Contemporary Japanese calligraphy artist Hiroshi Ueta

2024年02月22日

個展 上田普展-行間-



いつだったか京都国立博物館で見た茶の展示で
利休が作ったという棗や茶杓の小振りなモノの魅力がずっと頭に残っていて
何か小さな作品で展示がしたいと思っていました。

利休って180㎝ほどあったという大柄な人が
普通より小振りなんじゃないのかと思える棗や茶杓を扱う所を想像すると
なんかこう慈しむ様な素振りが目に浮かび、そんな作品が良いなあって思ってたんです。

そして20年ほど前からずっと憧れ、意識して好きな本阿弥光悦の茶碗「雨雲」。
樂家先代の樂 直入さんの著書「光悦考」も読んで仮名で茶碗を表現してくれている事に
嬉しさを感じ。AMAN京都内の和食「鷹庵」さんの案件で散々光悦の消息の臨書をする機会が持て。
何故あの形容し難い魅力が、数百年も人の琴線に触れさせ続けられるのか
いつか私もそんなものを作りたいと。なんかずっと調べていました。


現在東京国立博物館で開催中の「本阿弥光悦の大宇宙展」で光悦の良さの秘密を知りたくて
リサーチの様な気持ちで行ったのですが
目の前にフト「雨雲」があり、「まさかっ!」って本当に震えたんですよね(笑)。
(目録を見てなかったので展示されてるとは知らなかったのです)

めっちゃ見てきました。他のお客さんがショーケースの中のお茶碗に向かって
両手で持つような仕草をしてるのを見て「なるほど」と思い、私もやってみました。
正直、まだ何にも掴めていませんが「やはり良い!」のはよく分かりました。
あと光悦の刀を見る目と茶碗はよく似てると感じました。

そして本展。今ぼんやり思い描いてるコレをなんと形容するのかと
もう一度「光悦考」を開いていて見付けた言葉が今回の展示のタイトルです。
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上田普展ー行間 ー
Hiroshi Ueta Solo exhibition
日時:2024年3月9日㈯~17日㈰
    12:00~19:00 
    ※12日㈫&13日㈬ 休廊  最終日17日㈰17:00まで

会場ギャラリー佑英(大阪Osaka)
  〒550-0002大阪市西区江戸堀1丁目23番14号新坂ビル1F
  Tel 06-6443-0203
←DMビジュアルはコチラ

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文章の行と行の間。
文面に表れない真意。行(ゆく、おこない、ぎょう)の間。
表と裏、陰と陽の間。
行間がイメージを拡げ、緊張と寛ぎを与え、余韻とリズムを生む。
行が人の制限下だとしたら、行間はおよぶ所の無い場所。
そんな危うい所に手を伸ばし、触れられずとも理解できないかと墨に問う


”行”は私にとってはコロナ禍のテーマの文字です。
自分達のいが感染につながり
未来のく先を危ぶみ
を行うかの様にステイホームしていた
あの時間。

ちょうど今が次のパンデミックまでの間の時間なのかも知れないし。
そんな事を思っていると「行間」というワードがどんどんピッタリな気がしました。


で、どんな作品なんやねん。って話ですが
掛け軸も順調に進めて頂いていますし、経師さんとの話も済みました。
もちろん今現在は必死のパッチですが
私も会場がどんな風になるのか楽しみなんです。
是非楽しみにお越し下さい。
私もずっと会場に居ますので!
※休廊日あるのでお気を付け下さいね。



  
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2023年10月11日

城跡芸術展(亀岡市) SHIROAT ART EXHIBITION 2023


京都市の隣、亀岡市で開催されるアートイベント
城跡芸術展に参加致します。

会場は明智光秀ゆかりの丹波亀山城跡。
JR亀岡駅からも徒歩で10分程度だと思います。
展示場所の下見時

いつも会場の下見の時には360度カメラを持って行くのですが
後でコンセントは何処だっけ?天井どんな感じだったっけ?という時に
ほんと便利。RICOHさんのインタビューでも話していますが
その360度写真をVRゴーグルで見るとサイズ感も思い出せるのでオススメですよ。

話を戻します。
展示以外にもイベントが色々ありますのでご紹介。
≪ボンボンマルシェ Vol.8≫
10月14日(土)/ 10:00~17:00 
入場無料(ワークショップは一部有料)

“亀岡市内のモノ・ヒト・食”の「循環」をコンセプトに、地域に新たな価値を生み出し
愛着の湧く日々をつくるマルシェです。クラフト、物々交換市、食のマーケット
ワークショップなど、総勢39組の出店が会場に立ち並びます。
詳細はコチラ

≪展覧会ツアー≫
10月14日(土)、15日(日)、21日(土)、22日(日)
10:00~12:00 参加費:無料

在廊しているアーティストに作品や制作に纏わる話を聞きながら展覧会を回ります。
皆さんでわいわいと話しながら見ることは、一人でじっくりと作品に向き合うこととは
全く別の体験になります。お気軽にご参加ください。

≪パフォーマンス:風の庭 Another episode of DUALITY≫
10月14日(土)、15日(日)/ 12:00~、15:00~
公演時間70分(パフォーマンス + トーク)観覧費:無料

