2007年03月30日
機能美的自転車

自転車にこんな美しい物があるとは知りませんでした。
細かいディティールまでほんと良くできている。
ランドナーという種類の自転車だそうです。
この画像は、TOEIという日本ブランドのものです。
これを見たとたんこれだ!
と思いました。
速く、機能的で美しい。
人が使う物として考えると機能美という物はすごく大事だと思うのです。
現在多くの物は、デザイン先行でそれを可笑しいと感じていない事がオカシイ。
無駄、或は手を入れすぎたデサインが多いのです。
一時ミニマムデザインという言葉がありましたが
そういう考えが機能と一緒に表れたとき素晴らしい物が出来上がると思うのです。
久々に良い物を発見して嬉しいかぎりです。

2007年03月28日
個展のススメ
私が1年に一度の楽しみにしてる個展が開かれてます。
一度ギャラリーで拝見しド肝を抜かれ
それからは、毎年行われるこの松岡康博さんの個展は欠かさず行ってます。
いつもは、飛行具(ひこうぐ)と言って、「こんな道具で人間が飛べたら面白いよな。」って感じの
空想の飛ぶ為の道具を大きなモビールで制作し展示してます。
少しの空気の流れを感じてゆったりと動く飛行具につられ
自分もその時間の中をゆったり漂っています。
しかし、今回はきっと今迄とは違った趣向に成ってそうです。
「図の画」ってタイトルですから。
図面的なのでしょうか?
わかりません。
私が京都で好きな作家の代表なので
是非、多くの方にみて頂きたいです。
ギャラリーはビルの3階なので、エレベーターで上がって下さい。
三条木屋町の東、北側にあります。

2007年03月26日
出演動画無料配信中
京都アートフリーマーケット本日終了いたしました。
大勢の方においで頂き大変嬉しく思っております。
色んな方と接する事が出来ました事も大いに喜んでおります。
さて現在、私が少しだけ出演させて頂きました
SHAKALABBITS(シャカラビッツ)の
「満天の星をさがそうとも空は見えない」の
プロモーションビデオが下記サイトにより公開されております。
よろしければ↓からどうぞご覧になって下さい。
http://ygoodly.blog68.fc2.com/blog-entry-3117.html
ちなみに私の書きましたのは
「I need you」
I は私のシャツに。
you は反対側。
細い線でneed としまして
I と you を need で結ぶ。
そんな風に仕上げました。

2007年03月25日
最終公開
京都文化博物館別館で開催中の
京都アートフリーマーケット現在出店中でありますが
明日で最終日。
今回の目玉としましては
以前、「未公開」で書いておりました作品。
実は、シャカラビッツというバンドのプロモーションビデオ用の作品だったのですが
そのオリジナルを出品しております。
詳しい内容は又お知らせいたしますが
ご希望の方が出ていらっしゃいましたので
もしかしましたら一般にお見せ出来ますのは
今回限りになるかもしれません。
まだ、興味がおありで足をお運びでない方は是非ご覧になって頂きたく
思います。

2007年03月23日
京都アートフリーマーケット始まる

京都アートフリーマーケットが京都文化博物館周辺にていよいよ始まります。
今日展示終えてきました。
明日(23日)から三日間
会場の京都文化博物館・別館内の真中辺りのブースに居ります。
どうぞお気軽にお声をおかけ下さい。
ざっとみてますと、陶芸、染色、イラスト、油絵、シルバーアクセサリー、レザークラフト、漆芸等々
いろんな作家さんがいらしてました。
私はきっとゆっくり見て周れないのが悔しい程楽しそうです。
京都三条周辺にお越しの方は是非是非楽しんで行って下さい。


