Contemporary Japanese calligraphy artist Hiroshi Ueta

2009年03月29日

TV出演「京都!ちゃちゃちゃ」最終回


前回の記事にも書きました関西テレビ☆京都チャンネル&KBS京都で放送されておりました
京都!ちゃちゃちゃ」の最終回が
五條楽園歌舞練場を会場に先日(3/27)放送されました。


五條楽園歌舞練場


今までにこの番組に出演された作家或いは職人35人が集まり
それぞれの作品を紹介しながらの生放送でした。

初めは大人しくしていた出演者も
序盤を過ぎた頃からは用意された食事とお酒で宴会に成っており
自分の出番が終わると安心し放送そっちのけで
楽しんで居りました。


私が今回楽しみにして居りましたのは
この番組にコーナーを持ってられた元 越前屋俵太 事、書家 俵越山さんに会える事。
タレントとして活動されてた氏が、突然書家として活動されてる事は
個展をする度にお客さんから伺っておりましたので
その氏とお話出来るかななんて考えていたのでした。

結果から話しますと結構中身の濃いお話をさせて頂きました。

氏はTV番組「ナイトスクープ」等で拝見してました時のお笑いタレントのイメージがあったのですが
本当に熱く真剣に書でもって表現するという事を考えられて居り
そして何を表現したいのかを明確にお持ちで
こちらの方が目の覚めるような想いに捕らわれたのでした。

上手下手の話じゃなく。
作家として表現する者の姿勢、考え方
色んな事を経験されてきた氏の
等身大の想いが伺えた様な気がしました。


俵 越山氏 揮毫中 畳に完全にはみ出しました。

(ちょっとやり過ぎ。)



「京をはみだせ」

伝統に捕らわれずに表現しろ
と氏のメッセージでした。

(四月の初めに畳を張り替える予定だそうなのでご安心を)



出を待つ図
中央黒の上下がイケメン華道家で有名な笹岡隆甫さん
右に私ともう一つ右は箔画をされてる 野口琢郎さん。
三人でしゃべってました。


ホント多くの方と交流させて頂きました。
凄く名刺交換しましたし、しゃべりました。
楽しかった!です。

馴染んでいた一つの番組が終わる事は非常に残念です。
一つの大きなきっかけを頂いた「京都!ちゃちゃちゃ」には非常に感謝しております。
本当にありがとうございました。

そして、お疲れ様でした。







  
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Posted by HIROSHI UETA at 04:48Comments(2)メディア/Media

2009年03月25日

出演「京都!ちゃちゃちゃ」最終回

昨年11月に出演させて頂きました
関西テレビ☆京都チャンネルのお昼の生番組「京都!ちゃちゃちゃ」
この3月27日に最終回を迎えるそうです。




昨年11月出演時より


その最終回は
今まで11年間に番組に出演された方を一同に集め
登場して頂く趣向に成っている様です。

今までの千数百人の出演者の内
どのくらいの方がいらっしゃるか分かりませんが
かなり多くの方が集まられるはず・・・。

私の興味としましては、タレントの越前屋 俵太(書家 俵 越山)さん
ともご一緒出来るかな なんて事も楽しみにしているのです。

是非、3月27日のお昼はスカイパーフェクTV!の726ch
もしくはKBS京都テレビにてお会いしましょう。
(スカイパーフェクTVでは夜に再放送もあるはず。)

詳細は 関西テレビ☆京都チャンネルHP http://www.kyoto-channel.com/chachacha.html



  
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Posted by HIROSHI UETA at 02:11Comments(0)メディア/Media

2009年03月17日

墨の魅力

今回は少し変わった墨絵の作品展を紹介させて頂きます。


「レストラン シャーロック」

「宮本信代墨の絵」
会期 2009年3月25日~31日    29日(日)休廊
時間 11時~18時半 (最終日16時迄) 
場所 ギャラリーび~た  (下記地図参照)
    東京都中央区京橋2-8-5京橋富士ビル1F tel 03-3561-5051

宮本氏は長年書の世界で活躍されておりましたが
10数年前よりデッサンから油絵を学び油彩の作品を制作しておりました。

しかし、今まで研鑽されてきた書の線と、墨を生かした作品を と
数年前より一風変わった墨の絵を制作されて居ります。


「大根」


以前の東洋の画家は書も嗜んで居りましたので
絵を描いても何とも言えない素晴らしい線で、立体感、スピード感を表現しておりましたが
線の訓練の無い最近の作家は色彩を面で表現する事が多く
線で描ける方が少なく成りました。

逆に私も含め、書を学ぶ者は絵が描けず
ヒドイ者は「絵画を見ても書の勉強には成らない」などと考えている人も居るほど。

氏は線とデッサンの両方の力を身に付け
西洋とも東洋とも言えない魅力の持った作品を制作しております。

是非、機会がございましたら
足を運んで頂きたいと思います。
                         
宮本信代オフィシャルブログ http://nobuyomiyamoto.kyo2.jp/


                                     個展会場 地図

  
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Posted by HIROSHI UETA at 01:44Comments(0)個展・グループ展/Exhibition

