Contemporary Japanese calligraphy artist Hiroshi Ueta

2013年08月17日

アルバムロゴ「Urushi」


フォトアルバムロゴ" Urushi "


昨夜京都では五山の送り火が行われました。
近くのビルの屋上から見ましたが
京都に来て10年あまり
初めて「大」以外を見ました。

何度見ても感動しますね。
先祖を送り出す送り火ですから、見る時は手を合わせるんですよ。
私も京都に来て知ったんですが・・。
また送り火に手を合わせてる後ろ姿は絵に成るんですよね。


さて、ロゴを書かせて頂いた物を紹介。

高級な写真アルバムってありますよね。
なんと表紙に漆を塗ったという凄く美しい光沢を持った
フォトアルバム用のロゴ「Urushi」。
ボックスしか見せられませんが
箱もラメの入った美しい仕上げ。
文字部分もエンボスが入って、光沢があるので箔押しもされてるのかも。

今回は少々読みにくくても雰囲気と
高級感のイメージを持ったモノという事でした。

中学に成って筆記体を学んだ時はなんだか嬉しくって
ノートの端にどう書けばカッコ良く成るのか練習していた記憶があります。

筆でアルファベットと云うだけけでも違和感をおぼえる人も居るかも知れませんが
私は結構好きな方ですね。

・webサイトロゴ  「HITOARIKI」  http://hiroshiueta.kyo2.jp/e367126.html
・依頼作品     「Make」 http://hiroshiueta.kyo2.jp/e276373.html
・デザイン事務所ロゴ「UNIT.DESIGN」http://hiroshiueta.kyo2.jp/e159613.html
  
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Posted by HIROSHI UETA at 12:51Comments(0)依頼作品/made to order

2013年02月14日

シンガポールの和食レストランに制作。作品「月のひかり」


作品「月のひかり」

昨年末からシンガポールに和食レストランをオープンされるという事で
作品制作やメニュー等の文字依頼を受け、制作していました。

一気に紹介するには勿体無い(笑)ので
一点ずつ紹介しますね。

今回はレストラン内の個室に飾る用の作品。

本当なら現場を見て作品をイメージする方が制作しやすいのですが
今回は建築中でしたので
イメージ画と、図面で作品の展示イメージを想像しながらの制作でした。

オーナーも一度お出で下さり、お話出来ましたので
方向性は大体決まっていたのですが
サイズや題材はコチラで決めさせて頂きました。

先ず決まっていたのはエンボスを使った作品である事。
それと個室内に三卓あるので三連作にする事でした。

イメージ画では照明に気を使った、陰影のある店内の雰囲気でしたので
間接照明でエンボスの表現は際立ってくれると思いました。

次は飾る壁面をイメージして
三連作の何処に墨色をいれると美しいのか・・?
私がイメージしたのは真ん中をスッポリ空けた
両端の作品に斜めの縦線が走ったモノ。

陰影と斜めの縦線。日本食レストラン。
3つをそれぞれ一作ずつ制作し連作とするのか
1点を作りそれを分割するのか・・?

斜めの線というのが、光が走っているというイメージが出てきたので
「月光」「月明かり」という言葉が出てきましたが
どうも字面が良くない。 2,3日悩んでいた頃
お世話になってる版画工房さんで古い本を見させて貰っていると
「月のひかり」という言葉が出てきました。
これなら文字数 字面 問題なし!作品は分割するという事で決まりました。

今回の紙は徳島の中村功さんの2m×1mの大きな手漉き和紙を用意しました。
それに先ず、墨で「月」。「り」は2作目と3作目に渡る様に書きました。
残りの文字のエンボスの型を制作。
紙を三分割してから、エンボスを施しました。
その状態が上の画像。

