2007年05月08日
手を抜くな!
私の大好きな作家「芹沢銈介(せりざわけいすけ)」の製作した
蔵書票です。
染色家として、本の装丁家として、建築デザインナーとして
多くの仕事をされた方ですがホントにセンスがいい!。
今のグラフィックデザイナーの様な仕事を多く残しているのですが
その多くが過去の物、もしくは民衆の生活の中で育まれた物
をフマエて手を加えてる。
この地に足の着いた取り組み方が非常に参考になる。
/
この手の抜かない仕事。
蔵書票を一冊にまとめたこの本。
中身は全てオリジナルである。
なんと贅沢な一冊!
一体何部作られたのだろうか。
こんな想いのこもった一冊を手にした人を羨ましく思うと同時に
そんな仕事を残したいと思う。

Posted by HIROSHI UETA at 23:56│Comments(2)
│マイ・フェイバリット
この記事へのコメント
芹沢は好きです。
民芸でも、あの軽さが好きです。
寸止めのよさを感じます。
それが、手を抜かない結果なんでしょうね。
民芸でも、あの軽さが好きです。
寸止めのよさを感じます。
それが、手を抜かない結果なんでしょうね。
Posted by kosendo at 2007年05月09日 10:56
軽さですか。
確かにそうなのかもしれないですね。
手を入れ過ぎますと野暮になってしまいがちですからね。
確か、青山二郎の文章についての言葉に
「思っている事を全部書いてしまわない」
「読んでいる人が、自分で気が付いた様な気にさせる文章が・・」
というのがあったと思います。
全部言ってしまわない。
結構大事な事だと思っています。
確かにそうなのかもしれないですね。
手を入れ過ぎますと野暮になってしまいがちですからね。
確か、青山二郎の文章についての言葉に
「思っている事を全部書いてしまわない」
「読んでいる人が、自分で気が付いた様な気にさせる文章が・・」
というのがあったと思います。
全部言ってしまわない。
結構大事な事だと思っています。
Posted by hiroshiueta at 2007年05月10日 11:40
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