Contemporary Japanese calligraphy artist Hiroshi Ueta

2022年09月04日

個展「山水」のご案内



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「山水」上田普作品展
日時:2022年9月23日~10月10日
     9:00~18:00 / 会期中無休 / 入場無料
会場The terminal kyoto
    京都市下京区新町通仏光寺下ル岩戸山町424番地
    TEL : 075-344-2544
作家在廊日:9/23,24,25,27, 10/2,3,4,9,10
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<ギャラリートーク> 9月24日(土)14:00~

<書の道具の話「墨、紙、そして硯」> 10月9日(日)13:00~/15:00~


上記ふたつのトークイベントは参加費無料ですが人数の制限をもちたいので
要予約とさせて頂きます。 予約&お問合せは 164ueta@gmail.com まで。

個展の案内が完成しました。
今回もデザインはiD.の泉屋宏樹さん。
カッコよく仕上げて頂きました。

私の個人の作品はもちろんですが
コラボレーションとして和紙照明のセリーヌ・ライトさん
パリのど真ん中サンルイ島にショップを持ち、活躍されてる方ですが
彼女は現在ビラ九条山のレジデンスに滞在しているアーティストでもあり
10月1日からのニュイブランシュにも参加します。
いま大きなオブジェを制作中で私もVRを使って参加致します。
そういう意味で今回の私の個展もニュイブランシュの企画の一環になっています。
またセリーヌさんは私がパリでコラボレーションさせ頂いた方でもあり、今回久しぶりの再会となりました。

また新島龍彦さんは造本作家という珍しい肩書の方で
いわゆる本の装丁なのですが、紙にもマニアックでアイデアも豊富
そして哲学的。一見スマートな本を作られてるのですが、中には熱い想いが凝縮されてる様で
コチラからのラブコールの様な感じでご一緒して頂きます。

浦田恭資さんは以前神戸のアート〇美空間Sagaで展示したhttps://hiroshiueta.kyo2.jp/e323909.htmlの時のアクアリウムの方で
久しぶりのコラボレーションをお願い致しました。
和室空間に泳ぐお魚の作品。私も楽しみです。

そしてゲストとしてもうひとかた。ウクライナのミシェル・ネーワルさん。
彼女は以前1年間京都に住み、私の所で書を、他でも華道、着付けを学び
ウクライナに戻った後もオンラインで勉強を続けていました。
そしてウクライナで初個展の華道展を7月に予定していた中、今回の戦争。
知人をたより、ドイツ、UKと移動し、今京都に戻ってきています。
そこで駄目になった華道展を京都で開催したいと現在動いている中
私の会場にも花を添えて頂こうと思います。

今回はThe terminal kyotoという大きな京町家空間ですので
贅沢に大きく空間を使っていこうと思います。
そうぞお楽しみに!


前回お話していました木製オブジェのNina Fradetさんは彼女の都合で不参加になりました。
  
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Posted by HIROSHI UETA at 20:53Comments(1)個展・グループ展/Exhibition

2022年07月31日

動画完成!「山水」 上田普作品展

個展のタイトル文字が完成しました。
ここでは画像修正無しの書いたまんまで公開しておきましょう。


それにともない動画も作ってみました。


ご覧いただいた様に実は私だけでなく
和紙照明の セリーヌ・ライトさんCeline Wright、木製オブジェのNina Fradetさん
造本作家の新島龍彦さん、アクアリウムの株式会社a.a.c.さん
ともご一緒して頂きます。
コラボしたり、共同制作したりです。

詳しくはまた今後お知らせさせて頂きますが
色んな方向からの表現を試みようと思っております。
どうぞお楽しみに!
私は必至のパッチで頑張ります・・・!!

会場: The terminal Kyoto   
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Posted by HIROSHI UETA at 05:17Comments(0)個展・グループ展/Exhibition

2022年06月24日

個展のタイトル決定と備忘録

個展の日程が決まりました。
2022年9月23日~10月10日
会場はThe terminal Kyoto です。
2020年新型コロナ第一波の時に4人展”connection”で展示させて頂いた素晴らしい和の空間です。

昨年秋にから年末にかけて出し尽くした気分で
次の新作に向けて自分なりの疑問や
漠としてまとまらなかった事を資料をあさっていました。


今ちょうどタイトルが決まったので
この気分を忘れないように記す事にしました。

タイトルは「山水」です。
根 Roots
石 在
この様なのがテーマになります。

白沙村荘 橋本関雪記念館での個展から文人の事が気になりだし
自然の象徴としての石があり
文字は書くのではなく、刻み込むんだという事を表現してきました。
次もそんなに変わらんやん と思われるかも知れませんが
「山水」と思い浮かんだ時にひとつ扉が開いた気がしたのです。