和紙の質感(ミミ)が出る様に、額装はマット無しで
額内で作品がチョット浮いている様に加工して頂き
バックは金屏風で使われる同様の物を使用して頂きました。


「月の」

「ひ」

「かり」

という三連作が出来上がりました。
分割した三連作ながら、それぞれも一つの作品として完成させたいと思って制作しましたので
全ての作品に落款をおしています。

それをシンガポールに発送し
展示されたのが

←画像クリックで大きくご覧頂けます。

作品それぞれに照明を当てて頂いてる事に気付かれましたでしょうか?
非常にありがたいです。
これで100%作品の魅力を引き出してもらえる様に成った事と思います。

このレストランはEZOCA(エゾカ)と言います。
HPも出来ていますので是非ご覧下さい。
また隅々にまで目の届いたこのレストランを設計、デザインされたのが
京都で数奇屋建築をされてる岩崎さん。
こちらのHPでもレストランのできていく様が見られますので
一緒にご覧に成って下さい。 

日本食レストランEZOCA 
           EZOCA JAPANESE CUISINE
           The Quayside Isle 31 Ocean Way,
           Sentosa,#01-12 Singapore
岩崎建築研究室  

  
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Posted by HIROSHI UETA at 23:42Comments(4)依頼作品/made to order

2012年11月11日

「絵本 化鳥」全国発売!


「絵本 化鳥」

化鳥(ケチョウ)と読みます。
明治、大正の文豪・泉鏡花の文章を
京都のイラストレーター中川学さんの手で絵本に成りました。
現在全国の書店で発売されていますので是非お手にお取り下さい。

前回の「龍潭譚(リュウタンダン)」が完成し
金沢の泉鏡花記念館で展示されたのが昨年の秋。

今年は泉鏡花記念館のバックアップもあり
監修:東 雅夫 出版社:国書刊行会 という豪華布陣で
装丁はiD 泉谷宏樹さん、題字が私というお馴染みのメンバー。

色彩美しく、しっとりとした紙質
表紙は総エンボスで泉屋さんらしい凝り様。
私の文字も銀色に輝いて表現してくれました。
(この表紙をめくるとまた一工夫が・・。)

ちなみに落款「化鳥」も作らせて頂いています。
「化」の人べんを人らしく造形し
「鳥」と読める範囲の篆書体を用いました。
人と鳥が並んでいる内容を意識した落款で
「人は地に足をつけ、鳥は天と繋がっている。」
そんな意味合いも込めました。(繋がってるでしょ。)
そんな盛り沢山な絵本が1,995円!

是非お買い求め下さい。


絵本 化鳥〈えほん けちょう〉
判型 B5判横 ISBN 978-4-336-05544-6
ページ数 72 頁 定価 1,995円(本体価格1,900円)
〈内容紹介〉
文豪・泉鏡花の傑作短篇「化鳥(けちょう)」を、イラストレーターの中川学さんが完全絵本化。50枚におよぶオールカラーの絵で、こどもから大人まで楽しめる泉鏡花のふしぎな世界です。

評論家、東 雅夫と鏡花研究家、吉田昌志による解説も収録。


  
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Posted by HIROSHI UETA at 02:38Comments(0)依頼作品/made to order

2012年10月25日

HPnewsを更新致しました。

ホームページのNEWSに
本日から全国発売されました「絵本化鳥」。
「第五回金沢泉鏡花フェスティバル」。
年賀状素材集「和の彩り巳年度版」を追加致しました。
リンクからご覧下さい。
上田普HP NEWS http://www.uetahiroshi.com/news.html

  
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Posted by HIROSHI UETA at 13:56Comments(0)依頼作品/made to order

2012年10月25日

泉鏡花フェスティバル


「第五回金沢 泉鏡花フェスティバル」の題字を書かせて頂きました。

イラストはもちろん中川学さん
トータルのデザインはiD泉屋宏樹さんです。

昨年制作したの絵草子「龍潭譚」のゴールデンメンバーですね。
私としましてもこのメンバーの中に入れて頂ける事は非常に光栄な事ですので
嬉しく思っています。

龍潭譚の時もそうだったのですが
やはり文豪 泉鏡花に関わる題字ですから
鏡花の名に泥を塗る様な下手なものは提出出来ませんので
身の引き締まる制作でした。
中川さんのイラストも素敵ですし、泉屋さんもかっこ良く仕上げてくれてアリガタイ。

