Contemporary Japanese calligraphy artist Hiroshi Ueta

2023年11月13日

普及版「絵本 龍潭譚」刊行されました。


200部限定一冊30,000円の「絵草子 龍潭譚」から12年。
普及版「絵本 龍潭譚」が国書刊行会から定価2,750円 にて発売されました。

今年は泉鏡花生誕150年の年で様々な角度から泉鏡花に関するイベントが催されました。
今も坂東玉三郎×泉鏡花、幻想の美 舞台4作品が全国映画館で上映。
金沢の泉鏡花記念館では特別展「再現! 番町の家」が開催中。
また可愛らしい鏡花が歩き回るweb展覧会もコチラで。

泉鏡花作品に触れる事になったのは
まさに12年前の「絵草子 龍潭譚」からです。
イラストレーターの中川学さんが泉屋宏樹さんに自費出版で本を作りたいという相談をされ
そのタイトルを書かせて頂く事になってから。
その後「絵本 化鳥」、「朱日記」、「榲桲(まるめろ)に目鼻のつく話」と
関わらせて頂きました。
なんなら私自身が鏡花に似てるんじゃないか!?という話になったり。
鏡花の手書き原稿から垣間見える鏡花の人物像をお話させて頂いた事もありました。

さて今回、私の読めるのか読めないのか分からない「龍潭譚」の文字を
(当時、読めなくても構わないという中川さんからのお話があったからですよ)
残して頂き、装いを新たにしつつも、元の印象を上手く残して普及版が完成しました。
元のA4サイズから手に収まるA5変型判になり、金属の表紙から黒い紙の表紙になりましたが
本を開くと見事に前の印象を残しています。
紙の手触り、色合い。色々苦労があった事は聞いていますがこれも素晴らしい本になったと思います。
というか印刷、デザインは新たに凝りに凝ってます。
苦労話は泉屋さんの方から。

今回出版記念として
鏡花生誕150年「絵本 龍潭譚」刊行記念原画展が開催されます。
会期:2023年11月17日(金)~12月4日(月) 最終日17時まで
    12:00 ~19:30(日曜日は19時まで) 11/21日(火)、22日(水)、29日(水)休み
会場:本屋Title 2Fギャラリー
    〒167-0034 東京都杉並区桃井1-5-2
中川学さんの朗読会&サイン会:11月17日(金)15:00~16:00 参加費無料
中川学さん在廊日:11/17(金)12:00~17:00 &12/3(日)13:00~17:00
ということです。
お近くの方はこの機会に是非足をお運び下さい。

これまで長く使っていた煙管がとうとう支障をきたしてきて
谷川清次郎商店に行きますと確か鏡花記念館で見たような煙管が。
これもご縁と思い購入してきました。
これは”如心”という煙管なのですが、茶道表千家で使われる型だそうです。
鏡花は表千家?かどうかは分かりませんが
沢山の持ってた内の一つはこの型の煙管だったと思います。

せっかく似てると言われていますので、煙管も寄せてみた訳ですW。
国書刊行会HP https://www.kokusho.co.jp/np/isbn/9784336075383/




  
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2023年10月30日

第56回造本装幀コンクールで「海の庭」が文部科学大臣賞を受賞!





第56回造本装幀コンクールにて大竹民子著「海の庭」が文部科学大臣賞を受賞致しました。
ブックデザインの泉屋宏樹さんから電話を受け「ウソッ‼」と大きな声を上げたので
階下から妻が「どうしたの?」と駆け上がってくるほどの驚きとビッグニュースでした。

授賞式では改めて製作メンバーと家族が集まる事ができ
また国書刊行会の磯崎さんも来て下さったので
ようやく本当の製作メンバーが集結する事ができました。
(コロナ禍での制作でしたのでほとんど顔を合わせる事ができなったのです)

他にも印刷、製本でお世話になった方々とも初めてお会いする事ができ
コチラの知り得なかったご苦労も聞かせて頂き
本当に色々な方の手があり、この本が形になったのだと改めて感じました。
皆様ありがとうございました。そしておめでとうございます。

受賞式での泉屋さんのコメントも良かったので
それは泉屋さんのnoteから是非ご覧ください。
泉屋さんこういう時には必ず私とTRINITASとのコラボシャツを着てくれてます。感謝。
審査員の方も「本と同じオーラを感じたからきっと同じ人が作ったのだと思った」と言ってくれてました。
そういうモノなんですかね? でも嬉しいお話でした。

今後受賞作品は印刷博物館、 奈良図書情報館などでの巡回展。
来年開催されますドイツ・ライプツィヒでの
BEST BOOK DESIGN FROM ALL OVER THE WORLD『世界で最も美しい本コンクール』。
フランクフルト・ブックフェア等に出品して頂けるとの事。
もちろんまだ購入可能ですので
コチラから国書刊行会HP是非お手に取って頂けたらと思います。

審査員の方々のコメントが授賞式で配られた冊子にありましたので掲載させて頂きます。
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島根の海辺で暮らす大竹民子氏の随筆集。 紡がれた文章からの「枯山水と水」の相反するイメージを巧みに融合させ、美 しい本に仕上げた。 龍安寺の砂紋を表す規則的な空押しの白いカバーに、墨の滲みが帯として重なる。 滲みは、深い藍色の表紙、見返しへと浸透し、 本文へ導いていく。天地小口 も藍に染められ本文ページとコデックスの背の白が浮き立 つ。 見え隠れする綴じ糸が愛おしい。 バーコードの対応も含め、 隅々に本づくりの誠実な熱意を感じた。
( 浜田桂子 )