なのできっと新しいモノが出てくると思います。
どうぞお楽しみに。


  
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Posted by HIROSHI UETA at 00:21Comments(0)個展・グループ展/Exhibition

2022年06月05日

「伝える事」-いま一度、2021の知恩院秋のライトアップの展示「月影」

2021年秋の知恩院での展示「月影」を
振り返らせて頂きます。

知恩院での秋のライトアップの際に
友禅園内の白寿庵にて展示をさせて頂きました。

この様にチラシも


美しい庭園 友禅園の中の白寿庵。




月影は月光の事。月の光は白いのでLEDの白い光で差し込む光を表現しました。

期間中多くの方に見て頂けました。


この展示企画をして頂いたVESSEL株式会社さんが大事にしていたのは「伝える」事。
私の知る正しい情報を伝えて欲しい。という強い意図ありました。
そこで行ったのが


書の道具の勉強会。
京都古梅園さんから墨をお借りし、墨の製造方法から硯と墨の相性
同じ墨でも硯、紙が変わると墨の表情も変わるという話をさせて頂きました。

また知恩院三門前の大階段に50mの法然上人の書状の巨大臨書を展示させて頂き

臨書する事で感じられた法然上人像を三門前でお話させて頂きました。




知恩院に来ていても、法然上人の事は知らないとか。
文字を書くことはどういう事か。
月影の歌の意味は。
墨の本来の扱い方、使い分け方。
そんな事を数人にでも伝えられたのだったら嬉しいです。

本当は自分の知ってる事なんてまだまだ浅くて
勉強しないといけない事が膨大にあるのですが
それでも自分のできる事、知ってる事をキチンと ”伝える” 事は引き続きやらないといけないと感じています。

そうしないと、書道業界だけみても
墨を磨る人は減る一方だし、そうすると硯作る人も居なくなる。
墨の良し悪しが判断できる人が居なくなると、墨の業界も佳い墨をわざわざ作る必要もなくなる。
技も術も目も悪くなる一方です。

きっとこれは私に限った事ではなくて
あらゆる業界に言える事でしょう。皆さんドンドン ”伝える” 努力をしていきましょう。


貴重な経験と体験をさせて頂きました。
知恩院さん、VESSEL株式会社さん、お出で頂いた皆さん
ありがとうございました。

  
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2022年01月11日

「書を宿す」コラボレーションwith 矢﨑悠悟さんの話

「去年今年貫く棒の如きもの」虚子
コゾコトシと読みます。
去年、今年と言いますが貫いた棒の様なモノ。
と言いますから去年の話をします。

昨年の金沢での個展「蹟SEKI」にて行いました
コンテンポラリーダンサーの矢﨑悠悟さんとのコラボレーションのお話。

事の始まりはThe Terminal Kyotoさんでのグループ展「connection」に
たまたま矢﨑さんがお越し頂き
地下に展示していた映像作品<2020/04/17 - 2020/05/28> を見て
この筆音で踊ってみたいというお話からでした。

書く音があると気付いたのは
パリでチェロのミュージシャンとコラボレーションした際に用意してもらった紙が
水彩紙で普段の紙より硬く、また土の上に紙を置いた為にリハーサルの時に
ガサガサと音がする事に気付いた時でした。
結構分かりやすく音がするので、その音も使ってセッションする様にコラボレーションしたのです。

それから日本で振動を拾うマイクを手に入れ
紙の上で書く音を増幅するようになり、ジャズバンドどのコラボの時も使っているのですが
ふと古典の臨書する時に、元の筆者のリズムがその人の呼吸にも通じると感じ
また書く音が呼吸にも感じられると思った所でした。

そこでコロナ禍を記録しようとした
映像作品<2020/04/17 - 2020/05/28> にも筆音を記録しようとしました。
この作品は2020年4月17日~2020年5月28日の間のパンデミック時の私の記録です。
色んな人が色んな事を言っているこの先の世の中、今後の私達に必要な事なんかを
ネット、TVを通じて探してメモっていました。
またこれから日本がそうなるであろう海外のパンデミックの状況をEURO NEWSで見ていた
その音声をバックに流しています。記録する、残すという書の意味をデジタルでもって表現しました。

それを矢﨑さんとコラボレーションした「書を宿す」は
それから約1年半経っての状況を表現した作品にしました。
世界の知識人達が今現在言ってる事をイヤホンで聞きながらメモを取る。
私は机の上でそれだけをやっています。

