2024年06月03日
スイスの教会で専属パイプオルガン奏者 菊池悦子さん

ロマンモンティエRomainmôtierに来て、初めに合った日本の方ですが
このロマンモンティエの教会で専属のパイプオルガン奏者になられたばかりで
この日がこの教会でデビューの日に立ち会える事ができました。
他の教会でも演奏されてるので全くの初めてでは無いみたいですが
教会毎にカラーがあるのでしょうかね
カトリックとプロテスタントの混合の礼拝になるのだそうです。
礼拝後皆さんに囲まれ称賛されてる菊池さん
初めて日曜の朝の礼拝に参加したのですが
神父さんがテキストを読み上げ、音楽があり
みんなで歌い、神父さんが話し、音楽、みんなで歌う。
私的には舞台を見ている様であり、時折その舞台に参加して
一体感を味わい、話を聞く。
天井の高い石造りの教会のエコーは素晴らしく
人の声、神父さんの声、パイプオルガンの音も
厳かに、印象的に共鳴していました。

誰かが能もかつてはエンターテイメントであり、それはまるでロックのコンサートのように
歓声を上げ一緒に盛り上がるモノだったと書いていましたが
確かに教会の礼拝も
それに近しい事があったのかも知れないと思いました。
それだけの演出、建物の装飾、効果音、照明が揃ってる。
苦しい労働から逃れ、日曜は近所の人達と共に分かち合い、共有する。
ともかく緊張されたとおしゃっていましたが菊池悦子さんパイプオルガンの演奏は素晴らしかったし
礼拝も、これがあのパンか!あのワインか!
なんてことも思いながら一緒に体感させて頂きました。
菊池悦子さんは素晴らしい作曲家でもあります。
その曲も現代的で私好みだったので是非。
古いモノから学び、今の感覚で表現するのは
私のスタイルでもあるので、そういう意味では共通項があるなあと思いました。

Posted by HIROSHI UETA at 00:14│Comments(0)
│道程