できれば是非金沢で沢山貼られてる所を見てみたいです。

もう既に現在泉鏡花記念館では中川学さんの特別展も開催されていますし
11月17日にはシンポジウムで泉屋宏樹さんも出演されるとの事です。
この泉鏡花フェスティバルのHPも出来ていますので
是非詳細をご確認いただき、足を運んで頂ければと思います。
第五回泉鏡花フェスティバルHP http://www4.city.kanazawa.lg.jp/11020/bungaku/kyoka-poster/festatoppage.html
  
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Posted by HIROSHI UETA at 01:48Comments(0)依頼作品/made to order

2012年08月14日

ウエルカムボードの制作


「中西研大郎 大家千鶴」さんのウエルカムボード

今年初めに制作した物ですが私のお気に入りの仕事なので紹介させて頂きます。

何度かお世話に成っています金沢でギャラリーをされてる中西さんの
披露宴の際のウエルカムボードを制作させて頂きました。

紙面の方にお二人の名を書き

額のアクリル面に両家の名と、披露宴の日にちを書いた物を
レーザーで焼いて頂きました。

一見は見えにくいのですが
よく見るとアクリル面の文字が影に成って
紙面に映る様に成っています。


ウエルカムボードは
せっかく作ってもその時だけという事も多くありますが
晴れて苗字が一つに成った際は
アクリルを普通の物に入れ替えて
夫婦の名の作品として、家に持ち帰っても
飾れる物として制作させて頂きました。

末永いお二人の幸せの側にこの作品がある事を願っています。



  
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Posted by HIROSHI UETA at 16:19Comments(2)依頼作品/made to order

2012年06月05日

看板制作


「華艶織物」

京都の織物会社さんの文字ロゴを書かせて頂き
先日無事に納品させて頂きました。

3月の天満橋での個展にお出で頂いた方は
その制作している所をご覧頂いた事と思います。

画像はイメージ画像に成りますが
木の表札にこの画像をレーザーで焼いて頂きました。
(上のロゴは薄めに、文字は濃く成っています。)

同じ大きさの文字が並んでしまうと面白くないので
字に大小をつけたり、中心線を少しズラしてあげたりして
変化を付けることを心掛けました。
その方が魅力的な物に成ると思ったのですがいかがでしょう?

今回なかなか納得のいくものが書けず
実は結構書いてしました。(400枚近く・・・汗)
まだまだ未熟者だという事ですね。

ちなみに横使用だと

こんな感じ。


  
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Posted by HIROSHI UETA at 19:24Comments(0)依頼作品/made to order

2012年05月26日

現代の琴の演奏会


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箏曲の新しい展開シリーズvol.2
日時: 2012年6月2日(土) 会場13:30 / 開演14:00
会場: 関西日仏学館 稲畑ホール http://ifjk.jp/
料金: 前売2,500円 / 当日3,000円
■チケット予約:Fax075-551-3033  E-mail: shoko-o@cyber.ocn.ne.jp
■お問い合わせ:アサノ楽器店Tel:075-441-6053
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箏(=琴)の奏者、大谷祥子さんの演奏会
箏曲(そうきょく)の新しい展開シリーズvol.2」が開催されます。

大谷さんの演奏は、
一般的にイメージされる正月の「さくら~ さくら~」の様な演奏ではなく
私の様な洋楽一辺倒の人間にも聞きやすく
音楽として、楽器として非常に楽しませてくれます。