矢﨑さんは遠くからその書いてる音で踊る。
遠くからというのはコロナ禍で当たり前になったリモートです。
書き残して伝達した情報を音にして、受け取った矢﨑さんが体で表現する
そんなパフォーマンスでした。

とは言え、その遠くからを実現するには金沢側で協力して頂いた方々がホントに素晴らしい
仕事をしてくれていました。カメラ、音響またそれをライブで中継してくれていましたので
沢山の機材と調整が必要でした。また当日は雨になったので
予定のスタート地点が直前に変わった事もあり、ギリギリまで調整して下さっていました。
そんなバタバタもありつつの本番だったのですが
映像が素晴らしかったので、配信の方でもしっかり楽しんで頂けた様です。

矢﨑さんのダンスは見てもらえると分かる思いますが
”一筆書き”に例えられる通りにホントに流れる様なダンスで
重力を感じない様な軽い動きです。しかしパフォーマンスが終わって一旦裏に控えた時の矢﨑さんは
ボタボタボタ~と汗が凄い量で流れ落ちていました。
見てる方はそんな風に見えなかったそうなのですが
やはり凄い筋力を使ってられてのあの軽い動きなんだと改めて感じました。
素晴らしいですから是非見て頂きたい。

現地では私の顔バレしていない事が良かったみたいで
私が同じ会場で書いている事をギリギリまで気付いて居なかった観客も沢山いらっしゃった様です。
矢﨑さんと私が同じカメラに映った所で初めて私も会場に居ると
認識された様でした。

私がイヤホンで聞いていたユヴァル・ノア・ハラリさんの言葉の中で
多様性の話がありました。
コロナ禍で人種、セクシュアリティ、宗教などこれまで一見蓋をされてた様々な事が表出しました。
自分達が本当の意味で多様性を尊重しないといけないという内容をお話していたのですが
そういう意味ではアーティストという人達は、その多様性の最たるモノで
得意分野なんじゃないかと思ったのです。

自分達の存在意義としては、その多様性とはどういう事なのか
それを伝える事も自分達の役割なんじゃないのかと思いました。
それがパフォーマンスの最後に書いた言葉の意味です。

このパフォーマンスを通じて自分の役割を改めて実感したという訳でした。
現在youtubeで見る事もできますので
よかったらご覧ください。
https://youtu.be/7dij1kNbgNE
2022年良い年になって欲しいですね。

  
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Posted by HIROSHI UETA at 00:53Comments(0)個展・グループ展/Exhibition

2021年12月20日

知恩院秋のライトアップ展示の振り返り

秋の展示が無事全て終わりました。
徳島の森珈琲店さん、木津川アート、京都・知恩院、金沢ナイトミュージアム
2ヵ月半の間に。
途中ちょっとヤバいかな・・とも思ったのですが
ひとつづつ丁寧に考え制作していく事を心掛け
それぞれに思い入れのある展示を行う事が出来た事も良かったです。

というのも夏頃にひとつレジデンスの募集があり
この企画なら大丈夫と高を括って応募したのが落ちた事で
「調子に乗ってたなあ」と今一度身を引き締める事が出来た様に思います。
(結果落ちて良かったと今は思う)

白寿庵

知恩院での展示を振り返ります。
作品は法然上人の「月かげのいたらぬ里はなけれどもながむる人の心にぞすむ」の
歌から発想しインスタレーション、映像作品を制作しました。

事前に流した建物の2階から墨を落とす映像の為に
パフォーマンスの一環に見えたかも知れませんが
落とした墨が跳ね返り、その飛沫で描くという構想でした。
なのでそれ位の高さが単純に必要だったという訳。

月からの光の様に一ヵ所から墨(光)が飛び、襖や掛け軸に届く。
それを見ようとしないと(受け止めない様にしないと)見えない。

墨を落とす時に周囲に襖4枚と掛け軸になる紙を持って周囲を囲んで頂きました。
そしてそのまま白寿庵の中に展示するという作品です。
建物の構造も考えLEDの照明も入れ、月の光が差し込むかの様に演出しました。

もう一つは「月かげ」の歌を私が書く映像です。
茶室の障子部分を利用して投影しましたが
書いてる音もひらって制作したので、実際にソコに人が居てて書いてると
カン違いする方も多く、ちょっと怖い映像と感じる方も多かったみたいです(笑)。

ともかく書く事はその人の呼吸、リズムがソコにあるという事が
何となく伝わった様に思います。
インスタレーションが伝わり難い人にもこの映像の反応はスゴク良かったので
作っといて良かったと思った作品でした。