現代美術家・ストリートダンサー(B-boy)の辻將成が、手掛けるパフォーマンスアートDUALITY。
どのような時間・空間が展開されるのだろう。
踊りは言語では無い。その目・身体で体感しに来てください。

≪パフォーマンス:日置結弥 Yuumi Hioki≫
10月14日(土)/ 11:30~、13:30~
    22日(日)/ 11:30~、14:00~
公演時間20分 観覧費:無料

絹の羽衣と人をテーマにした舞。自然の中で縫うように、静かに呼吸するように、踊る。日本における絹
の伝承、秋の豊穣、衣食住、日々の豊かさに祈りを込めて。

などなど。なんか楽しそうですね。
関連イベント、展示もあるみたいですので
コチラも参考になさって下さい。
かめおか霧の芸術祭

またちょうど開催時に
亀岡祭というのもあるみたいです。京都の祇園祭の様に
山鉾が立ち並ぶみたいですね。
丹波亀山城跡周辺の山鉾町では23日から山鉾が建ち
暗くなると提灯が灯り山鉾の上で子供たちがお囃子を演奏するんだそうです。
10月23日(月) 宵々山
10月24日(火) 宵宮
10月25日(水) 山鉾巡行
亀岡祭 https://www.k-yamahoko.com/

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城跡芸術祭2023 
会期:2023年10月14日(土)〜10月25日(水)
    10:00-17:00 (会期中 無休)
(土&日は私も会場に居る予定にしています。)
会場:丹波亀山城跡(大本本部)
    京都府亀岡市荒塚町内丸
電車/ JR嵯峨野線 亀岡駅 南口より徒歩10分
車/京都縦貫自動車道亀岡ICより10分(駐車場完備)
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秋の心地の良い時です。
どうぞお立ち寄り下さい。

  
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2023年10月02日

「境界 / Le seuil」マルゴ・ガシさんニュイブランシュ京都2023


9月30日から京都の各地で始まりましたニュイブランシュ京都2023
ニュイブランシュ京都は京都市と関西日仏学館が毎秋開催するアートイベント。
ニュイ・ブランシュ(白夜祭)ホントは夜のアートイベントだそうで
パリでは理由をつけて夜中歩き回れるので若い子たちはこのイベントが楽しみなんだそう。
ともかく現代アートの祭典です。
今年も日仏アーティストによるビジュアルアートやパフォーマンス、展覧会などが開催されています。

今年は名古屋在住のアーティストMargot Gachesマルゴ・ガシさんの展示
「境界/Le seuil」にゲストとして参加させて頂いています。

マルゴさんはサイアノタイプの技法を用いて写真を着物の反物に写し取り
インスタレーション的な展示を展開。
私はサウンドクリエーターのエイジ・ジョン・インファンテ・ミツタさんと
音を採取したり、マルゴさんと撮影を行ったりとで
映像作品を共に製作させて頂きました。

マルゴさんが言うには作品になる前のアトリエでの現象を“境界”としていて。
アーティストの呼吸、また作品(生命)が生まれる(芽吹く)。
そんなものが表現できたと思います。
「こんなものができたら良いなあ」と思ってた以上のクオリティーで仕上がってきて
やはりそれぞれのプロが集まると違うな~と実感。
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「境界/Le seuil」 (ニュイブランシュ京都2023関連イベント)
Margot Gaches マルゴ・ガシ

ゲスト:エイジ・ジョン・インファンテ・ミツタ&上田普
キュレーター:オレリー・カルレ
会場The Terminal Kyoto
京都市下京区新町通仏光寺下ル岩戸山町424番地
会記:2023年9月30日(土)~10月9日(月)
    9:00~18:00
https://nuitblanche.jp/evenements/leseuil/
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サウンドクリエーターのエイジ・ジョン・インファンテ・ミツタさんはSUZU HOUSEでも展示中
https://nuitblanche.jp/evenements/miruotokikuiro/
既に終わった展示もありますが
開催中のイベントも沢山あります。
詳しくはニュイブランシュ京都HPにてご確認下さい。


木津川アートでおなじみ奥中章人さん 関西日仏学館(コチラの展示は終わりました)


「むせかえる世界」砂山典子さん 京都市京セラ美術館 (コチラも展示は終わりました。)

ヴィラ九条山 次回は10月5日 14:00-21:00にオープン
  
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2023年09月07日

パリのデザインウィークでコラボレーション


8月の末にコペンハーゲンに行きenter art fairという北欧最大と言われるアートフェアに行ってきました。
そのアートイベントに来年かともかく今後参加できたらという思いで
どんな作品があり、無いのか。スケール感も含めて見てきました。

もう一つ重要な事がコペンハーゲンのこれからスタートするギャラリーとの
契約です。全てではありませんが、一部の私のシリーズ作品に対するヨーロッパ中心に販売する契約を結んできました。
来年からヨーロッパで展示を行う準備が整いました。

セリーヌ・ライトの工房にて。スタッフの子達が見守ってくれています。

その後パリに移動し
今週末から開催されるパリのデザインウィークに合わせて
以前京都のヴィラ九条山にも来てて、数年前もパリでご一緒したセリーヌ・ライトさんと
今回もコラボレーションを行います。
今回はしっかりオンラインでミーティングし、準備期間も取ったので
なかなかしっかりしたコラボレーションができそうです。