先日聞かせて頂いた和太鼓奏者との演奏では
ソロのまわし合いをする等、フリージャズの様で非常に楽しませて頂きました。

画像は今まで聞いた事ないという人にこそ聞いて頂きたいという事で
DMのデザインをiDの泉屋宏樹氏と一緒にやらせて頂いたモノです。

当日は私達も会場に居りますので
どうぞ足をお運び頂き、箏のイメージを一新させて下さい。
  
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Posted by HIROSHI UETA at 16:42Comments(1)依頼作品/made to order

2012年05月07日

サイトロゴ制作とその動画


作品「HITOARIKI」

Webサイトのロゴとして制作させて頂きました。

私の場合、人から刺激を受ける時は
その人と大きく価値観が違っている場合の事が多くあります。

自分と似た人とは共有出来る楽しさはありますが
大きく新しい発見をする事はそんなにありません。

むしろ全く違った環境で育った人や
例えば私の嫌いな物を好きだという人ほど
何故そうなのかをよく話を訊くと
その考え方や、物の見方を教えてもらえて得した気分に成れたりします。

好き嫌いは変わらないにしても
理解する事が出来る様に成れたりします。

その様に
人はそれぞれ色んな方向を向いていて
でも一つにも成れる。

そんな事がこのロゴのコンセプトです。

ひとつひとつのアルファベットはアッチコッチ向いていても
引いて見れば一つのリズムを感じる(落款も含めて)。
相反する様な物をコンセプトにしたので
制作には苦労しましたが・・
そうそう苦労と言えば、書いてみて分かった事ですが
このHITOARIKIってアルファベットには縦線が多いのです
似た縦線があれば、そこは目に付いてしまう物で
それぞれ違った縦線(長短、角度、高低)を・・っていうのが苦労しました。

で、その完成した物がwebサイトのロゴとしてもカッコ良くupして頂きましたので
どうぞ御覧下さい。⇒http://hitoariki.com/

またその制作風景も動画として配信されています。
至れり尽くせりですね。音楽は山口智さん作曲演奏の「龍潭譚」の曲をお借りしました。

  
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Posted by HIROSHI UETA at 03:16Comments(2)依頼作品/made to order

2012年02月21日

命名書2


命名書「万葉」
墨、中国画宣紙 Ink on paper
550×250(mm) 2011


前回紹介しました桔平君のお姉ちゃんの名前も
書かせて頂いてたのに紹介していませんでした。

依頼主は
万葉集が好きだという事が良く分かる
まさしくのお名前。
でも良い名前ですよね。

万葉集の様に
大らかで、自然を愛し、小さな事にも感動できる人に
成ってほしいと思います。

  
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Posted by HIROSHI UETA at 15:35Comments(2)依頼作品/made to order

2012年02月14日

命名書


「桔平」

依頼作品の紹介です。

依頼主の長男桔平君の名前を書かせて頂きました。

桔梗(ききょう)は陰陽師安倍清明の紋で
そこから魔除け、弾除け(多魔除け)に成るとも言われているらしく
桔梗自体も上部は防虫、根は生薬になり、攻防一体の優れもの。
平はバランスの意の様で
攻めてよし。守ってよし。
運を味方につけて元気に。という親の願いがこもったお名前です。

依頼主も
自然や素朴な風景を多く詠んだ
万葉集の世界観が好きな様ですので
その大らかさも文字に組み込みたいと思って制作しました。
  
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Posted by HIROSHI UETA at 03:20Comments(0)依頼作品/made to order

2011年11月18日

T-シャツ オーダー

こんな事もやります という紹介。
T-シャツに書いてというリクエストがあり
久しぶりに書きました。
依頼者の名前をアルファベットで        「YOSHIKO」
白と赤、黒に金を混ぜた3色で仕上げました。
手描きの場合、いわゆるプリントでは入れられない
場所にも書ける所が良い所なので
右袖にも大きくOを書いてあります。
あまり文字として見えてしまうと逆に恥ずかしい物ですので
筆のラインという感じの雰囲気で仕上げました。

「こころ」
これは白と黒金の2色です。
白でポンポンと「こ」を書き
黒金で「ころ」です。
インクの落ちた感じを入れ、生々しい勢いのある雰囲気を出しました。

どちらもレディースT-シャツなので
首の周りが広く、ウエストにかけてシェイプもしてて
綺麗なラインが出せる仕様に成っています。
そういった所も喜んで頂けました。
画像には写っていませんが首後ろ、半袖は袖に印も入れました。
  
タグ :手描き書道
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Posted by HIROSHI UETA at 18:16Comments(0)依頼作品/made to order

2011年10月19日

年賀状デザイン販売中!


