2015年04月01日
青山緑水な掛け軸
ご依頼を頂き制作させていただいた作品のご紹介。

「青山緑水是我家」
関東から関西の山里に越されて
畑をしながらの生活を楽しまれてるTさん。
大自然を借景に、大きな空間が感じられる言葉です。

部分拡大
平仮名ばかり書いて、漢字の作品を書いても1~3文字の私にしては
こういう作品は珍しいかも知れませんね。
正直長らくこういうのは作品として書いていなかったので
少しカマエたのですが、いざ制作に掛るといつもと同様。
作品に漢字も仮名も無いですね。
ただ正直に納得のいくまで書くのみです。
一般に掛け軸は上を広く、下を狭くしているモノですが
それは畳の部屋の床の間に掛けた場合の寸法だと思います。
今回は目線の高い、洋間ダイニングにある床の間に掛ける事が分かっていましたので
掛け軸の重心を上にあげ洋間用の寸法を考えました。
Tさんご家族と一緒に主になる生地を選び
アクセントとして両端にインド更紗の水紋部分を使ってもらいました。
軸先は少し赤みのある木の組木です。

もちろん色合わせの微調整もしましたが
生地に緑、更紗の水、軸先の木。
そう!表具にも「青山緑水」を入れて頂いた訳です。
ギリギリまで軸先に朱の色を使って色を引き締める事も考えましたが
軸の中で色を完成させてしまうより
シツラエに花を生けて頂く事で床の間の空間ができ上がる。
そんな風に考えました。
ご依頼頂いたTさんご家族には喜んで毎日眺めて頂いてると伺いましたので
飽きのないモノができたのだと胸を撫で下ろしたのでした。


「青山緑水是我家」
関東から関西の山里に越されて
畑をしながらの生活を楽しまれてるTさん。
大自然を借景に、大きな空間が感じられる言葉です。

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平仮名ばかり書いて、漢字の作品を書いても1~3文字の私にしては
こういう作品は珍しいかも知れませんね。
正直長らくこういうのは作品として書いていなかったので
少しカマエたのですが、いざ制作に掛るといつもと同様。
作品に漢字も仮名も無いですね。
ただ正直に納得のいくまで書くのみです。
一般に掛け軸は上を広く、下を狭くしているモノですが
それは畳の部屋の床の間に掛けた場合の寸法だと思います。
今回は目線の高い、洋間ダイニングにある床の間に掛ける事が分かっていましたので
掛け軸の重心を上にあげ洋間用の寸法を考えました。
Tさんご家族と一緒に主になる生地を選び
アクセントとして両端にインド更紗の水紋部分を使ってもらいました。
軸先は少し赤みのある木の組木です。

もちろん色合わせの微調整もしましたが
生地に緑、更紗の水、軸先の木。
そう!表具にも「青山緑水」を入れて頂いた訳です。
ギリギリまで軸先に朱の色を使って色を引き締める事も考えましたが
軸の中で色を完成させてしまうより
シツラエに花を生けて頂く事で床の間の空間ができ上がる。
そんな風に考えました。
ご依頼頂いたTさんご家族には喜んで毎日眺めて頂いてると伺いましたので
飽きのないモノができたのだと胸を撫で下ろしたのでした。

EXPO2025フランスパビリオンに設置
3月の京都での展示
「筆墨親子」展 宮本信代×上田普
スイスRomainmotierロマンモンティエの個展
アート〇美空間Saga15周年Mindfulness ~ 明日が見える~
ファッションTRINITASとのコラボレーション
3月の京都での展示
「筆墨親子」展 宮本信代×上田普
スイスRomainmotierロマンモンティエの個展
アート〇美空間Saga15周年Mindfulness ~ 明日が見える~
ファッションTRINITASとのコラボレーション