そして法然上人のお弟子さんに送った手紙(消息)を50mに引き伸ばして
臨書した作品。
先ほども言ったように書にはその人の呼吸やリズムがあると思っているので
私が法然上人の文字を大きくする事で
お客さんにも法然上人の人物像を何となく感じて頂けるのではなのかという試みでした。
私自身も何度も書きながら、法然上人クセや筆法みたいなのを感じ取っていましたから
そういうのがこの知恩院で少しでも感じ取ってもらえないかという考えでした。

展示はHPのexhibitionの中にまとめました。
またyoutubeでもその模様を制作風景とともにまとめてみましたのでご覧下さい。

何と言ってもコレを制作するにあたり、ご協力頂いたカドカワ株式会社の皆さん。
墨を落とすのに「良いよ!」快くOKして頂き会社の敷地を貸して頂きましたし
50mのロール紙もまたスゴク重いのに、展示に何度もご苦労を掛けてしまいました。
素晴らしい機会を頂いた企画のVESSEL株式会社さん。
墨をかぶるかも知れないのに覚悟を持って襖を持って頂いてたアーティストの皆さん。
襖、掛け軸の制作を聞き入れて頂いた表具師の皆さん。
ドローン撮影をしてくれたニッチモん。要望に応えて頂いた知恩院また関係者の皆様。
全てに関わりサポートしてくれていた妻。
皆さんのご協力あっての展示、企画だったと思います。
他にも三門前でのトークや墨、紙についての話もあったのですがそれはまた別の機会に。
ご参加頂いた皆さんも
誠にありがとうございました。

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2021年11月30日

@金沢 上田普 個展 「蹟 SEKI」

8年ぶりになる金沢での個展です。

≪金沢ナイトミュージアム×金沢市民芸術村アクションプラン合同企画≫
上田普 個展 「蹟 SEKI」

会場は2か所なのですが日程のズレがあるのでお気をつけ下さい。
会場①:12月4日(土)~12日(日)11:00~17:00 As baku B 蔵 (金沢市尾張町2-10-6)Google MAP
会場②:12月7日(火)~ 9日(木)10:00~19:00 金沢市民芸術村アート工房 Google MAP

金沢市民芸術村アート工房の方は平日の3日間という短期間の展示なのですが
イベントは盛り沢山です。
12月7日(火)19:00~(約30分・予約不要)「書を宿す」
 コンテンポラリーダンサー・矢﨑悠悟(元ヤザキタケシ)と「音」「呼吸」をテーマに共演します。
 〈当日ライブ配信予定〉
12月9日(木)18:00〜(約60分)「アーティストトーク」
 2会場で展示された作品とパフォーマンス「書を宿す」について、質疑応答を交えて解説します。
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矢﨑悠悟さんと金沢市民芸術村アート工房はこんなに広い!

Post from RICOH THETA. - Spherical Image - RICOH THETA



内容はこんな感じなのですが
ざっくりとした内容は
・As baku B 蔵では蔵の中でのインスタレーション的作品と小作品の展示。
 またここは泉鏡花記念館のすぐ近くなので
 ソチラも足を運んで頂けますとこれまで制作に関わった絵本「化鳥」「榲桲に目鼻のつく話」「朱日記」等も
 手に取って頂くこともできます。私と泉鏡花が似てるんじゃないのか?という所も
 解決して頂けるかも知れませんねw。

・金沢市民芸術村アート工房では会場がかなり大きいので
 作品も大きくなります。DMの作品「痕跡」も3パターンに分けて展示しますし
 コロナ禍で制作した映像作品<2020/04/17 - 2020/05/28>
 他「沈黙」、「石シリーズ」など大きな空間を生かした展示を予定しています。

石シリーズ


この会場で12/7に行うパフォーマンスはダンサーの矢﨑さんとですが
以前から矢﨑さんとは ”いつか一緒に” と思ってまして、今回ようやく実現させてもらいます。
矢﨑さん重力を感じさせない軽さと、一筆書きの様な動きがホントに魅力で
是非この機会に見て、体験して頂きたいと思います。

今回個人的に大きな変化があったのは
書家としてではなく、現代アーティストと紹介して頂いてる事。
以前から書道を現代アートにするには?みたいな話は聞いては居たのですが
無理に自分を現代アートに寄せる様な事はしたくなくて
書を掘り下げる事で、現代アートの方から受け入れて頂ければそれで良いと思っていたのですが
今回企画者が現代アーティストと紹介してくれた事で
ひとつ扉が開いたのかな?と思っています。(私的に書をやってるスタンスは全く変わらないですけど)
コチラの方にその紹介文と
本企画の事も細かく書いてくれていますのでご覧ください。

