Contemporary Japanese calligraphy artist Hiroshi Ueta

2009年08月29日

文字って面白い


落款 「伽藍」


作品常設展示して頂いております珈琲伽藍の為に落款(らっかん)を制作致しました。

こういった物もそうですが
書の作品の場合も右から書いていきます。
それは一文字でも縦書きの一行とみなすからです。

分かりにくいかも知れませんが
輪郭線はコーヒーカップの形に成っています。
(取っ手が右側)

落款を作る事を篆刻(てんこく)と言いますが
それに用いる書体を篆書(てんしょ)。
象形文字よりも現在の文字に近い文字です。

例えば「漢」という文字でしたら
辞書で見ますと下の画像の様な物が出てきます。
全て「漢」なのですが
ヘンとツクリが入れ替わってる文字もあります。
ほかの文字でしたらヘンが上に付く事もあるのです。


私達の現在の価値観では
文字とは決まった一つの形しか有りませんが
漢字の創世記はもっと自由な物であった様な気がします。
何となく生き生きしてる気がしませんか?



ちなみに「伽藍」新作のシルクスクリーンの作品
展示して居りますので、是非じかにご覧頂ければと思います。





  
タグ :印鑑遊印
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Posted by HIROSHI UETA at 01:23Comments(2)依頼作品/made to order

2009年08月19日

必見!ブルースな映画上映中

ブルースが一番熱かった1950年代のシカゴ。
夜な夜なマディー・ウォーターズが歌い、ハウリング・ウルフが叫び
チャックベリーがステップを踏んでいた。
そんな映画が上映されています。

Cadillac Records キャデラック・レコード ~音楽でアメリカを変えた人々の物語~
という映画が上映されている。


ETTA JAMES


エタ・ジェイムスを演じるのはなんとビヨンセ。
少し可愛い過ぎるきがしますが、しかし
これは行かねば成りません。

上の画像は若かりし日のエタ。
数十年経てばこう成ります。
大御所Dr johnもビビってる?

しかし、歌はホントに素晴らしいです。





  
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Posted by HIROSHI UETA at 13:47Comments(0)書道とブルースの境。

2009年08月19日

金澤アートイベントカレンダー


「金澤アートイベントカレンダー・イコールVol 5」


画像は金沢で発行されてますアート系フリー冊子「金澤アートイベントカレンダー・イコール」に
去年書かせて頂きましたロゴです。
折本で製版された冊子を広げて頂きますと
裏面をポスターとして使って頂けるように成って居りました。

この冊子はジャンルも幅広く扱われておりますし
読み物としても非常に面白く出来ております。

金沢を中心に関西、関東、九州でも手にとって頂けますので
イコールのHPをご覧の上
是非お近くの配布場所をご確認下さい。
2か月に1回のペースで発行されております。

又、この冊子の発行人であり編集をされております
中西さんのコラムがこちらのリンクに掲載されております。

私達作家にとってこういった方々は
鑑賞者や依頼主との間に入って下さる方で
必要不可欠な存在なのだなーと
感じ入っている訳です。

ちなみに冊子、HPに使われております「編集後記」という文字も
書かせて頂きました。


金澤アートイベントカレンダー・イコールHP http://kanazawa-calendar.com/
  
タグ :筆文字書道
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Posted by HIROSHI UETA at 02:19Comments(0)依頼作品/made to order

2009年08月09日

from カナダ 山本博 展


山本博展DM


私がカナダのトロントで大変お世話に成った
山本博さんが故郷の滋賀県彦根で個展を開催されております。

カナダの風と光Ⅱ/日本画・パステル
山本博展
2009年8月7日~17日
午前10時~午後6時
ギャラリー近江 
 522-0009 滋賀県彦根市外町83 tel 0749-22-1200 
JR彦根駅よりタクシーで5分。徒歩18分。

山本さんはカナダで活動されてる日本画家で
氏の個展をトロントで見、私の作家活動が始まりました。

氏には作家という仕事の事、作品の作り方、考え方
様々な事を教わりました。

こちらにもその頃の事を書いてます。

以下アーティストHPより
山本 博(ヤマモト ヒロシ)
1948年滋賀県生まれ。京都産業デザイン研究所及び京都日本画専門学校卒業。
山本六郎氏に師事。1974年カナダに渡り、デザイン、西洋画、中国画等を学んだ。
1992年トロント大学ビクトリアカレッジで初の個展。
以降国際交流基金トロント 文化センター、モントリオール植物園日本館な20数回の個展
、グループ展を開催。 トロントART EXPO、パレットギャラリー、
日本のギャラリー近江で定期的に作品を 発表している。
その作品はカナダ、アメリカ、イギリス、日本で所蔵されている。
 画材には日本画の顔彩、岩絵具、墨、パステルなどを使用し和紙に描く。
詩情あふれる花や風景は近年愛好家の支持を得ている。

是非多くの方にご覧頂ければと思います。

  
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Posted by HIROSHI UETA at 01:07Comments(0)お薦めの展示会

2009年08月07日

朝顔で暑さ対策



朝顔を植えました。
暑い日が続くこの時期に日除けの為に何年かやって居りますが
3年目の今年やっと成功しました。

1年目はゴーヤだったのですが
大きく茂ったものの栄養が足らなかったのか
5センチ程のゴーヤが出来ただけ。

去年は朝顔。
一つの鉢に植え過ぎた為、小さい花しか出来ず
御近所の方にも「植えすぎやな」と言われて居りました。

そして今年。
去年の種から大きな種だけを厳選し
鉢には3つの種しか植えませんでした。

アレヨアレヨという間に大きく成り2階にまで達してくれ
御近所さんにも「今年は見事」と褒めて頂きました。

葉も大きく成ってくれたので
去年よりは少し涼しい気がします。

  
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Posted by HIROSHI UETA at 02:03Comments(0)ロハス主義

2009年08月04日

落款楽し。



落款 「宍戸」


知る人ぞ知る京都の本屋「三月書房」(寺町二条上ル)の
元店主(現在は息子さんがされています。)宍戸氏に贈った落款です。

以前は本屋のカウンターで本を見ながらパイプを燻らしてる氏の姿が
印象的でした。

氏は私の作品が常設展示してる京都北山の「珈琲 伽藍」の常連さんで
ここで氏とは知り合い、お会いした時は
隣に座らせて頂きお互いパイプを燻らせながらお話して居ります。

その氏がこの度米寿を迎えたという事で
氏のお名前を彫らせて頂きました。
トレードマークのパイプを入れ、輪郭線は本を開いた感じにしました。

先日東京、大阪で講演して居りました舞台「炎の人」は
戯曲家三好十郎の作品ですが、
氏は長年三好十郎を研究されてた第一人者とも言える方です。
宍戸さんにインタビューしてる記事が有りましたので
紹介させて頂きます。

宍戸さんインタビュー記事http://www.geocities.co.jp/Bookend-Ohgai/5180/sumus-ex.htm



  
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Posted by HIROSHI UETA at 01:03Comments(0)作品/Works