2010年05月17日
短冊作品
作品「うつつ」
墨で「うつ」もう一つの「つ」はエンボスで
四面から飛び出しています。
←左は作品「ほのか」
エンボスで飛び出しているのが
「ほ」の一角目。その他の文字は墨書しています。
今月初めにあったSICFに出品する為に
新しく制作した短冊作品。
先月の個展より
文字が飛び出した様な
少し立体的な作品を制作して居りますが
「作品の空間というのは
紙の四面の中だけではなく
その外にも広がっている。」
という事を視覚的に表現した物なのですが
それを短冊にも用いてみました。
短冊は昔からあるサイズ(約36.5×6.1cm)なので
何か普遍的な美意識がある様な気がしてて
気に入ってる大きさです。
縦長の作品は凄く東洋的なのですが
やはり私には落ち着く画に見えます。
以前田中一村の縦長の作品を見た時も
「そうだよな」と何となく腑に落ちた気がしました。
そういえば、最近の絵画作品は(掛け軸は別にして)日本画も
号数にあった洋風の寸法が多いですよね。
どうして縦長や横長が少なくなったのでしょう。
住宅環境が変わったせいなのでしょうかね。