私が絡んだ新しいセリーヌ・ライトの照明器具が限定で製作。
今後販売もされる様になると思います。

今後のコラボシリーズを製作


セリーヌ・ライトと実験中

また9月9日の夜にはパフォーマンスも。
パフォーマンスなんかやった事ないというセリーヌも登場してもらいます。

着いたそうそう製作ばかりでパリらしい事はあまりできませんが
それでも沢山の人達が待っていてくれ、友人達が声を掛けてくれるので
忙しくも嬉しい滞在になっています。

いよいよ今週末はイベント当日
多くの人に楽しんでもらえる様、下準備に、イメージトレーニングに
行っておこうと思います。
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de Kyoto à Paris /京都からパリへ
Collaboration with Celine Wright event
Vernissege le 9 Septembre 2023 /2023年9月9日
会場:セリーヌ・ライト ショールーム showroom: 56 Rue Saint-Louis en l'Île−75004 Paris
À partir de 18h / 18時~
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2023年02月15日

「海の庭」出版記念原画展


海の庭」の評判が良いそうです。

オンラインで「ああでも、こうでも」とやり、資料として現地の景色を写真や動画で送って頂いたり
それらを絵にする母に伝え「ああでも、こうでも」とやりとりし
著者の大竹さんに亀岡にまで来て頂き、みんなの方向性をもう一度確認したり。
お互いの装幀に関する微調整、印刷の色合いの確認。
一冊の本を作る工程は色々ありました。それらを全てクリアしてようやく出版という形になった「海の庭」。
嬉しいなあ。

新聞にもこの様に取り上げて頂けたそうで。
Beautiful Booksというのがまた嬉しいじゃないですか。
文章、挿絵、表紙、装幀について短い中にもキチンと全部触れて頂き
作った側の気持ちが伝わってる気がします。
(日本経済新聞 2023年2月12日付)

誠にありがとうございました。

そんな「海の庭」出版にまつわるアレコレを見て頂ける機会が
著者の大竹民子さんの地、島根県松江市にて行える事になりました。

宮本信代が描いた17点の挿絵の原画を中心に
表紙、題字の原画。本の完成に至るデザイン、装幀の裏側も見て頂ける様な展示になります。

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海の庭出版記念原画展
会期:2023年3月3日(金)~5日(日)
    10:00~18:00 入場無料
会場島根県立美術館 ギャラリー3室
    島根県松江市袖師町1-5

ギャラリートーク>3月4日 14:00~15:00 参加費無料/予約不要
              会場:島根県立美術館ギャラリー3室
著者:大竹民子  水墨画挿絵:宮本信代  題字、表紙書:上田 普  装幀:泉屋宏樹
の4人による本の製作にまつわるお話をさせて頂きます。
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という事で私達も大阪、京都から駆け付けます。

私にとったら松江は初上陸。
しかしながらちょっと前から松平不昧公はずっと気になってて
ようやく会いに行ける様な気がしています。
なんと楽しみな松江。

はじめましての方が多いかと思いますが
お目に掛かれますのを楽しみにしております。
どうぞお近くの際はお立ち寄り下さい。


  
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2022年12月13日

VR書道パフォーマンス@ヴィラ九条山30周年イベント


京都にあるフランスのアーティスト・イン・レジデンスヴィラ九条山
30周年イベントとしてオープンスタジオと作品展示
アーティスト達によるコンサート、パフォーマンス、映画上映、講演会
インスタレーションなど、アーティスト達も会場に居ますので
交流もしながら、多様なリサーチプロジェクトを楽しめます。

私はフランス在住のミュージシャン大島祐子さんの長唄を取り上げた
音楽パフォーマンスにVRによる書道パフォーマンスで参加させていただきます。

-------ヴィラ九条山30周年イベント-----
日時:2022年12月17日(土)
    14:00~21:00
私の出演時間は 17:45~18:15の予定
会場:ヴィラ九条山
    京都市山科区日ノ岡夷谷町17-22
    京都市営地下鉄「蹴上」駅から徒歩13分
    山に入っていくので「ホンマにあるんかな~」と不安になるかも知れませんが
    Googleさんを頼って頂ければ辿り着くと思います。
    Googleマップ https://goo.gl/maps/QC82sp2YmjEih9Nd7
イベントサイトはコチラ
イベントのタイムテーブルもあります。
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10月に行いました私の個展「山水」に参加頂いた
セリーヌ・ライトさんもコチラに滞在中のアーティスト。
彼女の作品、また彼女もいますので交流もして頂けますし
制作工程なども垣間見れると思います。
どうぞ一緒に楽しんでいって下さい。



  
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Posted by HIROSHI UETA at 15:39Comments(0)個展・グループ展/Exhibition

2022年09月04日

個展「山水」のご案内



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「山水」上田普作品展
日時:2022年9月23日~10月10日
     9:00~18:00 / 会期中無休 / 入場無料
会場The terminal kyoto
    京都市下京区新町通仏光寺下ル岩戸山町424番地
    TEL : 075-344-2544
作家在廊日:9/23,24,25,27, 10/2,3,4,9,10
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<ギャラリートーク> 9月24日(土)14:00~