はやくもこんな時期がやって来ました。
「もう年賀状!」そんな声が聞こえてきそうです。

さて今年も年賀状用の文字デザインをやらせて頂きました。
来年は辰年ですので「辰」「龍」「りゅう」の文字を4パターンで掲載されております。

こんなんあっても面白いよね。 と思って
画像の「どらごん」も提案してはみたのですが
ボツに相成りました(ハハ)。

どんな物が採用されたのかは見てのお楽しみという事で。
多くの書店で既に販売されて居りますので
お立ち寄りの際は是非ご覧頂き、宜しければ来年の賀状にお使い頂けると嬉しです。


年賀状素材集 和の彩り 辰年版
アスキー書籍編集部 編
定価:1,239円 (本体1,180円)
形態:A4変 (192ページ)
付属品:CD-ROM×1枚
  
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Posted by HIROSHI UETA at 04:29Comments(0)依頼作品/made to order

2011年10月16日

奇書「龍潭譚」完成!



字を書かせて頂いた絵草子「龍潭譚」が200部限定で完成致しました。

以前紹介させて頂きました
現在金沢の泉鏡花記念館で開催している
泉鏡花×中川学 龍潭譚 Mac×Illustratorでよみがえる幻妖の美の世界」展は
こちらの絵草子(絵本)が元案に成っています。

画像では分かりにくいかも知れませんが
表裏表紙は金属の錫(スズ)で、題字は銀箔押されています。

泉鏡花の幽玄な世界観を中川学さんの和ポップなイラストで見事に表現され
その各章の空気感をハンマーダルシマーとシンセサイザーで誘って下さる山口智さんの音楽。
装丁、デザイン、アイデアでド肝をヌイてくれたのはiD.の泉屋宏樹さん。
こだわりの本を実現して下さり、より高みまで表現して下さった今泉版画工房さん。
紙の良さ、印刷の美しさも抜群です。

関わる事が出来た事が非常に嬉しく感じる
印刷からクリエイターまで全て関西で作られた作品とも呼べる本が完成しました。

この題字を書くにあたって
読めないほど崩してもイイよと言われはしましたが
こういう題字は読めないと意味が無いと思いましたし
相手は文豪 泉鏡花です。下手な書は書けません。
幽玄さと、品格みたいな物を思いえがいていました。

難しいのは文字的に「潭」と「譚」が続く事。
同じ様に書いてしまっては変化が無くおもしろくない。
ヘンとツクリを上下に動かしたり、離してみたり、奇をテラってみたり。
色々と試行錯誤し書き上がりました。

この絵草子「龍潭譚」にはオフィシャルHPもあり
詳細な紹介がありますので是非ご覧頂き、お手にして頂ければと思います。

ちなみに現在書店に並んでいるデザイン系雑誌「アイデア」にも紹介されています。
お立ち寄りの際はそちらも是非ご覧下さい。

絵草子「龍潭譚」 オフィシャルHP: http://www.ryutandan.net/




  
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Posted by HIROSHI UETA at 03:54Comments(0)依頼作品/made to order

2011年08月08日

泉鏡花×中川学 龍潭譚 よみがえる幻妖の美の世界


字を書かせて頂きました
泉鏡花×中川学 龍潭譚 Mac×Illustratorでよみがえる幻妖の美の世界
が現在、金沢の泉鏡花記念館で開催されています。

中川学さんは本当の京都のお坊さんでイラストレターさん。
数珠つなぎラジオでも、私の後に御出演願いしました。
数年前のアートイベントで御一緒してからのお知り合いで
以前から「何か一緒に出来たら」とお話をしていましたが
今回やっと実現に成りました。