金沢で皆さんにお目に掛かれるのを楽しみにしています。

現地の下見で偶然通った金沢城の原っぱ。なんかすごく記憶に残ってる。

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2021年11月19日

月影 上田普作品展示 ≪京都・知恩院ライトアップ2011≫

めっきり秋めいた中
京都の各所でライトアップイベントが行われています。
私もそんなイベントに交ぜて頂き、作品を展示させて頂きます。

京都・知恩院 秋のライトアップ2021(夜間特別拝観)
「月影」上田普 作品展示
日時:2021年11月19日(金)〜11月28日(日)
   17:30〜21:30 (受付終了21:00)
会場:知恩院内 友禅苑 白寿庵
  ライトアップの入場料金が必要です
  大人:800円 小中学生:400円

企画:VESSEL株式会社
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知恩院三門

三門前トーク
  11月20日(土)&21日(日) 18:30~ と 19:30~ 計4回
  ・テーマ「月影」の話と白寿庵の作品について。
  ・三門前に展示する50mの源空(法然上人)自筆消息の臨書について。
   またそこから分かる法然上人の人間像。

書の道具。-墨と硯の相性、そして紙について-
  11月23日(火・祝) 13:00~ と 14:00~の2回
  墨と硯には相性があり、そして紙によってまた表情が変わる。
  表現したいものをどの様に墨と硯を使い分け制作するのか。
  実演を交えお話します。
  コチラは日中のイベントですが
  会場の白寿庵には庭園 友禅苑の入場料が必要です。
  大人・高校生300円 小中学生・150円
※各会10名程度で予定しています。
  参加希望の方はコメントにてご連絡下さい。
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トークあり、展示ありですね。
作品の方は法然上人の
「月かげのいたらぬ里はなけれどもながむる人の心にぞすむ」
の歌から発想し、制作しました。
白寿庵の中をインスタレーション的に展示致します。

ちなみに制作風景

パフォーマンス的に見えるかも知れませんが
この位の高さが必要だったのですよね。
制作協力:カドカワ株式会社
ドローン撮影協力:にっちも

知恩院はホントに広いのでの白寿庵をチェックしておいて下さいね。

  
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Posted by HIROSHI UETA at 00:19Comments(0)個展・グループ展/Exhibition

2021年10月25日

2021秋の展示 / 徳島・東京・京都・金沢

今秋の展示が5つございますので一気にご案内させて頂きます。

☆徳島駅前の森珈琲店さんで展示中の
 ≪‐蹟 上田普作品展-≫ は~10月31日まで
  営業時間:AM8:00 ~ PM18:00 水曜定休
          30日、31日の午後は私も寛いでいます。
          余談ながら
          徳島県立文学書道館の特別展「文字の美 柳宗悦がみつめたもの」~11/14も楽しみ♪


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木津川アート2021  京都府木津川市瓶原地域にて
 会期:2021年10月31日(日)~11月14日(日)
          木津川ストリームとして小品を出品。
          髭邸に展示しています。

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☆東京のGINZA SIX内の蔦屋書店GINZA ATRIUMにて
 京都のものづくりーKYOTO another storyー
 会期:2021年11月4日(木)~9日(火) 11:00-20:00
          11月6日、7日は私も会場におります。

          うつわやアクセサリーなど普段使いできる京もの作品と
          世界的なアートフェアにも出展された工芸アート作品が競演する展示販売会。
          京ものユースコンペ出展者とSavoir faire des Takumi出展者が参加しています。

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☆京都・知恩院 秋のライトアップ2021(夜間特別拝観)
 友禅園 白寿庵にて
 「月影」
 会期:2021年11月19日(金)~28日(日) 17:30-21:30(ライトアップ時間)
          ライトアップの入場料が必要です。 大人800円、子供400円

          法然上人の月影をテーマに
          インスタレーション的作品と映像作品を展示致します。
          11月20日は国宝三門にてトークも行います。
          浄土宗の総本山である知恩院の素晴らしい建築、紅葉と共にお楽しみ下さい。

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☆金沢ナイトミュージアム2021
 上田普 個展 「蹟 SEKI」
          2会場での展示です。
 As baku B の蔵内 (尾張町2-10-6) 12月4日(土)~12日(日)11:00-17:00 
 金沢市民芸術村アート工房         12月7日(火)~9日(木) 10:00-19:00