2007年03月18日
二コイチ
裏打ちという作業中であります。
多くの方は、墨に水を付けるとニジムとお思いでしょうが
一度完全に乾いてしまうと、そうそうニジミません。(たまにニジましてオジャンにしてしまう事も
ありますが)
この作業は、墨が乾いた作品がシワシワになっているのを
まっすぐに直すものです。
霧吹きで作品を濡らし、刷毛で破らない様にまっすぐにし
糊を着けた破れに強い和紙を裏側に張ってしまいます。
この状態で、板に張り合わせ乾いたら皺を作らない様はがして
出来上がりです。
ですから、この様な作品は紙が二枚合わせになってます。
私がやってるのは、スゴク簡易的なものでプロの方は
もっと工程が多くなります。
自分で裏打ちをやってる作家は少ないと思いますが
自分で出来るからこそ出て来る作品のアイデアなんかもあるわけです。
それは、実際に見て頂けますと良く解って頂けると思います。
と言う事で、こちら↓
http://hiroshiueta.kyo2.jp/e14057.html

2007年03月15日
天下無双

木も建物も無いこの風景。
テレビや写真等では見たことがあるかもしれないが
実際立ってみるとなんと雄大なことか!
自分の悩みや、夢、存在まで無意味でちっぽけな物に思えた。
まして芸術なんて・・。
自然の作り出す色、形、存在感、圧倒感
何一つかなわない。
かなわないなら、自然に逆らわない事。
自然に負けを認めて、それに近づいていける様に
そんな姿勢を取らざる得なくなる。
だから人と競うなんて意味の無い事だと教えてもらった。
この風景が地球のオリジナルの形なのです。

2007年03月13日
まなざし

チベットのとあるお寺に住み着いていた犬達である。
私達が真横を歩こうが、隣に座ろうが一向に見向きもしてくれなかったのに
お坊さんが出てきたとたんにこの眼差しである。
けしてお坊さんに対する敬意の表れではない
ただ餌をばらまいてくれるかという期待の目である。
しかし、それを知らなければ何か瞑想をしている様な
未来を見つめている様な、未知との遭遇をしている様な写真にも思える。
だから、その様なタイトルを付けると人はその様に見てくれる。
タイトルって大事なんです。
しかし、いい目してる。

2007年03月11日
ながれナガサレ

大阪の銅版画家 泉屋宏樹氏とのコラボレーション作品です。
中央左にある赤い二つの四角がそうです。
よく見えないと思いますが指紋の様な細かい線が連続しています。
パラレル銭湯でも紹介しました写真家の今田耕太郎氏同様
泉屋氏も私がカナダ・トロントにいた頃からの友人です。
氏と知り合うまでは描写の細かい作品は観察するのが、ただ々々面倒だったのですが
氏の物作りに接し、考えを伺い、見方を教えて頂いたのです。
「自分と違った表現をしてる人こそ面白い」と感じるきっかけを導いてくれたかたです。
作品「ながれ」
時代、時間、流行、人、そんなものの流れを意識して見つめると
自分が今、その流れに流されるのか、逆流するのか
その都度見極める事が出来る。 とは今田氏の言葉。
確かに写真はその流れを切り取った物が作品に成る。
自分からの流れを作り出せるのも表現者の特権である。

泉屋宏樹氏の作品はこちらから幾つか見られます。
http://www.oooooooo.net/web_qualia/art_book/izumiya/izu_sam.html
2007年03月09日
参加表明

来る3月23日(金)~25日(日)京都文化博物館別館周辺で行われる
京都アートフリーマーケット2007春
に参加いたします。
個展やグループ展では美術愛好家又は書道家さん達がお客さんとして多いのですが
もっと広く一般の方々にも触れて頂けるので
こういうイベントは結構楽しくて好きなのです。
イベントとしましても、京都の様々なジャンルのアーティストや職人
の作品が作家本人を前に触れられ、手に入れられるというもので
参加者としましても、ウロウロと見て周りたい楽しそうなもの。
是非この小春日和の合間に足をお運び下さい。

「京都アートフリーマーケット2007春」
京都を活躍の本拠とする若手の作家さん・職人さんが、自ら製作したアート作品を展示・販売するアートフリマ。今春で早くも4回目を迎えます。作家さんとコミュニケーションを楽しみながら、あなただけの、とっておきのアートを手に入れてみませんか?
◇会場:別館とその周辺
◇日時:3月23日(金)~25日(日)まで[3日間] 各日11:00~17:30
◇お問い合せ:京都アートフリーマーケット実行委員会
(京都府文化芸術室内)Tel.075-414-4222
(京都府文化芸術室ホームページより)