全体のアートディレクション・デザインはここではよく登場している
iD.の泉屋宏樹さん。見事に全体を見渡しつつディレクションしてくれ
チラシを見る限りでもカッコイイ。

展示は中川さんの今までの作品も含め
妖しくも美しい文豪・泉鏡花の世界観を見事に表現された
「龍潭譚(りゅうたんだん)」挿絵イラスト。
また嬉しい事に私が書いた題字の原画も額装され展示して頂いてます。

文学・イラスト・デザイン・アート・音楽・書
色んな方面から楽しんで頂ける催しと成って居りますので
どうぞ足をお運び頂き、楽しんで頂きたいと思います。



展覧会「泉鏡花×中川学 龍潭譚 Mac×Illustrator でよみがえる幻妖の美の世界」
日時:2011年8月6日(土)〜11月6日(日) 9:00〜17:00(入場は16:30まで)会期中無休 
       ※会期中展示替えが3回あります。
入館料/一般300円 65歳以上200円 高校生以下無料 団体(20名以上)250円

イベント トーク×ライブ『龍潭譚〜絵と音でつづる龍潭譚の世界〜』
中川学と学芸員によるトーク、ハンマーダルシマー奏者/山口智のインストライブ
日時:2011年10月15日(土) 18:00〜20:30
場所:主計町 土家(かずえまち つちや) 主計町2-3 
定員30名 入場料500円(ドリンク付)
※要申込 9月6日(火)から電話受付(泉鏡花記念館tel : 076-222-1025)
お問い合せ・お申込:泉鏡花記念館  http://www.kanazawa-museum.jp/ikkinen/
  
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Posted by HIROSHI UETA at 16:21Comments(0)依頼作品/made to order

2011年06月23日

珈琲でつどい

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上田普 つなぐ-書の可能性-展 2011年7月14日~26日
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作品「つどい」
珈琲、メディウム、珈琲豆


先日作品を展示させて頂いたグローブマウンテンコーヒーさんの
オーダーがあり制作させて頂きました。

知人が珈琲屋さんをオープンさせるとの事で
その贈り物としてのオーダーでした。

京都には喫茶文化があるといわれます。
ふと隣り合ったお互いが
仕事も、名前も知らないまま
その一時の時間を共有する
あるいは
いつもの仲間と
いつもの時間を共有する。
肩書きを抜きにした付き合いが
喫茶店には生まれる。
珈琲をキッカケにしたつどい。
そういった物を表現しようとしました。

紙にこぼした珈琲で書かれた文字をイメージしました。
透明に成るメディウムに
濃く淹れた珈琲を混ぜて色を出したもので「つどい」の文字を入れ。
少し紙を浮かせた額入れにしましたので
作品の下にも珈琲豆を入れて透かして見える様にしました。
京都の何処かの喫茶店に飾られてる事と思います。
また、この珈琲豆が無いバージョンはグローブマウンテンコーヒーさんに
ありますのでどうぞご覧下さい。

  
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Posted by HIROSHI UETA at 03:46Comments(4)依頼作品/made to order

2011年01月09日

良いダシ出てます。


屋号と代表商品のの商品ロゴを書かせて頂いた
京昆布舗 田なか さんの
ホームページが出来ましたので紹介致します。

京都の東山、年越しの番組「ゆく年くる年」で
必ず出てくる知恩院のすぐ近く
古川町商店街の中にお店を構える田なか さん。

私のお気に入りは懐かしの昆布飴と昆布あられだったりするのですが
手作業で削られる朧(おぼろ)昆布も絶品。
関東の友人には京都らしく上品な味との評も。

お近くの方は店頭で
遠方の方はネット販売もされてますので
是非お試しください。
贈答品にも喜ばれましたよ。

京昆布舗 田なかHP http://www.eonet.ne.jp/~kyokonbu/index.html

ちなみに私のルートとしましては
田なか さんに立寄り、懐かしい雰囲気の古川町商店街を少し南下して
喫茶fe カフェっさ さんでひと休み。



  
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Posted by HIROSHI UETA at 02:43Comments(0)依頼作品/made to order