<書の道具の話「墨、紙、そして硯」> 10月9日(日)13:00~/15:00~


上記ふたつのトークイベントは参加費無料ですが人数の制限をもちたいので
要予約とさせて頂きます。 予約&お問合せは 164ueta@gmail.com まで。

個展の案内が完成しました。
今回もデザインはiD.の泉屋宏樹さん。
カッコよく仕上げて頂きました。

私の個人の作品はもちろんですが
コラボレーションとして和紙照明のセリーヌ・ライトさん
パリのど真ん中サンルイ島にショップを持ち、活躍されてる方ですが
彼女は現在ビラ九条山のレジデンスに滞在しているアーティストでもあり
10月1日からのニュイブランシュにも参加します。
いま大きなオブジェを制作中で私もVRを使って参加致します。
そういう意味で今回の私の個展もニュイブランシュの企画の一環になっています。
またセリーヌさんは私がパリでコラボレーションさせ頂いた方でもあり、今回久しぶりの再会となりました。

また新島龍彦さんは造本作家という珍しい肩書の方で
いわゆる本の装丁なのですが、紙にもマニアックでアイデアも豊富
そして哲学的。一見スマートな本を作られてるのですが、中には熱い想いが凝縮されてる様で
コチラからのラブコールの様な感じでご一緒して頂きます。

浦田恭資さんは以前神戸のアート〇美空間Sagaで展示したhttps://hiroshiueta.kyo2.jp/e323909.htmlの時のアクアリウムの方で
久しぶりのコラボレーションをお願い致しました。
和室空間に泳ぐお魚の作品。私も楽しみです。

そしてゲストとしてもうひとかた。ウクライナのミシェル・ネーワルさん。
彼女は以前1年間京都に住み、私の所で書を、他でも華道、着付けを学び
ウクライナに戻った後もオンラインで勉強を続けていました。
そしてウクライナで初個展の華道展を7月に予定していた中、今回の戦争。
知人をたより、ドイツ、UKと移動し、今京都に戻ってきています。
そこで駄目になった華道展を京都で開催したいと現在動いている中
私の会場にも花を添えて頂こうと思います。

今回はThe terminal kyotoという大きな京町家空間ですので
贅沢に大きく空間を使っていこうと思います。
そうぞお楽しみに!


前回お話していました木製オブジェのNina Fradetさんは彼女の都合で不参加になりました。
  
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Posted by HIROSHI UETA at 20:53Comments(1)個展・グループ展/Exhibition

2022年07月31日

動画完成!「山水」 上田普作品展

個展のタイトル文字が完成しました。
ここでは画像修正無しの書いたまんまで公開しておきましょう。


それにともない動画も作ってみました。


ご覧いただいた様に実は私だけでなく
和紙照明の セリーヌ・ライトさんCeline Wright、木製オブジェのNina Fradetさん
造本作家の新島龍彦さん、アクアリウムの株式会社a.a.c.さん
ともご一緒して頂きます。
コラボしたり、共同制作したりです。

詳しくはまた今後お知らせさせて頂きますが
色んな方向からの表現を試みようと思っております。
どうぞお楽しみに!
私は必至のパッチで頑張ります・・・!!

会場: The terminal Kyoto   
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Posted by HIROSHI UETA at 05:17Comments(0)個展・グループ展/Exhibition

2022年06月24日

個展のタイトル決定と備忘録

個展の日程が決まりました。
2022年9月23日~10月10日
会場はThe terminal Kyoto です。
2020年新型コロナ第一波の時に4人展”connection”で展示させて頂いた素晴らしい和の空間です。

昨年秋にから年末にかけて出し尽くした気分で
次の新作に向けて自分なりの疑問や
漠としてまとまらなかった事を資料をあさっていました。


今ちょうどタイトルが決まったので
この気分を忘れないように記す事にしました。

タイトルは「山水」です。
根 Roots
石 在
この様なのがテーマになります。

白沙村荘 橋本関雪記念館での個展から文人の事が気になりだし
自然の象徴としての石があり
文字は書くのではなく、刻み込むんだという事を表現してきました。
次もそんなに変わらんやん と思われるかも知れませんが
「山水」と思い浮かんだ時にひとつ扉が開いた気がしたのです。

なのできっと新しいモノが出てくると思います。
どうぞお楽しみに。


  
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Posted by HIROSHI UETA at 00:21Comments(0)個展・グループ展/Exhibition

2022年06月05日

「伝える事」-いま一度、2021の知恩院秋のライトアップの展示「月影」

2021年秋の知恩院での展示「月影」を
振り返らせて頂きます。

知恩院での秋のライトアップの際に
友禅園内の白寿庵にて展示をさせて頂きました。

この様にチラシも


美しい庭園 友禅園の中の白寿庵。




月影は月光の事。月の光は白いのでLEDの白い光で差し込む光を表現しました。

期間中多くの方に見て頂けました。


この展示企画をして頂いたVESSEL株式会社さんが大事にしていたのは「伝える」事。
私の知る正しい情報を伝えて欲しい。という強い意図ありました。
そこで行ったのが


書の道具の勉強会。
京都古梅園さんから墨をお借りし、墨の製造方法から硯と墨の相性
同じ墨でも硯、紙が変わると墨の表情も変わるという話をさせて頂きました。

また知恩院三門前の大階段に50mの法然上人の書状の巨大臨書を展示させて頂き

臨書する事で感じられた法然上人像を三門前でお話させて頂きました。




知恩院に来ていても、法然上人の事は知らないとか。
文字を書くことはどういう事か。
月影の歌の意味は。
墨の本来の扱い方、使い分け方。
そんな事を数人にでも伝えられたのだったら嬉しいです。

