Contemporary Japanese calligraphy artist Hiroshi Ueta

2008年09月02日

何を入れる。






箱「きおく」 一辺およそ10cm

先日の箱展で出品してましたものです。

これは開閉する所はありません。
中身も空っぽの空洞で紙だけで仕上げております。

「箱にしまうのは
その人の持ち物、痕跡、思い出・・・きおく。
ヤワな紙箱同様、頭の中のきおくもアヤウいもの。」

こんな風に考え作りました。

ほんとはもっと薄い紙で仕上げたかったのですが
あまりにも張りがなく断念しました。

先日父と話してて
父としては物凄く気になっていた私が小学校の頃の出来事。
私は気に留めるどころかまったく覚えておりませんでした。

その事で父は安心した様でしたが
父が気にしていた(考え過ぎていた)
その20年以上の時間は何だったんだろうと考えたのでした。













  
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Posted by HIROSHI UETA at 02:46Comments(0)作品/Works