 〈イベント1〉「書を宿す」
 コンテンポラリーダンサー・矢﨑悠悟(元ヤザキタケシ)と「音」「呼吸」をテーマに共演します。
 12月7日(火)19:00~(約30分・予約不要)会場 / 金沢市民芸術村アート工房にて ライブ配信予定

 〈イベント2〉「アーティストトーク」
 12月9日(木)18:00〜(約60分)会場 / 金沢市民芸術村アート工房

          As baku Bの蔵は以前から絵本の制作等でお世話になってる泉鏡花記念館
          すぐ近くです。また金沢市民芸術村での展示は平日のみとなりますが
          これまでの私の作品、平面、立体、映像を一気にご覧いただける機会になると思います。


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どうぞお近くのイベントがありましたら足をお運び下さい。
久しぶりに皆さんにお目に掛かれるのを楽しみにしております。

  
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2021年10月06日

ジャズバンドとのコラボ@Tokyo 配信も!



京都芸術センターにて2019年

京都コンポーザーズジャズオーケストラさんとの
コラボレーション企画の4回目が
東京の日暮里サニーホールで開催されます。

緊急事態宣言の中だとどうなるのかと思っていましたが
無事開催され、また告知も可能という運びとなりました。

なので今更な告知です。
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「音、沈黙と測り合えるほどに」
出演: 京都コンポーザーズジャズオーケストラ directed by 谷口知巳
     作編曲 山本翔太
     ソプラノ 十島可奈子
     読経   鈴木康照ほか
     書    上田普
     総合演出 谷口知巳 producer, director

日時: 10月8日(金)
     open: 17:30 start: 18:30
会場日暮里サニーホール
入場料: 前売:3500円 当日:4000円
チケット受付: tel 050-5875-3685(担当 堤)
         meil: KyotoComposersJO@gmail.com
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そんないまさらっ!と思われた方
でも大丈夫!!今回はオンラインでの配信も予定されています。

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≪バンドマスターの谷口さんからの告知です。≫
京都コンポBig NEWs!!!
配信決定!!!
https://youtu.be/v60lUTrpGWs
当日から約1週間このアドレスでご覧いただけます!!!
○無料でもご覧いただけますが、パスマーケット にてチケットをご購入いただけるとありがたいです!!!
https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/02jjj7xbaby11.html?fbclid=IwAR1taWksEYH06wcSY4-GHXV_X67K2XbC52K0YBrkqOuLVYgXw0GwM3LgvHw
10月8日pm6:30日暮里サニーホールにて「音、沈黙と測り合えるほどに」東京公演を開催することとなりました。
この機会に関東の皆さまにも是非お越しいただけたらと思います。
ご連絡お待ちしています!!!
京都コンポにソプラノ歌手、僧侶そして書家の皆さまにご参加いただき、新たな世界をご覧いただきます。
同時配信も準備中です。
ご予約お問合せは
050-5875-3685(担当 堤)
KyotoComposersJO@gmail.com
まで
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という事ですので。
生ライブでも。オンライン配信でもお楽しみ下さい。






伊丹アイフォニックホール 2020年
  
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2021年09月29日

徳島で個展「蹟」@森珈琲店


4年ぶりの徳島での個展。
徳島駅前の森珈琲店さんで個展をさせて頂きます。
以前の展示の際も書きました
私が学生の時、徳島で美術に触れる機会って
美術館に行くか、そごうの美術画廊に行くか。
それとこの森珈琲店さんでした。

いつでも誰かの作品が展示されており
美術の刺激に飢えていた私は
背伸びした気分で時折訪れては美術に触れていました。

そして美術を生業とする様になり
誰かの刺激にならないかなあと
ドーンと似つかわしくないかも知れませんが
でっかいの持って行きます。

お近くの際はお立ち寄り下さい。
間違いなく珈琲美味しいですよ!
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蹟 上田普 作品展 
会期:2021年10月1日~31日(水曜定休)
       AM8:00~PM6:00
会場森珈琲店 (徳島駅前)
徳島市寺島本町西1丁目57徳島駅前ターミナルビル1F
TEL 088-623-6198
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Posted by HIROSHI UETA at 02:07Comments(0)個展・グループ展/Exhibition

2021年07月20日

金沢での個展とインタビュー記事


<下記の個展は金沢のまん延防止等重点措置の適用により
延期する事が決定致しました。
残念ですが美味しいモノがいっぱいの冬にお会い致しましょう。>


2013年にG-WING’S galleryさんで「書の行方」という
個展をさせて頂いた以来ですから
8年ぶりにもなるんですね。
お盆の頃に金沢ナイトミュージアムのイベントとして展示をさせて頂く事になりました。

