Contemporary Japanese calligraphy artist Hiroshi Ueta

2013年12月26日

香港でデザインアワード授賞式


有難い事に題字を書かせて頂いた
絵本 化鳥」「絵草紙 龍潭譚」の両方が
アジアデザインアワードで受賞したのを受けて
ブックデザインを手掛けた泉屋宏樹さんと共に
香港で開催された授賞式に行って来ました。



香港空港内でも大きく今回のイベントが宣伝されていた

その珍道中と共に授賞式の模様を報告致します。
またこの珍道中は中川学さん×山口智さんのネットラジオ「でたとこラヂオ」でも
詳しく話していますので同時にお聞き下さい。

今回授賞式が行われたのは
2020年東京オリンピックメイン会場である新国立競技場のデザインを
手掛ける建築家ザハ・ハディドがデザインしたという
香港理工大学内のジョッキークラブイノベーションタワー。

流石にカッコ良いデザインながらまだ建設中。
こんな近代的なモノを作るのに
竹を使ったり、手作り感が垣間見られる所が面白い。



このアジアデザインアワードを開催してるのは
香港デザインセンターという所なのですが
なぜ東京ではなくて、香港なのかという事は泉屋さんと道中話してたんですが
香港自体が国際都市として発展しようとしている意気込みが
人々と接する事や、街を見ているとヒシヒシと感じられ
また、同じ対応が日本でも出来るのか等を考えると・・・納得。

またこのアワードの言うデザインのククリが
ファッションから工業製品、家電、建築、書籍までと非常に幅広く
あらゆるジャンルのデザインが評価対象だという事にも
授賞式で分かり、それにも驚かされました。

授賞式会場

メディアや受賞者、ゲスト等も含めておよそ300名が集まった。
授賞式にはちゃんとリハーサルも行われやや緊張。

これは全く申し合わせては無いのですが
私は岡本太郎の「太陽の塔」
泉屋さんはウルトラマンの「科学特捜隊」のピンバッチを付けて参加。
これが思った以上に遭う人、遭う人に突っ込まれて
いい効果を生みました。


カッコ良いトロフィー!
ちゃんと龍潭譚の名が入っています。

授賞式前後には立食のパーティーがあり
受賞者やメディアの方々、ゲストとして来られてた大手企業のデザイン企画室の方々とも交流させて頂きました。

移動中にチョットだけ観光。
海岸沿いにある星光大道(アベニュー・オブ・スターズ)と言う所で
ジャッキー・チェン、ジェット・リー(私達にはリーリンチェイ)
ユンピョウ、サモハンキンポー(デブゴン)等の手形と記念写真。


対岸の半円屋根の大きな建物が受賞作品の展示されているコンベンションセンター。

日本で言うと東京ビックサイトの様なイベント会場なのでしょうか。
巨大な建物で、展示イベントの他、コンサートも開催出来る様な空間があり
ロケーションも最高。
ここでは受賞作品の展示と、夜は受賞者や関係者を招いたディナーも行われました。




龍潭譚展示。

同時開催として企業製品、デザインプロダクトの展示もされていました。

夜のディナーは何人居たのか想像もつきませんが
大きな会場にそれぞれ着席のコース料理が出てきました。
国内デザイナーの授賞式と太鼓の演奏や、ペインティングのパフォーマンス等があり
何だか大賑わい。


この会場で
横に座った若い中国人のデザイナーLian jieさん(ブックデザインのでゴールドを受賞)と仲良くなり
彼が中国の有名なデザイナー呂敬人さんを紹介して下さった。

この方との事はでたとこラヂオで話して居ますので是非お聞き下さい。
これからの私達に非常に大切なお話を聞かせて下さいました。

ラジオでも言っていますが
今回非常に印象深かったのは
ある受賞者がスピーチで「ここに集まっているのはアジアの優れたデザイナーばかりです。
是非私達が力を合わせてアジアを良くしていきましょう。」と言った事。

私の考えてた出来る範囲の世界よりももっと大きく
そして私もその一員なんだと言ってくれた事が何だか嬉しく
目の前がパーと開けた気がし、新たな自覚が芽生えました。

今回のアジアデザインアワードでは非常に多くの事を学べましたし
普段話すことも出来ない方々と出会う事が出来ました。
また今までボーダレスなユニバーサルデザインまたは欧米を中心としたデザインを多く見てきましたが
アジアの自分達の価値観、アイデンティティを打ち出した
優れたデザインを見る事が出来
あらためてアジアの面白さ、力強さを感じる事が出来ました。
イヤー楽しかった!!

以下の写真の事はでたとこラヂオの方で詳しく。

噂の重慶大厦(映画「恋する惑星」の舞台らしいです。)

私達のホテルの入口。夜にはここに呼び込みの人が常駐していた。




  
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Posted by HIROSHI UETA at 15:48Comments(0)メディア/Media