帯に墨の滲みの広がりが3つ。 色は白と黒。 シンプルで、広 がる円の柔らかさと、硬質さが同居する。 龍安寺石庭の一部 を写し出した、と知って納得。
日本の石庭は思想だと思う。 透け感のあるカバー、 表紙、裏表紙までしみこむ墨の痕を表現し、奥行きを持たせたことにその思想を感じる。 チリを1ミリにしたところにも、研ぎ澄まされた日本的な美を表現し、ストイックな美を追求している。
( 中江有里)

魅力的な縦長の判型とコデックス装が本書に与える、片手で持って開ける安定感が実にいい。 テキストを上部に揃え下に広めの余白をとったレイアウトは、視線を上目に集中させ、読者の背をシュッと伸ばす。 また、本をめくる手が邪魔にならず、 ページと視線がスムーズに移動する。 紙の透け感を利用した 2枚のジャケットと本体に配された、タイトルと呼応する水墨調の表現が、 濃灰色の本文とともに本全体を貫き、本書を静穏なオブジェクトにしている。
( 寺本美奈子)
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事細かに本を見て頂いている事が分かります。
また専門的な目線も、コレは泉屋さんや制作に携わってくれた方々の苦労が報われますね。

最後に今年3月に島根県立美術館で開催しました「海の庭出版記念原画展」
その会場で流していました著者自身によって撮影されました松江の風景。
「海の庭」の原風景です。youtubeにアップしましたので本を片手に目と耳で楽しんで頂けたらと思います。

みんなおめでとう!



  
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2023年06月12日

天然大海老天丼と自家製のおうどんの店「白狐」OPEN!

6月20日ららぽーと和泉店
天然大海老天丼と自家製のおうどんの店「白狐 (シロキツネ) 」がオープン致します。


屋号と商品名を書かせて頂きました。

屋号の由来はご家族の出身地にある島根県の太皷谷稲成神社との事で
島根には今年3月に展示をした事もあり
私としてもご縁を感じる所でもあります。

これからの夏場でも楽しんで頂ける様にセイロの商品があったり
天然大海老、特A米のお米、無添加調整のお醤油
小麦アレルギーをお持ちの方でも楽しんで頂ける様に
様々に商品開発をされたとも伺いました。
ビジュアルからでも美味しそうですよね。

ららぽーと和泉店のHPを見ると夏物のセールが始まったり
新店舗も続々とオープンされる様子。
是非この機会に足を延ばしてみてはいかかでしょうか。
で、食事は是非「白狐」で楽しみ下さい。
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白狐  6月20日(火)OPEN
ららぽーと和泉 レストランフロア2F webサイト
住所: 大阪府和泉市あゆみ野4-4-7
営業時間: 平日  11:00~21:00(ラストオーダー 20:15)
          土日祝 11:00~22:00(ラストオーダー 21:00)
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2023年01月15日

「海の庭」完成



エッセイ集「海の庭」 大竹民子著
出版元:国書刊行会
装丁:泉屋宏樹
挿絵:宮本信代
表紙、題字:上田普


静かで美しい本が完成しました。
始まりは2019年の神戸のアート〇美空間Sagaさんでの個展「蹟 SEKI」展に
著者の大竹民子さんが松江からお出で頂いた事です。

大竹さんは以前から私達が制作した泉鏡花の「絵本化鳥」のファンでいただいてて
それで私の事を調べて頂いており
神戸の展示の機会にわざわざお出で頂いたのでした。

そこで制作中の本の題字の依頼を頂き
2020年末に完成したのが「からころ」。
コレも美しい本でした。

そして第二作目の今回
「絵本化鳥」の装丁を担当した泉屋宏樹さんも参加し
絵本化鳥の美しさは踏襲しながらも
全く新しい装丁を考えようとなり動き出しました。

「海の庭」のエッセイは山陰の海と京都の龍安寺の石庭が出てくるお話。
そこからこの本の縦横の比率は龍安寺石庭の比率になっています。
石庭の上からの画像を見たのですが


何か知ってる石庭とは印象が違う。
そりゃそうです。私達は画像で言うと右側の縁側から見ています。
きっと作庭した人も真上からの目線は意識していない。
本堂から庭を見てどう見えるのかです。
ソコにはあるけど目線からは見えない石もあり、その事で奥行きを出したりと
考えられているハズです。



なので私は石庭を象徴する墨点で表現したのですが
上から見た15個の石の場所をなぞる事はせず
本堂や縁側から見た印象を取り入れ、3つの墨点で表現しました。
そしてソコからにじんでいく墨がその周辺の石の存在を意識させつつ
波紋を表現できる様にしました。

本の装丁では薄い紙に墨の印刷をしており
二枚目の表紙の紙にエンボスで砂紋を表現しています。
二枚の紙を合わせる事で完成する石庭です。

作庭家の小川 勝章さんにお伺いしたお話で
「庭の石は置いているのではなく、埋めている。
地上に見えているのは、石のごく一部分」
という話がずっと私の頭の中にあり
地下部分の石も想像しながら見ると、もの凄く世界が広がったのです。
ソレをコンセプトにした「石」の作品も作っていますが
今回は本という事で実際に紙のレイヤーもあり、厚みもあるので
その地下部分も表現できると考え
本の裏面は埋まっている石部分を表現しています。