本当は自分の知ってる事なんてまだまだ浅くて
勉強しないといけない事が膨大にあるのですが
それでも自分のできる事、知ってる事をキチンと ”伝える” 事は引き続きやらないといけないと感じています。

そうしないと、書道業界だけみても
墨を磨る人は減る一方だし、そうすると硯作る人も居なくなる。
墨の良し悪しが判断できる人が居なくなると、墨の業界も佳い墨をわざわざ作る必要もなくなる。
技も術も目も悪くなる一方です。

きっとこれは私に限った事ではなくて
あらゆる業界に言える事でしょう。皆さんドンドン ”伝える” 努力をしていきましょう。


貴重な経験と体験をさせて頂きました。
知恩院さん、VESSEL株式会社さん、お出で頂いた皆さん
ありがとうございました。

  
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2022年01月11日

「書を宿す」コラボレーションwith 矢﨑悠悟さんの話

「去年今年貫く棒の如きもの」虚子
コゾコトシと読みます。
去年、今年と言いますが貫いた棒の様なモノ。
と言いますから去年の話をします。

昨年の金沢での個展「蹟SEKI」にて行いました
コンテンポラリーダンサーの矢﨑悠悟さんとのコラボレーションのお話。

事の始まりはThe Terminal Kyotoさんでのグループ展「connection」に
たまたま矢﨑さんがお越し頂き
地下に展示していた映像作品<2020/04/17 - 2020/05/28> を見て
この筆音で踊ってみたいというお話からでした。

書く音があると気付いたのは
パリでチェロのミュージシャンとコラボレーションした際に用意してもらった紙が
水彩紙で普段の紙より硬く、また土の上に紙を置いた為にリハーサルの時に
ガサガサと音がする事に気付いた時でした。
結構分かりやすく音がするので、その音も使ってセッションする様にコラボレーションしたのです。

それから日本で振動を拾うマイクを手に入れ
紙の上で書く音を増幅するようになり、ジャズバンドどのコラボの時も使っているのですが
ふと古典の臨書する時に、元の筆者のリズムがその人の呼吸にも通じると感じ
また書く音が呼吸にも感じられると思った所でした。

そこでコロナ禍を記録しようとした
映像作品<2020/04/17 - 2020/05/28> にも筆音を記録しようとしました。
この作品は2020年4月17日~2020年5月28日の間のパンデミック時の私の記録です。
色んな人が色んな事を言っているこの先の世の中、今後の私達に必要な事なんかを
ネット、TVを通じて探してメモっていました。
またこれから日本がそうなるであろう海外のパンデミックの状況をEURO NEWSで見ていた
その音声をバックに流しています。記録する、残すという書の意味をデジタルでもって表現しました。

それを矢﨑さんとコラボレーションした「書を宿す」は
それから約1年半経っての状況を表現した作品にしました。
世界の知識人達が今現在言ってる事をイヤホンで聞きながらメモを取る。
私は机の上でそれだけをやっています。

矢﨑さんは遠くからその書いてる音で踊る。
遠くからというのはコロナ禍で当たり前になったリモートです。
書き残して伝達した情報を音にして、受け取った矢﨑さんが体で表現する
そんなパフォーマンスでした。

とは言え、その遠くからを実現するには金沢側で協力して頂いた方々がホントに素晴らしい
仕事をしてくれていました。カメラ、音響またそれをライブで中継してくれていましたので
沢山の機材と調整が必要でした。また当日は雨になったので
予定のスタート地点が直前に変わった事もあり、ギリギリまで調整して下さっていました。
そんなバタバタもありつつの本番だったのですが
映像が素晴らしかったので、配信の方でもしっかり楽しんで頂けた様です。

矢﨑さんのダンスは見てもらえると分かる思いますが
”一筆書き”に例えられる通りにホントに流れる様なダンスで
重力を感じない様な軽い動きです。しかしパフォーマンスが終わって一旦裏に控えた時の矢﨑さんは
ボタボタボタ~と汗が凄い量で流れ落ちていました。
見てる方はそんな風に見えなかったそうなのですが
やはり凄い筋力を使ってられてのあの軽い動きなんだと改めて感じました。
素晴らしいですから是非見て頂きたい。

現地では私の顔バレしていない事が良かったみたいで
私が同じ会場で書いている事をギリギリまで気付いて居なかった観客も沢山いらっしゃった様です。
矢﨑さんと私が同じカメラに映った所で初めて私も会場に居ると
認識された様でした。

私がイヤホンで聞いていたユヴァル・ノア・ハラリさんの言葉の中で
多様性の話がありました。
コロナ禍で人種、セクシュアリティ、宗教などこれまで一見蓋をされてた様々な事が表出しました。
自分達が本当の意味で多様性を尊重しないといけないという内容をお話していたのですが
そういう意味ではアーティストという人達は、その多様性の最たるモノで
得意分野なんじゃないかと思ったのです。

自分達の存在意義としては、その多様性とはどういう事なのか
それを伝える事も自分達の役割なんじゃないのかと思いました。
それがパフォーマンスの最後に書いた言葉の意味です。

