はパートナーのジュリーと
日本の紙を中心に見て周りました。


先ずはちょうど大阪で催されていたTAKEO PAPER SHOWへ。
TAKEOの紙はパリでも目にしてて、パリの紙屋さんでも評価が高いので
ジュリーは大喜び。


また和本の製作、修復等も手掛けてられる経師大入さん。
ジュリーの製作してる本の写真をご覧頂いた所
それだけで彼女のスキルと独創性を評価して頂き
より深く職人として、プロフェッショナルとして、文化としてのお話をうかがい
工房を拝見させて頂きました。
またこのあと大入さんもパリに行かれるとの事で
パリのジュリーの工房にも行く約束をされてしていました。


私も掛軸の製作でお世話になっている表具師の古澤さんには
屏風に使われる紙蝶番の作り方、また技術を教えて頂きました。
これがまた私達の作品に反映されます。


今回2人で作っているのは
名前は今後変わるかも知れませんが
「KONSEKI-book」と「ISHI-book」のふたつ。
その内のひとつに使おうとしてる漆紙を買いに木曽アルテックさんのショールーム銀意匠へ。



帰りは白沙村荘橋本関雪記念館へ。
コチラは日本画家の橋本関雪が自ら製作したアトリエ、庭園がご覧頂けます。
いわゆるお寺の庭園とは一味違う美意識に触れ大満足。


紙でもう1つ代表的な唐紙の唐長さんにも。
奥様が詳細に歴史、唐長で起こったお話も交え
文様のお話を聞かせて頂きました。

そして現代の和紙表現者の代表格のおひとり
堀木エリ子さんのショールームも。
コチラも本当に素晴らしいお仕事を沢山されてて、なんど鳥肌が立った事か。
和紙の可能性を大きく拡げられてお仕事をされてる事に
改めて感銘を受けました。

みんなでお弁当買って外で昼食。

これらひとつ一つが私達のコラボレーションに必要な
技術と素材、また構想になっていきます。
ご協力頂きました皆様改めてありがとうございました。

そして最終日ヴィラ九条山で皆さんの前でプレゼンテーション。
それぞれが今の構想と、製作状況、今後の取り組みを発表していきます。
さて私達のは・・・・。
ほんの少し。
外見だけですが

こんなモノを作っております。

次ジュリー達に会うのは来年1月にパリ郊外で開催されるメゾン・エ・オブジェ
それまでに良いモノを仕上げようと
早速パリと京都でメールのやり取りが始まっています。
どうぞ完成をお楽しみに。





  
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Posted by HIROSHI UETA at 15:30Comments(0)道程メディア/Media