二枚の表紙をめくるとコデックス装の濃紺の本が出てきます。
側面も同色に塗られており、かがっている糸も濃紺。

そして文中の挿絵はこれも大竹さんが
以前から見て頂いており、母の宮本信代の墨の絵が好きだと仰って頂き
今回担当致しました。

「海の庭」より

「空道」より

「空道」より

「池」より

「ツキヤ川」より

「蛇」より

著者 大竹民子さんの静かで暖かな語り口の9編のエッセイ。
昔住んでいた京都、山陰の文化、景色、和歌の話など
著者の原風景ながらも、不思議と読み手も自分の原風景も思い出したり
小さき目から拡がっていく時間と文化の旅。
文章と相まった湿度を感じる墨の絵。

またこの不思議な寸法の本は
手に収まりの良い大きさで、コデックス装の装丁は180度簡単に開きます。
どうぞお手に取って楽しんで頂ければと思います。
コチラの国書刊行会さんのHPから入手可能です。https://www.kokusho.co.jp/np/isbn/9784336074461/
装丁に関する詳しい事は泉屋さんがnoteに書いてくれていますので
一緒に読んで頂ければ一層楽しんで頂けると思います。

またこの「海の庭」の完成に伴い原画展を行います。
宮本信代の挿絵の原画。
私の題字、表紙の作品。
また装丁の裏側も垣間見れる展示となる予定です。
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『海の庭』出版記念原画展
場所:島根県立美術館 ギャラリー3室
会期:2023年3月3日(金)- 3月5日(日)〈3日間〉 
    10:00〜18:00 入場無料
ギャラリートーク:3月4日14:00~15:00

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こちらも是非楽しみにして頂ければと思います。

  
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2020年08月15日

生中継!五山送り火

いや~暑い(;´Д`)真っ只中ですね。一応「夏の終わりを告げる」と言われる"五山送り火”。
今年は縮小されて行われるという事ですが、KBS京都さんでは今年も生中継が行われます。


この角度からの右大文字がいわゆる五山送り火のイメージですよね。
なので"火”の文字をこの大の形に似せて書きました。(伝わります?)
一説ではこの「大」は弘法大師空海の書とも言われています。
書の世界では三筆のひとり。
書いてみるとよく分かるのですが2画目の左バライの角度がいきなり急な事と
右のハライが結構長いんです。それがこの「大」のイメージに近づける大事な要素でした。


京都の方だと毎年決まった所でご覧になる方も多いと思いますが
今年はお家で手を合わせられるのもいかがでしょう。
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生中継!京都五山送り火2020
放送日時:KBS京都テレビ・BS11にてオンエア
    2020年8月16日(日) 19:00~20:30
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コチラでもその様に言っています。

KBS京都、BS11が見られないという方はyoutubeでもライブストリーミングがある様ですし
是非ご都合の良いアクセスでご覧頂ければと思います。
詳しくはKBS京都五山送り火特集HP: https://www.kbs-kyoto.co.jp/okuribi/

  
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2020年08月02日

日仏アーティストによるオンライン展覧会『Nature Is Not Your Household』


人に足を運んでもらうという事が難しくなって
今後どう展示会をやっていくのか
ここ数カ月色々実験やったり、調べモノをしたりとやっていましたが
ひとつの答えはオンライン展示。

実際に見てもらう事が一番な事は良く分かっていますが
ただオンラインだからできる事もあるのではとも感じています。

東京の美術館のトークイベントなんかも見てましたし
いま開催中のヨコハマトリエンナーレもオンラインで
オープニングレセプションをやってくれていましたので
最先端のアートディレクターの考えてる事が垣間見れました。
普段なら行けないので、オンラインである事の良かった事のひとつ。

ともかく色んな所で模索が続いています。

という事で今
アンスティチュ・フランセ東京 の協力で『Nature Is Not Your Household』という日仏アーティストによる
オンライン展覧会にグラフィックデザイナーのグレゴリー・アンボスさんと
コラボレーションさせてもらい参加させてもらっています。
「変態」「変態」と言っても昆虫がサナギから成虫になる方の「変態」ね。

哲学者エマヌエーレ・コッチャの著作『植物の生の哲学』と
『Métamorphoses(変態という意味)』からの抜粋テキストに対して、13人の日本とフランスのデザイナー
イラストレーターたちが自由に応答し、ポスターを製作したオンラインの展示会です。

ポスターは販売され、収益は森林保全団体more treeに寄付されるとの事。

東京の友人が言っていましたが
こういう状況になって改めて都会ってモロイなあと。
それに対して田舎は外で仕事ができたり、散策できたりと
最低限気を付ける事はあるにしても、ほとんど変わりない生活があり、たくましい。

スーパーにしか出掛けられない時も、道中の草花が変わらずある事に
どんなに楽しませてもらった事か。
ともかく自然に対してこれまで以上に考える機会にもなったので
森林保全団体に少しでも関われるのは非常に嬉しい事です。

これまで海外のアーティストとのコラボは何度かやってきましたが
こうやってストレートにグラフィックの方とご一緒させてもらったのは初めてじゃないかな・・。
料理される側なのですが、これまでと味付けの仕方が違うので私としても単純に楽しい。