2007年03月09日
あえて

京都に来て、最初の公募作品でしたので
京都らしいタイトルがいいかな
と思いましたので
「みやび」と書きました。
2004年の作品です。
流水や雲等の流れてる感を出したかったのです。
細い線で「みや」、太い線で「び」を書いてます。
仕上げを軸装(掛け軸)にしようと考えてましたので
長細くしました。
東洋では縦長、横長の作品は見慣れてますが
西洋に行きますとそのサイズは目を引きます。
京都らしいタイトルがいいかな
と思いましたので
「みやび」と書きました。
2004年の作品です。
流水や雲等の流れてる感を出したかったのです。
細い線で「みや」、太い線で「び」を書いてます。
仕上げを軸装(掛け軸)にしようと考えてましたので
長細くしました。
東洋では縦長、横長の作品は見慣れてますが
西洋に行きますとそのサイズは目を引きます。
あえてアジア感を出すのであれば
こういったサイズは面白いと思います。
こういったサイズは面白いと思います。
あえてって言葉はいやらしいですけど。

2007年03月06日
パラレル銭湯

私の大好きな写真家今田耕太郎さんが東京・高円寺で個展をいたします。
日本の建築&空間&文化の記録シリーズ第一弾
「パラレルワールド杉並区の銭湯」
2007年3月14日(水)~25日(日)
平日15:00~22:00/土、日、祝12:00~24:00(月曜定休)
@cafe百音(mone) http://www.cafemone.com/
今田さんは私がカナダのトロントにいた頃からの友人で
独特の視点を持ち、興味深い表現を示してくれます。
今回テーマに挙げた東京の銭湯は、今はもう減少の一途を辿っているが
その日本の独特の文化。
現代建築がひしめく都会の中にあって、大衆性を強くかもし出すその雰囲気。
他人が唯一無防備な姿をさらけ出す場所。
しかし彼が撮る銭湯はそんなイメージを払拭する。
どうか今田さんのパラレルワールドに飛び込んで頂きたい。


2007年03月04日
モチグサレ

私が持っている中で一番貴重な筆です。
堆朱(ツイシュ)「彫漆の一。朱漆を何回も塗り重ねて厚い層を作り、これに文様を彫刻したもの。
大辞泉より」によって軸が加工されており、物凄く柔らかな羊毛の筆です。
中国の清時代の物と聞かされましたが、はっきりとしません。
しかし始めの所有者がもったい無くて長らく墨をつけられず置いておいたため
毛を虫が食ってしまいました。
洋服でもそうですが、良い素材の物から虫は食っていくらしく
この筆もそのはめに陥ったのです。
余談ですが、墨には防虫効果他
お寺などの木戸に書かれている書画の様に
木は朽ちても、墨の載っている所は朽ちずに浮き彫りの様に成っているとうり
防腐の効果もあります。
歴史のある物にはやはりそれなりの理由があるのでしょうか。
この虫の餌食になった筆。
私もやはりなかなか使えずにいます。

2007年03月01日
孔雀の筆

孔雀の筆です。
結構使いにくいものですが、見栄えが良いのでよく持ち歩きます。
バサッとした見た目ですが、墨を含むとよくまとまりますが
ペッタンペッタンの書き心地。
扱いにくいです。
こういった物は、扱うという意識を持たないで使うべきなのでしょう。
オーストラリア・ゴールドコーストのギャラリーで私の作品も扱って頂いている
「Gallery TOKONOMA(ギャラリートコノマ)」さん。
こちらのインタビューの時も、この筆が一番印象的だったようです。
インタビュー記事
http://www.gallerytokonoma.com.au/pages/ueta_profile.htm
私が偶然の線だけを狙うように成った時は活躍してくれるでしょう。
