Contemporary Japanese calligraphy artist Hiroshi Ueta

2011年01月22日

筆墨精神―中国書画の世界 京都国立博物館


現在、京都国立博物館にて
筆墨精神=中国書画の世界」が開催されてます。

書道を学んでいる人間にとっては
教科書として使ってきた古典の本物が展示されている
嬉しい企画展です。

学生時代から馴染んでいた
王羲之(おうぎし)、欧陽詢(おうようじゅん)、虞世南(ぐせいなん)、
褚遂良(ちょすいりょう)、王鐸(おうたく)、智永(ちえい)
呉昌碩(ごしょうせき)等々。 中国書画の歴史的な有名人ばかりです。

今回展示の多くの作品は
朝日新聞の創業者のひとり上野理一氏によって収集された物という事なのですが
昔の財閥の方や、企業の社長は
茶会を催したり、芸術家のパトロンに成ったり
芸術作品をコレクションしたりと文化によく精通しています。

今はなかなかこういう方が少なく成ったんじゃないでしょうか?

セレブなんて言葉はよく聞きますが
車に宝石に時計にバックに毛皮。
誰が見ても高価そうな物にしか興味がないのでしょうか。

これでは芸術家は育たないし、文化も廃れていきますよね。
自分にしか分からなくても、素晴らしいと思う物を
収集し、もしくは制作させる。
これってある意味勇気のいる事なのかも知れませんが
それが粋なお金の使い方だと思うのですが・・。

横道にそれて愚痴ってしまいました。

さて、「筆墨精神」展
私達にとっては超有名な物が多いのですが
一般的にはなかなかマニアックな展示内容になっていると思います。
そのせいか入場者もまばらな感じがしました。

逆に言うとこれはチャンスです。
じっくり、時間を掛けて鑑賞できます。
何千年前からの名品が数分間独り占め出来る訳ですから。

文字、絵画の素晴らしも勿論ですが
どの様に法帖が制作されているのか
(私にとっては新しい発見が多く有りました。)

昔の紙、明時代の墨は良いと言われているが
今のとどの様に違うのか。
(よーく見てると想像出来そうな気がしました。)

なんて見方も面白かったですよ。

同時開催されてる
「篆刻家 園田湖城」そのコレクションや
制作した印章も非常に興味深い展示でした。

日本画家橋本関雪富岡鉄斎の印章を制作し
その印が使われている実際の作品の展示もありました。

篆刻って難しそうに思われるのですが
デザインとして見たり
彫刻として見るとなかなか面白い物が見つかります。
是非楽しんで下さい。

筆墨精神―中国書画の世界
1月8日~2月20日
京都国立博物館

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この記事へのコメント
勉強になります。
是非拝見します。
Posted by ささき at 2011年01月22日 17:22
是非行きます!!
Posted by みか at 2011年01月22日 22:07
ささき様:逸翁美術館http://www.itsuo-museum.com/でも
      面白そうなものをやっていますよ。

      これも是非行きたいと思っています。

みかさん:遠方ですが、興味ありましたら是非。
      明拓の蘭亭序、智永の千字本なんかもありましたよ。

      
      
      
Posted by HIROSHI UETAHIROSHI UETA at 2011年01月23日 01:24
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