13のアーティストのそれぞれの表現がありますのでどうぞ楽しんで下さい。
https://natureisnotyourhousehold.org/jp/


  
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2020年07月23日

祇園祭「鷹山」の文字

2、3年前だったか現在は祇園祭の休み山の「鷹山」の文字を書かせて頂きました。
その時は復活する話は知らなかったのですが
現在は約200年ぶりの復活に向けて動いている。

過去の資料なんか調べても、何しろ「蛤御門の変」以降の休み山という事らしく
元の文字の見本も無く、これが正解というモノもない。
ただ京都の祇園祭としての、祇園祭らしい文字を書かないといけないので
今の山鉾の古い文字や提灯の文字を調べつつ、書きながら特徴を掴んでいきました。

一見勘亭流などの江戸文字的な印象も受けるが
特徴的な起筆と波磔(ハタク)もある。

ともかく試行錯誤しながらも完成。
無事納品を済ませ、陽の目を見るのはいつかと思いつつ待っていました。
今日街中で珈琲を飲んでると、前を通る女性の背に「鷹山」の文字。

「スミマセーン!」と写真を撮らせて頂きました。
来年に掛けてこの文字が増えていくとのお話。
帰りに粽も頂戴し、今後長く使われるであろう仕事の重さに気持ちを引き締めつつ
でも嬉しく帰路に着きました。
※鷹山保存会: https://www.takayama.or.jp/
 今年の鷹山の粽授与は2020年7月23日と24日10:00~15:00 との事。

同じ様に次の誰かが、この様な仕事を受けた際は
私と同じ事をするでしょう。
その為にキチンとした情報を次の人にパスしないといけない。
「私らしい、らしくない」みたいな小さな事はこの様な時はどうでもいい話。

  
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2020年06月19日

父の日とうふ(男前豆腐店)発売中


男前豆腐店さんから「父の日とうふ」が発売されていますよ。
“父の日とうふ”の感謝のことば4種類。
 ・「男」
 ・「お父さん いつもありがとう 長生きしてね 大好きだよ」
 ・「パパ いつもおしごと ごくろうさまです だいだいだいすき」
 ・「父」

醤油をかけて文字が表れる様子は結構楽しい。
私も醤油が溜まり易くないとと思い、普段より文字を太く表現しました。
皆さんの想いが上手く伝わる事を願っています。

こんな感じでお近くのスーパーに並んでいると思いますので
販売は2020年6月15日~2020年6月21日までですので
お見かけしましたら是非。
ご家庭で楽しんで下さい。

  
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2020年05月06日

母の日のとうふ発売!!


男前豆腐店さんから「母の日とうふ」が発売になりました。
2020年5月4日から5月10日までの超短期間の発売です。
是非お近くのスーパーでお求め下さい。

お皿にお豆腐をのせ醤油をかけて日頃の感謝を伝える。
“感謝のことば”はこの4種
・「愛」
・「お母さん いつもありがとう 長生きしてね 大好きだよ」
・「ママ おいしいごはん いつもありがとう だいだいだいすき」
・「母」

これを書いていた時は思ってもいませんでしたが
今は家にみんなが籠っている時。
各ご家庭でこれでひと盛り上がりして頂ければそんな嬉しい事はないです。

お母さん明るく元気で長生きしてくださいね。


  
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2020年04月24日

「榲桲に目鼻のつく話」が金メダル!


ぶん 泉鏡花× ゑ 中川学 「榲桲に目鼻のつく話」


カバーを外すと。

絵本「榲桲(まるめろ)に目鼻のつく話」がオランダ・アムステルダム主催の
国際デザインコンペIndigo Design Award 2020 Book Design部門でGOLDを受賞しました。

ブックデザインはiD.の泉屋宏樹さん。
泉鏡花 絵本化シリーズのイラストレーター:中川学さん×デザイン:泉屋宏樹さんのタッグの
三作目になるのかな。
始めは「龍潭譚」。二作目「化鳥」。そしてこの 「榲桲に目鼻のつく話」。

それぞれ色んな所で活躍してる本で「龍潭譚」「化鳥」はアジアデザイン賞を受賞しましたし
「化鳥」の英語版は昨年イタリアで受賞しました。

このシリーズの素晴らしいのは先ず中川学さんが泉鏡花作品を大好きな所。
そして泉鏡花記念館がその中川学さんの絵を評価し、鏡花作品を表現するのに相応しいと企画にも参加している事。
そしてこの間を取り持ったのが泉屋さんの行動力だったという事。

初めからこの馴れ初めを知ってる者にとっては奇跡の連続でコレがあると思うと
何だか感慨深いモノがあります。

中川さんは自身の個展用にこれまで好きだった泉鏡花の作品を絵本化しようと
「龍潭譚」を描き上げ、自分で手作りで本にしていました。
これを自費出版で絵本化しようと、泉屋さんに相談。泉鏡花の何たるかを知らなかった彼は
早速、金澤の泉鏡花記念館に足を運んでみます。ソコで中川さんの絵をみた記念館の学芸員さんは
ウチで展示してみませんか?とのお話。・・・とまあざっと言うとこんな嘘みたいな話で今があります。

ともかく豪華版な「絵本 龍潭譚」が完成し、大阪で展示会を開き、トークイベントに来ていた方が
コレの絵を動かしてみたいと挙手。是非!って事で映像制作の青木香さんが参加。
この 「榲桲に目鼻のつく話」もアニメーション化されています。