このパフォーマンスを通じて自分の役割を改めて実感したという訳でした。
現在youtubeで見る事もできますので
よかったらご覧ください。
https://youtu.be/7dij1kNbgNE
2022年良い年になって欲しいですね。

  
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Posted by HIROSHI UETA at 00:53Comments(0)個展・グループ展/Exhibition

2021年12月20日

知恩院秋のライトアップ展示の振り返り

秋の展示が無事全て終わりました。
徳島の森珈琲店さん、木津川アート、京都・知恩院、金沢ナイトミュージアム
2ヵ月半の間に。
途中ちょっとヤバいかな・・とも思ったのですが
ひとつづつ丁寧に考え制作していく事を心掛け
それぞれに思い入れのある展示を行う事が出来た事も良かったです。

というのも夏頃にひとつレジデンスの募集があり
この企画なら大丈夫と高を括って応募したのが落ちた事で
「調子に乗ってたなあ」と今一度身を引き締める事が出来た様に思います。
(結果落ちて良かったと今は思う)

白寿庵

知恩院での展示を振り返ります。
作品は法然上人の「月かげのいたらぬ里はなけれどもながむる人の心にぞすむ」の
歌から発想しインスタレーション、映像作品を制作しました。

事前に流した建物の2階から墨を落とす映像の為に
パフォーマンスの一環に見えたかも知れませんが
落とした墨が跳ね返り、その飛沫で描くという構想でした。
なのでそれ位の高さが単純に必要だったという訳。

月からの光の様に一ヵ所から墨(光)が飛び、襖や掛け軸に届く。
それを見ようとしないと(受け止めない様にしないと)見えない。

墨を落とす時に周囲に襖4枚と掛け軸になる紙を持って周囲を囲んで頂きました。
そしてそのまま白寿庵の中に展示するという作品です。
建物の構造も考えLEDの照明も入れ、月の光が差し込むかの様に演出しました。

もう一つは「月かげ」の歌を私が書く映像です。
茶室の障子部分を利用して投影しましたが
書いてる音もひらって制作したので、実際にソコに人が居てて書いてると
カン違いする方も多く、ちょっと怖い映像と感じる方も多かったみたいです(笑)。

ともかく書く事はその人の呼吸、リズムがソコにあるという事が
何となく伝わった様に思います。
インスタレーションが伝わり難い人にもこの映像の反応はスゴク良かったので
作っといて良かったと思った作品でした。

そして法然上人のお弟子さんに送った手紙(消息)を50mに引き伸ばして
臨書した作品。
先ほども言ったように書にはその人の呼吸やリズムがあると思っているので
私が法然上人の文字を大きくする事で
お客さんにも法然上人の人物像を何となく感じて頂けるのではなのかという試みでした。
私自身も何度も書きながら、法然上人クセや筆法みたいなのを感じ取っていましたから
そういうのがこの知恩院で少しでも感じ取ってもらえないかという考えでした。

展示はHPのexhibitionの中にまとめました。
またyoutubeでもその模様を制作風景とともにまとめてみましたのでご覧下さい。

何と言ってもコレを制作するにあたり、ご協力頂いたカドカワ株式会社の皆さん。
墨を落とすのに「良いよ!」快くOKして頂き会社の敷地を貸して頂きましたし
50mのロール紙もまたスゴク重いのに、展示に何度もご苦労を掛けてしまいました。
素晴らしい機会を頂いた企画のVESSEL株式会社さん。
墨をかぶるかも知れないのに覚悟を持って襖を持って頂いてたアーティストの皆さん。
襖、掛け軸の制作を聞き入れて頂いた表具師の皆さん。
ドローン撮影をしてくれたニッチモん。要望に応えて頂いた知恩院また関係者の皆様。
全てに関わりサポートしてくれていた妻。
皆さんのご協力あっての展示、企画だったと思います。
他にも三門前でのトークや墨、紙についての話もあったのですがそれはまた別の機会に。
ご参加頂いた皆さんも
誠にありがとうございました。

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2021年11月19日

月影 上田普作品展示 ≪京都・知恩院ライトアップ2011≫

めっきり秋めいた中
京都の各所でライトアップイベントが行われています。
私もそんなイベントに交ぜて頂き、作品を展示させて頂きます。

京都・知恩院 秋のライトアップ2021(夜間特別拝観)
「月影」上田普 作品展示
日時:2021年11月19日(金)〜11月28日(日)
   17:30〜21:30 (受付終了21:00)
会場:知恩院内 友禅苑 白寿庵
  ライトアップの入場料金が必要です
  大人:800円 小中学生:400円

企画:VESSEL株式会社
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知恩院三門

三門前トーク
  11月20日(土)&21日(日) 18:30~ と 19:30~ 計4回
  ・テーマ「月影」の話と白寿庵の作品について。
  ・三門前に展示する50mの源空(法然上人)自筆消息の臨書について。
   またそこから分かる法然上人の人間像。