2009年03月12日

「抽象作品のはじまり」道程5

道程シリーズの第五段
カナダのトロントで自分の作品を作ろうと決意した私。
ある一人のカナダ人の言葉が
大きなヒントを与えてくれました。

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ここでは何のシガラミもありませんし、
限られた道具しかありませんので出来る事を思いつく限りやりました。

墨で書いた線を切り抜いたり、
色を塗ったり、
時には焼いて焦げ目を付けたり、
しかし日本という事を意識していましたので英語で制作する気にはなりませんでした。

そんな作品をふと立ち寄った日本人オーナーの雑貨屋さんで
展示販売してくれる様に成り、目の前で販売出来た時は大きな出来事でした。

ふらっと入ってきたカナダ人が余り遊びの無い作品「ゆとり」の前で立ち止まり、
英語で書かれたタイトルと作品を交互に見て言いました。

「日本語は分からないけど、雰囲気は伝わります。素晴らしい。頂きます。」

一瞬の出来事であっけに取られた事もありましたが、
嬉しい事に彼は“ゆとり”という何かをその画面から感じ取ったと言いました。

日本語で表現しても伝わるのです。

それならもっと伝え易くする方法もあるかもしれない。
日本で展示会をしても読めない、分からないと敬遠される業界です。

どうせ読めないなら日本人もカナダ人も無い。
文字を読むのではなく、見て伝える書の表現…。
それに気付いた私の作品はどんどん抽象的な物に成りました。

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「ひかりとかげ」


カナダ時代の作品。
左側に「ひかり」、右側に「かげ」と書いてます。
今では全くしない様な作品の作り方です。
刷毛で塗りつぶして、柿渋も塗ってます。

今見るとなかなか新鮮です。

  
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Posted by HIROSHI UETA at 03:09Comments(0)道程

2009年03月10日

「今泉版画工房と11人の作家たち」展開催!


会場のあーとスペース夢玄


「大阪・天満橋 今泉版画工房と11人の作家たち」展が
昨日(3/9)より開催スタート致しました。

私も未だ見ておりませんが
なかなか見ごたえのありそうなイベントだと思って
参加者自身楽しみにしております。

私が今の所、確実に会場に居るのは15日だけでありますが
時間が取れましたら足を運ぼうと思っておりますので
見かけましたら、お声を掛けて下さい。

展覧会の詳細は下記のURLにありますので
どうぞご確認下さい。
http://plaza.harmonix.ne.jp/~artnavi/09-gpub/210322-mugen-imaizumi.html







  
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Posted by HIROSHI UETA at 04:01Comments(0)個展・グループ展/Exhibition

2009年03月03日

ライブします!



3/29(日)私がハーモニカ吹いてますバンドEBIZ(エビス)がライブを致します。

場所は京都の老舗ライブハウス 「拾得」
時間は 19時スタート
料金は ¥1000

今回の対バンは雅薫withブルースフォーリーバンド。
前回も御一緒致しましたが
あちらもハーモニカプレイヤーがいらっしゃいますから
ハーモニカバトル勃発の可能性!?
がぜんやる気が出てきました。

ブルースナイトに成ると思いますよ。
是非ライブで楽しんで下さい。




「The EBIZ ポパイ」


拾得HP http://www2.odn.ne.jp/jittoku/






  
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Posted by HIROSHI UETA at 02:20Comments(2)書道とブルースの境。

2009年03月01日

「私の転機」道程4

講演内容の続き第4弾です。

山本博氏制作 

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その頃私に大きな転機を与えて下さった方と出会います。

この方に出会った為アートの分野に入る事に成ったのかも知れません。

カナダに移住されている日本画家の山本博さん。
氏の個展で出会い、プロの絵描きの姿を見、
そこでの活動やどの様に日本が理解されているのか色々と教えて頂きました。
そして、この様にギャラリーで自分の作品に囲まれ多くの人に見て頂く事に憧れ、
自分の作品を作ろうともう一度思い立ちました。

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山本さんはダンディーで
物腰の柔らかな方で人間的にも尊敬出来る方でした。

作家は作品以外にも額や照明等、
作品をより良く見せる事を考えるのも大事と教わりました。
「作品半分、見せ方半分」なんて言い方をされてました。
私が大きな影響を受けた方のお一人です。

近年は夏に地元の彦根で個展をされる事が
チョコチョコございますので
氏の作品を日本でもご覧頂ける機会が持って頂けると思います。

こちらでもお知らせ致しますので
その時は是非直に見て頂きたいと思います。


山本博HP http://hiroshiyamamoto.com/index.html





  
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Posted by HIROSHI UETA at 06:11Comments(0)道程