人のご縁ってホントに面白い。

泉屋さんの面白い所は何にでも興味を持つ所と、動く事。
印刷屋さんの印刷機械の所までも足を運びます。紙を触りサワリしながら確かめます。
くどい位の確認の連絡が来ます(笑)。とにかく丁寧なんですよね。
そして知らない事は調べもしますし、武器にもします。
何でもそうですが、知り過ぎるとどうしてもマニアックになります。マニアックになると一般向きで無くなる。
より多くの人に伝えないといけないデザインの仕事では消費者の目線を忘れてはいけませんよね。
とにかくソコの差し引きが上手いんだと思っています。

でも本質はマニアック側の人なので絵本の中に隠しアイテム作ったり
特装版用にこういうのを作ったり

なんなら手作業でも構わないと、よく手作りをしてしまったりします。
手間を惜しまない人。

本当はもっと多くの人が関わってるのですが
ともかくそんな人々が集まり 「榲桲に目鼻のつく話」が受賞しました!
おめでとう!!

私もここに関わらせてもらっています。


榲桲に目鼻のつく話 特装版
   普及版は全国各書店にて発売中
・絵本「化鳥」(日本語版) https://www.kokusho.co.jp/np/isbn/9784336055446/
・絵本「化鳥」(英語版) https://www.kokusho.co.jp/np/isbn/9784336062086/
・龍潭譚 販売終了しましたが 特設サイト

泉屋宏樹さんのブログでhttp://blog.id-izumiya.jp/archives/2019/03/19-160147.php
デザインのこだわりも見て頂けます。
宜しければお手元にいかがでしょう。

  
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2020年04月21日

書のコラボシャツ&ブラウス制作再開!!

あのシャツはどうなった?もう作らないの?とのお話があり
TRINITASさんとお話をし期間限定(受付~4/30まで)で再開する事になりました。


左からレディースかぶりブラウス「海」、レディースブラウス「海」、メンズブラウス「空」


初めて作ったのは5年前になるのかな。
コットンに墨で書いて色落ちしない様に実験、試作をめっちゃしました。
簡単にやろうとすればアクリルやバインダーを使えば良いんですが
それだと書いた所が硬くなって、せっかくのコットンの風合いを台無しにするんですよね。

それは昔西陣の着物に書いていた時もそうで
その時は結局出来なくて、諦めてバインダーを使いました。

でも、できる様になったんです。
ひとつの発明、発見なんかも知れませんが
墨を磨って、自然のあるモノを混ぜると少しの色落ちで定着してくれました。

染織って化学なんです。
コットンや麻は植物性。ウールやシルクは動物性。
そして墨の定着剤である膠(ニカワ)は動物性なんです。
だから余計にコットンは難しかった。

墨は洗っても落ちないってよく言いますが。
完全に落ちないというだけで、染物としたらマダラに落ちてしまうんですよね。
それを落とさない様に克服できました!
墨も数種類使ってコレ!というのも見付けました。


レディースシャツワンピース「彩」


レディースブラウス(胸ポケット有)「海」


メンズシャツ「花」


レディースかぶりブラウス「海」


メンズかぶりブラウス「はな」


商品は一度洗ってから縫製してますので
それ以上はあまり色落ちしないのですが、多少は落ちます。
なのでしばらくは単品でオシャレ着用の洗剤で洗って頂くのがおススメ。

襟や胸ポケットの有無は選べます。
TRINITASのHPコチラにディティール&詳細。
コチラはそれぞれのイメージがあります。
一枚一枚手書きで書いていきますので好みの文字を伝えて頂ければ
それを書きますし、無ければ「おまかせ」もOK。(名前や好きな花とかも書いた事あるかな)
受付は(~4/30まで)私の方icon30でもTRINITASのHPからでも大丈夫です。

外に出られる様になった時のとっておきの一枚にいかがでしょう?

  
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2019年08月11日

TV生中継!五山送り火と男前なとうふ

京都の夏の風物詩“五山送り火”
これを境に夏の終わりとも言われたりしますが
お盆の精霊を送る伝統行事。
送り火に向かって手を合わせる姿も見られ、その後ろ姿が美しく感じるのですが。

今年はその五山送り火にまつわるお仕事を2つさせて頂きました。

先ずは男前豆腐店さんから発売される「五山の送り火とうふ」。
山を象形文字にした所がミソですね。

なんと発売期間がたった4日間のみ(2019年8月13日~16日)なんです。
しかも 京都のスーパーのみで販売で
しかも しかも なんと98円(税抜)!!
さすが男前豆腐店さんです。

ディティールもこだわっていますよ。

五山送り火の文字や絵がエンボスで入ってるでしょ。
実はこの文字と絵も書きました。実際のは炎で点線状の送り火。
それを実線化しないといけませんよね。

送り火のイメージというモノがありますし、それをキチンと再現しないといけません。
ただ形のマネをするだけではそれらしく見えないのですよね。
筆の使い方も工夫しました。
しかも右大文字は書の世界でも有名な空海の字とも言われてて
気も引き締まりますね。

実際は筆で書かれていない送り火を筆でイメージを壊すこと無く再現する。
正直なかなか苦労し、結構な枚数を書きました。

商品ロゴの方は京都の歴史、雅な文化、そして火の力強さ。
そんなモノを意識して書きました。

実は発売前に届けて頂いたのですが
これがまたしっかりと大豆の味がし、濃厚で本当に美味しいのです。
是非ぜひ、この超限定「五山の送り火とうふ」お試し下さい。
販売先も含めてコチラに情報ありますのでどうぞご参考に。
この売上の一部は「京都五山送り火」の保存・継承に役立てられるとの事。
そういう所も嬉しいですね。