書の道具。-墨と硯の相性、そして紙について-
  11月23日(火・祝) 13:00~ と 14:00~の2回
  墨と硯には相性があり、そして紙によってまた表情が変わる。
  表現したいものをどの様に墨と硯を使い分け制作するのか。
  実演を交えお話します。
  コチラは日中のイベントですが
  会場の白寿庵には庭園 友禅苑の入場料が必要です。
  大人・高校生300円 小中学生・150円
※各会10名程度で予定しています。
  参加希望の方はコメントにてご連絡下さい。
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トークあり、展示ありですね。
作品の方は法然上人の
「月かげのいたらぬ里はなけれどもながむる人の心にぞすむ」
の歌から発想し、制作しました。
白寿庵の中をインスタレーション的に展示致します。

ちなみに制作風景

パフォーマンス的に見えるかも知れませんが
この位の高さが必要だったのですよね。
制作協力:カドカワ株式会社
ドローン撮影協力:にっちも

知恩院はホントに広いのでの白寿庵をチェックしておいて下さいね。

  
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Posted by HIROSHI UETA at 00:19Comments(0)個展・グループ展/Exhibition

2021年10月25日

2021秋の展示 / 徳島・東京・京都・金沢

今秋の展示が5つございますので一気にご案内させて頂きます。

☆徳島駅前の森珈琲店さんで展示中の
 ≪‐蹟 上田普作品展-≫ は~10月31日まで
  営業時間:AM8:00 ~ PM18:00 水曜定休
          30日、31日の午後は私も寛いでいます。
          余談ながら
          徳島県立文学書道館の特別展「文字の美 柳宗悦がみつめたもの」~11/14も楽しみ♪


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木津川アート2021  京都府木津川市瓶原地域にて
 会期:2021年10月31日(日)~11月14日(日)
          木津川ストリームとして小品を出品。
          髭邸に展示しています。

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☆東京のGINZA SIX内の蔦屋書店GINZA ATRIUMにて
 京都のものづくりーKYOTO another storyー
 会期:2021年11月4日(木)~9日(火) 11:00-20:00
          11月6日、7日は私も会場におります。

          うつわやアクセサリーなど普段使いできる京もの作品と
          世界的なアートフェアにも出展された工芸アート作品が競演する展示販売会。
          京ものユースコンペ出展者とSavoir faire des Takumi出展者が参加しています。

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☆京都・知恩院 秋のライトアップ2021(夜間特別拝観)
 友禅園 白寿庵にて
 「月影」
 会期:2021年11月19日(金)~28日(日) 17:30-21:30(ライトアップ時間)
          ライトアップの入場料が必要です。 大人800円、子供400円

          法然上人の月影をテーマに
          インスタレーション的作品と映像作品を展示致します。
          11月20日は国宝三門にてトークも行います。
          浄土宗の総本山である知恩院の素晴らしい建築、紅葉と共にお楽しみ下さい。

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☆金沢ナイトミュージアム2021
 上田普 個展 「蹟 SEKI」
          2会場での展示です。
 As baku B の蔵内 (尾張町2-10-6) 12月4日(土)~12日(日)11:00-17:00 
 金沢市民芸術村アート工房         12月7日(火)~9日(木) 10:00-19:00

 〈イベント1〉「書を宿す」
 コンテンポラリーダンサー・矢﨑悠悟(元ヤザキタケシ)と「音」「呼吸」をテーマに共演します。
 12月7日(火)19:00~(約30分・予約不要)会場 / 金沢市民芸術村アート工房にて ライブ配信予定

 〈イベント2〉「アーティストトーク」
 12月9日(木)18:00〜(約60分)会場 / 金沢市民芸術村アート工房

          As baku Bの蔵は以前から絵本の制作等でお世話になってる泉鏡花記念館
          すぐ近くです。また金沢市民芸術村での展示は平日のみとなりますが
          これまでの私の作品、平面、立体、映像を一気にご覧いただける機会になると思います。


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どうぞお近くのイベントがありましたら足をお運び下さい。
久しぶりに皆さんにお目に掛かれるのを楽しみにしております。

  
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Posted by HIROSHI UETA at 22:41Comments(0)個展・グループ展/Exhibition

2021年10月06日

ジャズバンドとのコラボ@Tokyo 配信も!



京都芸術センターにて2019年

京都コンポーザーズジャズオーケストラさんとの
コラボレーション企画の4回目が
東京の日暮里サニーホールで開催されます。

緊急事態宣言の中だとどうなるのかと思っていましたが
無事開催され、また告知も可能という運びとなりました。

なので今更な告知です。
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「音、沈黙と測り合えるほどに」
出演: 京都コンポーザーズジャズオーケストラ directed by 谷口知巳
     作編曲 山本翔太
     ソプラノ 十島可奈子
     読経   鈴木康照ほか
     書    上田普
     総合演出 谷口知巳 producer, director

日時: 10月8日(金)
     open: 17:30 start: 18:30
会場日暮里サニーホール
入場料: 前売:3500円 当日:4000円
チケット受付: tel 050-5875-3685(担当 堤)
         meil: KyotoComposersJO@gmail.com
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そんないまさらっ!と思われた方
でも大丈夫!!今回はオンラインでの配信も予定されています。