2010年10月14日

只今発売中!年賀状素材集「和の彩り」


年賀状素材集 和の彩り 卯年版
アスキー書籍編集部 著
定価:1,239円 (本体1,180円)
発売日:2010/10/07
形態:A4変 (176ページ)
付属品:CD-ROM1枚


はやくも年末の話に成りますが

アスキー・メディアワークスさんより発行されました
画像の年賀状素材集「和の彩り」卯年版
私も参加させて頂き、4点掲載して頂いてます。

イラスト、書、墨絵、版画、切絵、貼り絵
絵手紙、水彩画等 多くのジャンルで個性的な和風の年賀状の素材が揃っています。
どうぞ書店等で手に取って頂ければと思います。

年賀状を書かない方も増えて来たと聞きますが
やはり届けば嬉しい物。

普段は会えない方でも
年賀状ででも御挨拶出来れば
相手の事を思い出し、繋がりをまた感じる事も出来ますよね。


  
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Posted by HIROSHI UETA at 05:02Comments(0)依頼作品/made to order

2010年09月18日

ウエルカムボード制作


ウエルカムボード 「真司 寿 幸子」

友人の結婚式に制作させて頂いたウエルカムボードです。
最終的には両面アクリルの額に入りました。

新郎の名は力強く、新婦はしなやかにと心掛けて書きました。
パッと見は分からないと思いますが
実は物凄く手の込んだ物なんです。

二枚の紙で制作しているのですが
お互いの名前を墨書した紙を上に
家名を蝋で篆書体に書き、年月日を墨書で書いた紙を下にして
裏打ちの様に貼り合わせ
その上から寿の文字をエンボスで中央に入れてあります。

とまあ工程はこういった事なのですが
まあ寸法取りの難しい事!
私の持っている手法を全て使い切った様なウエルカムボードです。

蝋で書いた家名が裏側にあるので
通常は見にくいのですが
作品の後ろから光が入ると透けて浮かびあがる仕掛けに成っています。

また、カップルの名前が前に出る様にしたかったので
年月日も墨で書いていますがウッスラ見える様に裏の紙に書いた訳です。

友人は新婦の方だったのですが
初めてお会いした優しそうな新郎に嬉しく感じました。

お二人の家庭と共にこの作品がある事を願っています。
お幸せに。

  
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Posted by HIROSHI UETA at 03:10Comments(2)依頼作品/made to order

2010年09月04日

木の表札に書く





表札「敬承(山一)藤松」550×200(mm)
  「日月庵」「先小路」 190×90(mm)






以前書かせて頂いた表札です。
木に直接書く時は、墨が木の目に沿ってニジンでしまいますので
コツが要ります。

一般的には、木に書く用の墨液も売っていますが
ドロドロして墨の伸びが悪く
非常に書きにくく感じていました。

また、木肌にチョークをこすり
それから書くと滲まないという事も聞きましたが
それも私には向きませんでした。

私が取っている方法は
木の表面に
少し濃いめの礬砂(ドウサ)を3~4回ほど塗ります。
塗っては乾かし、塗っては乾かしです。

それでもう滲む事はなく成りますので
普通に濃いめの墨を擦って書きます。

礬砂は売ってるのもありますが
濃度の調整が出来ないので
私は画材屋で鹿膠とミョウバンを買ってきて
お湯で溶いて作ります。


*礬砂は普通、和紙や画仙紙に塗り(礬砂引き)
  ニジミ止めする事に使われるます。 
  
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Posted by HIROSHI UETA at 02:53Comments(2)依頼作品/made to order