そして、これを見ながら「五山の送り火とうふ」を食べるってどうでしょう。

毎年KBS京都テレビで中継されます 「生中継!京都五山送り火2019」
今年はこの番組タイトルを書かせて頂きました。
番組予告はコチラ↓。


ONAIR: KBS京都テレビ 2019年8月16日(金) 19:00~20:55
出演 : ゲスト 鈴木杏樹 (女優) 解説 八木透 (佛教大学歴史学部教授)
    進行   遠藤奈美 (KBS京都アナウンサー) 現地リポート 釜本莉奈 、弘松優衣

また京都のみならずBS11でも放映されるとの事ですので
全国の皆さんに京都の夏を一緒に楽しんで頂けます。
ドローンが出てきて映像がホントにダイナミックになりましたよね。
普段下からは見れない送り火の姿。私も楽しみに拝見させて頂きます。

  
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2018年05月09日

ウェールズでの石彫刻コラボレーション除幕式


一昨年ウェールズのフィッシュガードアートソサエティーの招待で
アートイベントに参加させて頂きました。
その中で行った石造彫刻の作家ダレン(Darren Yeadon) さんとコラボレーション作品が
ようやく設置され、2018年4月15日午前11時。
お披露目(除幕式)されました。


当初予定していた場所から変更はあった様ですが
私達が時折寄っていたオーシャンラボから
歩いて10分ほどのマリンウォークという遊歩道に設置されたそうです。

・・・そうです。と言うのは
私が参加できていないので
報告を受けたという感じなのですが
向こうでお世話になった現地在住の日本人の方々もご参加下さり
フィッシュガードアートソサエティーの皆様に見守られ
華々しくお披露目して頂きました。
その模様はご覧頂けますので
https://www.flickr.com/photos/fishguard_arts_society/sets/72157670829907404
コチラをご覧下さい。

ダレンの作った「Gwawrio(ウェールズ語)ウェールズの日の出」。
私の作った「月影」が一体になりフィッシュガードの港に
見守られる事になりました。

この製作の模様はコチラでご覧下さい。
製作模様&工程 http://hiroshiueta.kyo2.jp/e495767.html
また機会を作ってダレンと共にココで一緒に写真を撮りたいと願っています。

フィッシュガードアートソサエティーの冊子でも紹介して頂きました。

素晴らしい機会を頂いたフィッシュガードアートソサエティーの皆様、ゲイナーさん
天国に行ってしまいましたが紳士的でユーモアたっぷりに見守って下さったイアンさん。
そして御協力、ご支援頂いたArts Council of Wales
the Sasagawa Foundation, Daiwa Foundation
フィッシュガード、グッドウィックの皆様に感謝致します。
そして、私達の作品をどうぞ今後とも暖かく見守って下さい。
  
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2018年04月24日

KBS京都「京職人手帖」

放送は先週から始まっていますが
KBS京都のテレビ番組「おやかまっさん」のコーナー
京職人手帖”のタイトルを書かせて頂きました。

なんと第一回目は銅鏡師さん
隠れキリシタンの方々が使っていた魔鏡と言われたりするモノを
作っている職人さんでした。
京都の職人と言えば・・という所をあえて
外してこられたのが良いなあ と思いつつ拝見しました。

見逃した方にも嬉しい事にネット配信もされています。
コチラでどうぞ。


次回はどの様な職人さんが紹介されるのかも楽しみですね。
『おやかまっさん』の放送は、毎週月曜~金曜日 11:00~11:55(再放送15:30~16:25)。
「みんなの京都ふらりー ~京職人手帖~」のコーナーは、第2・4木曜日の放送となります。
どうぞ今後とも御贔屓に。
京職人手帖HP: https://www.kbs-kyoto.co.jp/tv/kyoshokunin/


  
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Posted by HIROSHI UETA at 18:59Comments(0)依頼作品/made to order

2018年01月16日

謹賀新年 枚方T-SITE

あけまして・・と言うには時間が経ち過ぎましたが
本年もどうぞ宜しくお願い致します。

レンタルショップのTSUTAYAが蔦屋書店を展開して
書店のイメージが変わりましたよね。
カルチュア・コンビニエンス・クラブという名の通り
文化を楽しめ、ゆっくりと寛げる場として展開されています。

調べると、もともと大阪の枚方が創業の地だったそうで
その本拠地に枚方・T-SITEができたのは
地元の方にも帰ってきてくれた様な印象があったのではないでしょうか。


その枚方T-SITEさんの新年のポスター用に
「謹賀新年」の文字を書かせて頂きました。


噂には聞いていましたが行ってみるとその巨大さに驚き!

夜はこんな感じ。


館内にはスーパ-や雑貨屋さん、食事もできるし、珈琲を飲みながら
ソファーでゆっくり本を楽しむ事もできます。

ちなみにPALETASさんというアイスクリーム屋さんもあるのですが
そこのHPは我らが泉屋宏樹氏によるもの。
中川学さんの絵本もしっかりありましたよ。



ホントに一日をゆっくりT-SITEで過ごしてしまいました。
館内を見ていると老若男女様々な層に支持されている憩いの場
である事が良く分かりました。

今はネットで買い物をする時代でもありますが
ネットでは目的のモノは手に入っても、それ以外の“何か”を見付けるのは難しいですよね。
書店での本って出会うモノでもあります。
目的のモノの横に気になる本があったり
フラッと立ち寄ったいつもと違うジャンルの中にアイデアのモトになる本があったり。

そうやって溜まっていく本もありますが
以前三月書房の先代さんも仰っていました。
「本は読まれる時を待っている」と。
溜まっている本の中にも必ず必要な“時”があり
その“時”を本はじっと待っているという話です。
そういう事ができるのも所有しているからコソですよね。

是非新しい出会いを求めにお近くの書店に足を運んでみては?

