Contemporary Japanese calligraphy artist Hiroshi Ueta

2011年02月21日

書道に邪魔な物。


見えるかな? 作品「道しるべ」より道

書道は芸術に成りえるのか?
私は「書道を芸術にしたい」と思い
今の活動がスタートしたのですが

書道が芸術として公平に見てもらう為に
邪魔な物がある様に思っている。
「道」である。
道と付くが為に日本人に公平に見てもらえない様な気がしている。

最近興味深い話があった。
学校の柔道の授業中に事故が多いという事である。
なかには、亡くなってしまわれた方もあるという。

確かに体をぶつけ合うだけに
事故に成るリスクは高い事は理解出来るのだが

しかし、柔道人口が日本よりも多いフランスでは
事故件数が日本より明らかに少なく
死亡例等は無いという報告であった。

ニュースでは実際の例を挙げ
日本の柔道指導者に医療の知識がない事が
未然に事故を防げない理由とし、
体調管理や不調がある時の対処方法の徹底を促していたのだが

一つに「道」の考えの違いがある様に思えた。
日本人に質問。
柔道はスポーツですか?

フランスでは柔道は間違いなくスポーツと捉えています。
スポーツと認識していれば日本でも
トレーナーも居るし、指導者にも最低限の医療知識があるはず。

しかし、日本で「道」が付くと精神論が必ず付いてきます。
体調が悪いと「精神が弛んでいる」と見なしはしないだろうか?
気がのらないと言いだすと「精神を叩きなおす」や「気合が足りない」と
言いだしたりしないだろうか?

日本人特有の精神論。
勿論私も大好きな分野ではあり、日本の文化として必要不可欠な物と思っているのですが
理解の仕方に誤りが多い所でもあると思います。

私にとっては「道」という一般の認識が邪魔な気がして
今も書道ではなく書と言わせてもらっています。
人には「道を外れたので、書なんです」と言っていますが。


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Posted by HIROSHI UETA at 22:00│Comments(2)道程
この記事へのコメント
はじめまして。

道、確かに道がつくと意味合いが変わりますね。
私もだからあえて書道と言わず、書と言っています。

確か西川寧先生もその様な事を書かれていたと思います。

これからも拝見させて頂きます。
Posted by 書人 at 2011年02月24日 07:10
書人様:コメントありがとうございます。
     
    やはり同じ様に考えられてる方もいらっしゃった
    という事が分かり嬉しいです。
    
    どうぞ今後ともよろしくお願い致します。
Posted by hiroshiueta at 2011年02月25日 03:47
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