Contemporary Japanese calligraphy artist Hiroshi Ueta

2010年01月12日

使わなきゃ分からない。動画も。

使わなきゃ分からない。動画も。

                         短冊作品 「花ごころ」 365×60(mm)

日本有数の筆の生産をされている広島の熊野筆。
その熊野で約100年の歴史を持つ長栄堂さんの
筆を使わせて頂きました。

楽天の大和ISMというサイトで動画を含めて筆を紹介して居ります。

この撮影以前も長栄堂さんの筆を何本か持っており使わせて頂いてたのですが
今回使わせて頂いたイタチ科のコリンスキーという動物の毛の筆には
正直驚きました。

一般によく使われる
イタチやタヌキ等の毛は硬いくて張りがある筆になり
羊毛等の白い毛は非常に柔かな筆に成ります。

両方を兼ね備えた中間の筆というので
中心に硬い毛を入れ、外側に柔かい毛を巻かれている筆を
ご覧に成った方、愛用されてる方も多いと思います。

しかし、本当の中間は
このコリンスキーの筆でした。

墨含みも十分ですし、書いてると絶妙な中間。
柔かという感もありますが、しっかり張りもあり
十分な弾力。漢字のハネやハライの書きやすいこと!
「筆が勝手に書いてくれる」という印象がしました。

もし興味がありましたら
是非試して頂きたいと思います。

画像の短冊はそのコリンスキーの筆で書きました物。
下記のサイトではその筆の制作風景。
短冊を書いている所も動画で紹介して居ります。

私の普段の筆の速さもご覧頂けると思います。
楽天 大和ISM http://item.rakuten.co.jp/yamatoism/fude_s_ma/
使わなきゃ分からない。動画も。

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Posted by HIROSHI UETA at 21:17│Comments(2)メディア/Media
この記事へのコメント
お久しぶりです、こんにちは。

これが「縁」なんだなあと感じました。
けれども、良い縁に恵まれるのは
ただひとつのことを
続けてきた人たちだからこそなのかなと
上田普さんや、筆職人さんを拝見して
はっと気づきました。
Posted by なおこ at 2010年01月16日 15:34
なおこさん:お久しぶりです。
       コメントありがとうございます。
  
       私の様な仕事をしていますと
       「縁」が全ての様に感じています。
       一つの物、人、それぞれが繋がってくれないと
       良い仕事は出来ないんですよね。

       「どこでどうつながるか分からん」
       よくそんな事言っては
       外に出て行かないと、と自分にけしかけます。
       (こもる事が多いですから)
       
       なおこさんも玄関を出た時から
       きっと何か始っていると思いますよ。
Posted by HIROSHI UETAHIROSHI UETA at 2010年01月17日 01:06
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