  
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Posted by HIROSHI UETA at 16:50Comments(0)依頼作品/made to order

2017年12月12日

世界に向けて英語版「絵本化鳥」の発売と泉鏡花フェス2017


2012年に発売された絵本化鳥が今年英語版も完成しました。


装丁の美しさとイメージはそのままに上手くまとめたな~と
デザインの泉屋氏の仕事には感服。
日本の本には必ず付いてる帯が無くなったのもより洗練されて見えます。

日本語版では右にページをめくる装丁だったのが
英語では逆になったのが大きな違い。

英語版を製作にするのに色々大変だったと思うのですが
何より鏡花の独特の文体を理解した上で英語に訳せる方が見つかった事が
大きな事だったと思います。

その英訳をされたのがピーター・バナードさん
yahooニュースでも紹介されました。コチラ
そんないかに英語版化鳥が製作されたのか
11月に開催された泉鏡花フェスティバルで紹介されました。

トークの様子
私の前列の方は日本語版、英語版の両方手に持ち熱心に聞かれていました。

泉鏡花フェスティバル会場の金沢市民芸術村


トーク後は中川さんサイン会になりました。


絵本化鳥ワークショップ。
装丁デザインの泉屋さんMUSIC ZOOの安藤さんがステンシルを使ったワークショップを開催。

こんな素敵グッズが作れます。




化鳥グッズが入ったガチャガチャ!!

マスキングテープ

缶バッチ

2日間で9回も行ったワークショップが全て満席という盛況ぶり。

ちょっと時間があったので
金沢で135年の歴史を持つといううつのみや書店
その中の文豪カフェ あんず

そう! このロゴは我らが泉屋氏が製作。


ちゃんと英語版絵本化鳥がソコに

さすが歴史のある書店
100年前の創業30周年の時に贈られたという様々な著名人の書状

与謝野晶子

夏目漱石

日下部鳴鶴


さすが本拠地金沢です。
泉鏡花に関してものすごくウェルカムな感じがしました。
というか
そういうお仕事をさせて頂いたという事ですよね。ありがたい。

これから海外に向けて英語版 絵本化鳥いや"A Bird of a Different Feather"は旅立っていきます。
今後の展開が非常に楽しみですね。
ぜひ海外の書店で出会いたい!

もちろん日本でも購入は可能です。
絵本の中の本文、解説は英語になっていますが
鏡花の原文は日本語で入っていますので同時に楽しんで頂けると思います。

国書刊行会 http://www.kokusho.co.jp/np/isbn/9784336062086/
どうぞ宜しくお願い致します。

鏡花に似てると言われます。
なんなら寄せていこうかな・・。








  
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2017年05月13日

地下水は何処にある?書籍ビジュアルの製作「自然地下水調査法」

初めて本のビジュアルの仕事をしました。
しかも学術書。

自然地下水調査法 竹内篤雄著 コチラでも販売しています。
著者の竹内先生は地温調査研究会を創設された方で
一度ココでも紹介させて頂きましたので詳しくはコチラで。

数々の御本は出版されてこられたのですが
今回はその今までの調査研究を総括した書籍という事で
お声掛け頂き「水ミチ」と書いて欲しいというお話だったのですが
「水ミチ」と書くのでしたら・・水で書く・・? と思い立ち
ソレがをそのままビジュアルに採用して頂きました。


本を開くとこんな感じ。「水ミチ」


水を吸い込まない鳥の子紙に水で文字を書き
そのままだと表面張力が足りないので、水の線の上に水を足していくと
線の部分がプックリとした水溜りの様に成ります。

何が難しいって撮影です。
白い紙の上に透明な液体ですから・・・。
光の調節を色々やっていると、どうも横から光が入ると立体感のある水の線が出るので
これは早朝に製作撮影していました。
というのも私の製作部屋は東窓。
日が昇り始めてスグが一番真横からの光ですから
そこに合わせられる様に書き上げました(笑)。

そんな風に撮影したのがコレ。


地下水って地面を掘っていくと、粘土層があってソコにあると単純に考えていません?
実は層の様にあるのではなくて地下水の道があるそうなのです。
ソレを「水ミチ」と言ってる訳です。

この「自然地下水調査法」では現地で実施する際の手順、解析、解釈の方法に付いての記述
「日本各地の地下水温」863箇所における4726本の地下水温についてまとめたデータ。
「温度測定による流動地下水調査法」(1996年 古今書院)を基にして、その後の研究成果を踏まえて
多点温度検層および単孔式加熱型流向流速計の部分を全面的に改訂した書籍
(本書はじめに より)ということです。                          

学術書ですので決して一般向けの書籍ではありませんが
きっと専門の方の有益な研究成果、データとして役立てられ、それらが私達の生活に
密接に関わられるものとなってくれれば嬉しいですね。




  
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2017年04月18日

VRで書道パフォーマンス。

東アジア文化都市2017京都でのトーチカさん製作の映像作品でも
そうでしたがVR(バーチャルリアリティー)を使ったライブパフォーマンスを披露するイベントがありました。

