2011年12月30日
絆の本当の意味。
「きづな つな つなぐ」 900×600(mm)×3
綱型エンボス 蝋 黒谷和紙
<クリックで大きく見られます→>
2011年は様々な事がありました。
で 今年を表わす一文字は「絆」でしたね。
私も「手をつなぐ」という事をテーマに作品展をしました。
しかし、実はこの「絆」というこの漢字の成立を調べますと
「牛や馬を綱で繋ぎとめる」「拘束する」という意味合いが出てきます。
「繋」ぐも同様。今の意味とは違いますが糸ヘンである理由が分かりますよね。
という事で「綱」を調べると
ツクリの岡は、金属を鋳造する時の型と火の意味があり
綱に「断ち切りがたい、つながり、きずな 」の意味が現れました。
そこで今年神戸のSagaさんで展示した作品。
3枚の和紙に渡り、繋がる様に縄模様をエンボスで入れてあります。
真ん中は縄で「な」の形をしています。
蝋を溶かして書いた部分は半透明に成るので
バックライトで文字が浮かび上がる様にしてあります。
きづな
つな
つなぐ
言いたい事伝わったでしょうか。
今年の事を忘れないでこれからも手を取り合っていきましょう。
皆さま良い年をお迎え下さい。