2020年04月28日
なんのために書く
作品「沈黙」
ある音楽家の話でバッハの時代は神様が居た時代で
神に祈りつつ作曲をしていた時代と話していて、ふと気が付いた。
自分達の書いている古典の書なんかは
バッハやダビンチなんていうよりもずっと前の人達。
神様は現実に居ただろうし、恐れもしていた。
京都で言う中世は応仁の乱(1467年~1478年)以前の事らしいが
(ちなみに応仁の乱を境に戦前戦後という話も・・)
宮大工にとって修復するのに面白いのはこの中世以前の建物らしい。
という話は以前にも書いたかもしれないが、いま一度。
それは価値観が今の人間とは全く違うからという話で
戦乱の時代、まず家という集合体がほとんど無い。
今なら将来の夢とか言えば、両親、祖父母を見て
それを評価してこうなりたい、なりたくないとか言える。
しかし両親、祖父母が居なくて、自分もいつ死ぬか変わらない時代。
興味があるのは自分が死んでからの世界。
だから親族よりも神仏の存在の方が近しかったという話。
私達が臨書している貴族達も同じ心境だったかは分からないが
源氏物語なんかを見ると、神仏に身を委ねている所は感じられる。
ともかく気付いた事は
自分が書いている日本の古典は
私達と同じ価値観の人間達が書いたモノではないという事。
ましてや金文なんて3000年も前のもの。
普及版「絵本 龍潭譚」刊行されました。
第56回造本装幀コンクールで「海の庭」が文部科学大臣賞を受賞!
風の聲(こえ)亀岡城跡芸術展終わりました。
「海の庭」出版記念原画展
「海の庭」完成
「伝える事」-いま一度、2021の知恩院秋のライトアップの展示「月影」
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