詳しくはご紹介できないのですが
巨大なモニターを使いショーにするモノだったのですが
今まではVRの紹介やゴーグルをはめて見てもらう事が前提だったのを
モニターの映像のみで楽しんで頂くというモノ。

確かにお客さんにとってはその方が気楽ですし
より多く方を対象に楽しんで頂く事ができます。

この企画がスタートし色んな方法を思い描き、話し合いました。
今回のショーでは実現できなかったモノもあったのですが
その内の一つが「東アジア文化都市2017京都」の映像作品のメイキングで
使われている私が映像の中に実際に登場している表現。
映像で合成する訳ではなく、ライブでもこの表現はできるのです。
書いた文字を突き抜けるなんてVRならでは。

東アジア文化都市2017京都プロモーション映像メイキング



他にもライブだからできるパフォーマンス企画はあったのですが
それはまた機会がありましたらご紹介させて頂きます。
撮影:株式会社 Skeleton Crew Studio

衣装:TIRINITAS

とにかく単に私が見ているバーチャル世界をモニターで見て頂くというよりは
その世界を疑似体験できる様に構成し、映像作品としても面白く表現する様にしました。

きっとこれからもっと面白い表現が可能に成っていく世界で
想像している表現も実現できるときっとスゴク楽しめるモノだと思いますので
今後の機会も非常に楽しみです。

企画&協力:株式会社 Skeleton Crew Studio
  
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2017年03月15日

VR書道(!)で映像作品に参加 東アジア文化都市2017京都

東アジア文化都市2017京都というのが今開催されていまして。詳しくはHPを。

簡単に言うと日中韓の文化交流なのですが
今年は京都市、長沙市、大邱広域市の三都市にて開催。

そのプロモーション映像の制作に関わらせて頂きました。

製作の中心はトーチカさん。
色んな方面で活躍されていますので
PIKAPIKA等の代表作を見れば分かる方も多いと思うのですが
私もNHKのクリエーター番組で何度か作品は拝見した事がありました。

他に
NAZE (現代美術)
Shing02 (作詞・MC)
山路敦司 (作曲)
CEKAI (グラフィック) 敬称略 

など京都を拠点に世界で活躍する若手アーティストさん達とご一緒させて頂き
カッコいい映像作品が完成しました。

製作東山 アーティスツ・プレイスメント・サービス(HAPS)
ディレクター:トーチカ

この映像の詳細はHAPSのHP http://haps-kyoto.com/timetravelguide/へ。

制作チームからのメッセージ
「歌詞にある"time travel"という言葉は,この作品の映像や音楽におけるtraditional(伝統)
ancient と modern(古代と現代)の行き来を示しています。
それは京都というまちの特性であると同時に,過去から未来を眺める
あるいは未来から過去を眺めることによって,人間の知恵や歴史,ヴィジョンを捉え
そのことによって過去を乗り越えた先にある未来としての平和を象徴しています。」

ここ最近VRを使った書の表現に関わらせて頂く事が多く成ってきましたが
今まではヘッドセットを付けた人だけが分かる世界でした。
それをまた編集し、映像と一緒にする事で
新たな表現ができています。


「音」が横を向くと「♪」に成るなんかはVRならではの表現ですし


この「香」なんかも立体的。

龍なんかスゴクカッコいい表現ですよね。

今後メイキングの制作も進んでいるらしいので
ソレも是非お楽しみに。きっと楽しめると思いますよ。

  
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2017年03月13日

炒める専用お豆腐とイタリアンなお豆腐。男前豆腐店

男前豆腐店株式会社から新商品が続々と発売に成りましたよ。

「炒どうふ」と書いて(ちゃーどうふ)
絹ごしでありながら濃厚でしっかりとしたお豆腐で
炒めるお豆腐として最適!
豆腐ステーキはもちろん、野菜炒めやゴーヤチャンプルーなんかでフライパンでジャンジャン炒めても
ほとんど型崩れしない程のしっかりさ。
濃厚で食べ応えもあるので、ガッツリいきたい男性にもオススメですよ。

文字は「炒」の字の編とツクリを離す事で火のインパクトを
表に出す様にしました。
個人的には横書きの「ちゃーどうふ」の文字バランスが特にお気に入り!

またこの「炒どうふ」。日本アクセス「春季フードコンベンション2017」で行われた
「この春夏注目の新商品グランプリ」にて冷蔵部門で 1位に選ばれました!
京の石畳」、「昆布だしのきぬ」に引き続き幸先の良いニュースでホント嬉しい。


昨年発売に成り
私も大のお気に入りの
「枝豆」と「ゆず」プレミアムがパッケージを新たに
また、「とまと」と「バジル」も追加して
4種類のプレミアムシリーズと成りました。


私は「枝豆」と「ゆず」は塩とゴマ油でいただく事が多かったのですが
追加された「とまと」と「バジル」はオリーブオイルですよね。
イタリアンなサラダに持ってこいです。

夏に向けてスカッと元気なパッケー字にしてみましたので
是非店頭で見掛けましたらお手に取ってみて下さい。
男前は期待を裏切りませんよ。

*近くのスーパーでは手に入らないという方。
 実はネット販売でも手に入れる事ができます。
 コチラをご参考に http://rokenro.com
  
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Posted by HIROSHI UETA at 13:53Comments(0)依頼作品/made to order