これまでも泉鏡花記念館企画の「絵本化鳥」、
この度第54回造本装幀コンクールで受賞した「榲桲(マルメロ)に目鼻のつく話」の制作。
「鏡花フェスティバル」なんかにも関わらせて頂いた事もあり
人の温かさも感じるせいか金沢ってホームな気分なんですよね。

会場も金沢市民芸術村のアート工房とAs baku B(アズバクビー)の 蔵の2ヵ所なんです。
As baku Bさんは泉鏡花記念館のすぐ近くなんで
是非ソチラも立ち寄って頂きたいポイントのひとつ。

矢﨑さんと下見の時。

また今回は以前からそのダンスが素敵だなあと
是非一度ご一緒したいと思っていた矢﨑悠悟さんと
パフォーマンスさせて頂く機会にも恵まれました。

これまでの私のパフォーマンスとは全く違った切り口になるので
それもきっと面白いものになるんじゃないかなと思っています。

そしてアートフェア東京でお会いした旅行webマガジンのApollonさんと
360度の写真、動画撮影ができるリコーTHETAさんからもインタビューを受け
そちらでも個展の事にも触れて頂きました。

Apollonさんは旅の必需品として、私のこれまでの旅の事なんかを中心に。
リコーTHETAさんは360度カメラの私なりの使い方なんかをお話しました。

THETAで金沢城を撮るとこんな感じ。

是非こちらもご覧下さい。
旅&ライフスタイルマガジンApollon
360°カメラ リコーTHETA
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<延期になりました。>
上田普 個展 「蹟 SEKI」
会期
〇As baku B 蔵 <googleマップ>   8月14日(土)~22日(日)11:00~17:00
〇金沢市民芸術村 アート工房 <googleマップ> 8月17日(火)~19日(木)10:00~19:00

パフォーマンス「書を宿す」 <コンテンポラリーダンサー矢﨑悠悟さんと「音」「呼吸」をテーマに>
 8月17日(火)19:00~(約30分・予約不要・雨天決行)
 会場:金沢市民芸術村 水上ステージ&アート工房 
 当日ライブ配信も予定しています。コチラ

「アーティストトーク」
 8月19日(木)18:00~(約60分)
 会場:金沢市民芸術村 アート工房 
 2会場で展示された作品と17日のパフォーマンスについてお話致します。
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金沢ナイトミュージアムHP
As baku B HP
金沢市民芸術村HP

今年も暑い夏になりそうです。


  
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Posted by HIROSHI UETA at 18:53Comments(0)作品/Worksメディア/Media

2021年05月25日

ART@DAIMARUに出品


「痕跡」

このフラッグ周辺に居ます。

Savoir-faire des TAKUMI
大丸京都店が全館でアートする『ART@DAIMARU』参加します。

イベント自体は全館使うというだけあって
なかなかな大規模なイベントで
シャガールあり、バンクシーあり、ビュッフェあり。
草間彌生や白髪一夫あり。
また日本伝統工芸染織展やアートなパッケージのお菓子まで様々。
日程がちょっとずつズレてたりしますので詳しくはHP を参考に 
ART @ DAIMARU→ https://www.daimaru.co.jp/kyoto/art_at_daimaru/

「"あ”の十字路」

私達「Savoir-faire des TAKUMI」
(私はTAKUMIプロジェクトと呼んでいますが)は
次世代アートフェスタ7階催会場にて展示します。
日時:5月26日(水)~28日(金) 10:00~19:00
   ≪私は5/27全日&5/28の15時~会場に居ます。≫

緊急事態の中なので大きくは宣伝していません。
でも美術は不要なモノでは無いという事は
この期間の間に証明されたんじゃないかなって思います。

  
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Posted by HIROSHI UETA at 20:16Comments(0)個展・グループ展/Exhibition

2021年03月02日

作品完成!TAKUMIプロジェクトin アートフェア東京


仮だと言ってたTAKUMIプロジェクトの作品がようやく完成しました。
動画も編集終了!
長かった!(^^;

ともかく早速動画を紹介しましょう。

作品 「蹟 SEKI」


いろいろ試行錯誤して線だけを取り出す事ができた。
さてこれをどう展示しようか? 固定させる・・・

ひとつ今回の想いの中に
「変化するから、形が変わるから、今のこの時が美しいんだ」という”うつろい”の美意識を取り入れたいと
いう考えがあって、この形に至りました。

壊れる作品、変化する作品です。

見て頂いたら分かるように煤を押し固めただけの作品です。
持ち運べば多少崩れるでしょうし、崩れたのがアクリルの中に溜まるでしょう。
それも含めて時間。

厄介なのは運送屋さんにお願いする事もできず、自分の手で運ぶしかありません。
なので前提として運べる位の大きさと重さでないと。

しかし、繊細な作品ながら書道が”入木道”と呼ばれていた時代の本来の姿を
表現できた様にも思っています。

そしてもう一点
以前作った半紙を積み重ねた「痕跡」の作品がなんと!


