Contemporary Japanese calligraphy artist Hiroshi Ueta

2015年09月01日

男前豆腐店新商品ロゴ発売

文字を書かせて頂いた商品が本日から発売されます。

男前豆腐店さんの商品
「堅実の絹」「誠実の絹」「純情の絹」のリニューアルパッケージの文字を書かせて頂きました。

これまでもこの商品は販売されていたのですが
今までのパッケージイメージを変えて、あえて王道の雰囲気でと
お話を頂き書かせて頂きました。


和紙の様な風合いと色合いも落ち着いてて
またバックには白でうっすらと亀甲紋があしらわれている和モダンな印象です。

大まかなデザイン案があって「この辺りに文字を」という所から始まったのですが
書いてみて、一行に書いたとしたら扁平な文字にしないとおさまりが悪い。
扁平な文字は大らかで、穏やかな印象はでるのですが
洗練された雰囲気は出ないので
いろいろ試行錯誤した中で、文字を散らした様なきもち二行の構図にしました。

今回の商品は同シリーズなのですが
それぞれ「しっかりかため」「ちょうどいいかたさ」「とろけるやさしさ」と
お豆腐の触感が三段階に分かれています。

陳列される時はきっと三つ横に並ぶ事でしょうから
文字の雰囲気の違いも見せながらも
同一のイメージも必要だと思い制作しました。
同じ文字になる「の絹」の違いを出す事にも工夫しましたね。

きっといままでの男前豆腐店さんのイメージと違うと
思われる事でしょうが、それが今回のテーマでした。

「男前」

あと印も実際に石に彫って制作しました。
商品の形が真四角なので、同じ四角の印を入れるとあまり綺麗ではなかったので
長方形の石を使いました。
一見王道の印に見えるかと思いますが
裏コンセプトとしては「男」を上に配置して「オトコをあげる」。
「前」を下に広がる様にして「すえひろがり」。
外枠を数か所はずす事で「枠にとらわれない」男前豆腐店さんの姿勢を表現しています。

商品の良さは私が語るよりも実際に味わって頂いた方がきっと
分かって頂けると思いますので、ここでは
私の関わってる所のお話だけをさせて頂きましたが
触感の違う三商品なので、お料理によってチョイスを変えるのがいいでしょうね。

今日から順次このパッケージに入れ替わっていくと思いますので
お近くのスーパーで見かけましたら是非お手に取って頂ければと思います。

今回お話を頂いて京都の本社に伺わせて頂きましたが
ホントに楽しいスタンスと、製造の真摯さに
あらためて大ファンになってしました。
その本社見学の事はまた後日記事にしたいと思います。
男前豆腐店株式会社HP http://otokomae.jp/









  
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Posted by HIROSHI UETA at 10:28Comments(0)依頼作品/made to order