作品 「痕跡 KONSEKI]


透明になりました!!

これも書は”書くのじゃ無くて刻む”という事を表現した作品ですが
紙の下の、氷山の下の様な部分をどう掘り起こすのか色々考えました。

以前は本の仕立てにして、中を覗ける様にしたのですが
今回は紙の部分を透明にしてUVプリントとアクリル加工の力を借り
一見して墨の奥をのぞく事のできる作品にしました。

制作協力: 京都樹脂株式会社
これまでに無いものを作る訳ですから、京都樹脂さんも試行錯誤あった事と思いますが
それでも見事に形にして頂きました。
今回面白いモノができ、是非今後も何か一緒に作っていきたいですねと話しています。
それも楽しみにしてて下さいね。

今回の作品はTAKUMIプロジェクト(Savoir-faire des Takumi)の皆さんの作品と一緒に
コチラで展示致します。
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Art Fair Tokyo2021
東京国際フォーラム ロビーギャラリーブース C13
https://artfairtokyo.com/
2021年3月19日(金)~21日(日) 金 & 土 12:00~19:00 , 日 12:00~16:00
入場料4000円
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2021年02月03日

京都×パリのTAKUMIプロジェクト

一昨年パリの製本作家JulieとコラボレーションしたTAKUMIプロジェクト。
その時の作品はコチラに。

実は今年も参加しています。
しかしながら今回は互いのアトリエに行き来する事は叶いません。
なのでリモートで交流、打合せなんかを重ねながらコンセプトでコラボし
制作するというプロジェクトになりました。


打合せのメモ




今年私のパートナーになったのはカルル(Karl Mazlo)http://www.karlmazlo.com/nouvelle/
京都にも何度も来てるジュエリーアーティストで
彼も一昨年のTAKUMIプロジェクトに参加していましたので
互いに顔見知りで話もはやかった。


カルルの方が日本文化に精通している事もあり
私のコンセプトに歩み寄ってくれた様な気がしますが
取り合えず墨の表情を面白がってくれた事と
「はかなくて、変化していくからこそ、それは愛おしくて、美しい」
「全てに手を加える訳でなく、自然(無意識下)な所が必要」とか
私の思い描いている所に興味を持ってくれたので、そういう所がコンセプトになった。

硬い金属を扱う人にとって、ハカナイとか変化とか難しい取り組みだったと思うけど
それでも試行錯誤して面白い作品に仕上げた。
私の方は彼が墨じゃなくて炭を使うという話をしていて
カーボン・・・煤ね・・・っ‼
煤(すす)を使っての線=墨の線。筆線→線を抜き出す。
てな風に煤だけの繊細な作品に取り組む事になった。

私が工房を訪れた風にカルルが作ってくれた(笑)

そんな今回の取り組みとその作品はHPにアップされ公開されました。
Savoir-faire des Takumi https://www.kyoto-paris.art/
10人5組のアーティストがそれぞれコラボレーションし作品を作っています。

でも正直言うと私の作品はまだ完全には完成して居なくて、ココにあるのはまだ仮の状態。
2月の京都展にもその仮の作品を展示する事と思います。
しかし3月の東京の展示には間に合わします。(関係者の皆さんゴメンね。)
でもきっと面白いモノができると思いますのでどうぞお楽しみに。
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Savoir-faire des Takumi 展示日程
・2021年2月10日(水)~14日(日) 
 9:00〜17:00(最終日は16:00閉場)
 京都伝統産業ミュージアム(旧みやこめっせB1) / MOCADギャラリー

・2021年3月18日(木)~3月21日(日) 
 木 13:00〜20:00(招待のみ)、金-土 12:00〜19:00、日 12:00〜16:00
 アートフェア東京2021 東京国際フォーラム ロビーギャラリー ブースC13

・2021年3月22日(月)~3月24日(水) 
 月 17:00-20:00(ご招待のみ)、火 11:00-20:00、水11:00-17:00
 IWAI OMOTESANDO  東京都渋谷区神宮前5-6-15 入場無料・事前予約制

  
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