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≪バンドマスターの谷口さんからの告知です。≫
京都コンポBig NEWs!!!
配信決定!!!
https://youtu.be/v60lUTrpGWs
当日から約1週間このアドレスでご覧いただけます!!!
○無料でもご覧いただけますが、パスマーケット にてチケットをご購入いただけるとありがたいです!!!
https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/02jjj7xbaby11.html?fbclid=IwAR1taWksEYH06wcSY4-GHXV_X67K2XbC52K0YBrkqOuLVYgXw0GwM3LgvHw
10月8日pm6:30日暮里サニーホールにて「音、沈黙と測り合えるほどに」東京公演を開催することとなりました。
この機会に関東の皆さまにも是非お越しいただけたらと思います。
ご連絡お待ちしています!!!
京都コンポにソプラノ歌手、僧侶そして書家の皆さまにご参加いただき、新たな世界をご覧いただきます。
同時配信も準備中です。
ご予約お問合せは
050-5875-3685(担当 堤)
KyotoComposersJO@gmail.com
まで
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という事ですので。
生ライブでも。オンライン配信でもお楽しみ下さい。






伊丹アイフォニックホール 2020年
  
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2021年09月29日

徳島で個展「蹟」@森珈琲店


4年ぶりの徳島での個展。
徳島駅前の森珈琲店さんで個展をさせて頂きます。
以前の展示の際も書きました
私が学生の時、徳島で美術に触れる機会って
美術館に行くか、そごうの美術画廊に行くか。
それとこの森珈琲店さんでした。

いつでも誰かの作品が展示されており
美術の刺激に飢えていた私は
背伸びした気分で時折訪れては美術に触れていました。

そして美術を生業とする様になり
誰かの刺激にならないかなあと
ドーンと似つかわしくないかも知れませんが
でっかいの持って行きます。

お近くの際はお立ち寄り下さい。
間違いなく珈琲美味しいですよ!
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蹟 上田普 作品展 
会期:2021年10月1日~31日(水曜定休)
       AM8:00~PM6:00
会場森珈琲店 (徳島駅前)
徳島市寺島本町西1丁目57徳島駅前ターミナルビル1F
TEL 088-623-6198
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Posted by HIROSHI UETA at 02:07Comments(0)個展・グループ展/Exhibition

2021年05月25日

ART@DAIMARUに出品


「痕跡」

このフラッグ周辺に居ます。

Savoir-faire des TAKUMI
大丸京都店が全館でアートする『ART@DAIMARU』参加します。

イベント自体は全館使うというだけあって
なかなかな大規模なイベントで
シャガールあり、バンクシーあり、ビュッフェあり。
草間彌生や白髪一夫あり。
また日本伝統工芸染織展やアートなパッケージのお菓子まで様々。
日程がちょっとずつズレてたりしますので詳しくはHP を参考に 
ART @ DAIMARU→ https://www.daimaru.co.jp/kyoto/art_at_daimaru/

「"あ”の十字路」

私達「Savoir-faire des TAKUMI」
(私はTAKUMIプロジェクトと呼んでいますが)は
次世代アートフェスタ7階催会場にて展示します。
日時:5月26日(水)~28日(金) 10:00~19:00
   ≪私は5/27全日&5/28の15時~会場に居ます。≫

緊急事態の中なので大きくは宣伝していません。
でも美術は不要なモノでは無いという事は
この期間の間に証明されたんじゃないかなって思います。

  
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Posted by HIROSHI UETA at 20:16Comments(0)個展・グループ展/Exhibition

2021年03月02日

作品完成!TAKUMIプロジェクトin アートフェア東京


仮だと言ってたTAKUMIプロジェクトの作品がようやく完成しました。
動画も編集終了!
長かった!(^^;

ともかく早速動画を紹介しましょう。

作品 「蹟 SEKI」


いろいろ試行錯誤して線だけを取り出す事ができた。
さてこれをどう展示しようか? 固定させる・・・

ひとつ今回の想いの中に
「変化するから、形が変わるから、今のこの時が美しいんだ」という”うつろい”の美意識を取り入れたいと
いう考えがあって、この形に至りました。

壊れる作品、変化する作品です。

見て頂いたら分かるように煤を押し固めただけの作品です。
持ち運べば多少崩れるでしょうし、崩れたのがアクリルの中に溜まるでしょう。
それも含めて時間。

厄介なのは運送屋さんにお願いする事もできず、自分の手で運ぶしかありません。
なので前提として運べる位の大きさと重さでないと。

しかし、繊細な作品ながら書道が”入木道”と呼ばれていた時代の本来の姿を
表現できた様にも思っています。

そしてもう一点
以前作った半紙を積み重ねた「痕跡」の作品がなんと!


作品 「痕跡 KONSEKI]


透明になりました!!

これも書は”書くのじゃ無くて刻む”という事を表現した作品ですが
紙の下の、氷山の下の様な部分をどう掘り起こすのか色々考えました。

以前は本の仕立てにして、中を覗ける様にしたのですが
今回は紙の部分を透明にしてUVプリントとアクリル加工の力を借り
一見して墨の奥をのぞく事のできる作品にしました。

制作協力: 京都樹脂株式会社
これまでに無いものを作る訳ですから、京都樹脂さんも試行錯誤あった事と思いますが
それでも見事に形にして頂きました。
今回面白いモノができ、是非今後も何か一緒に作っていきたいですねと話しています。
それも楽しみにしてて下さいね。

今回の作品はTAKUMIプロジェクト(Savoir-faire des Takumi)の皆さんの作品と一緒に
コチラで展示致します。
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Art Fair Tokyo2021
東京国際フォーラム ロビーギャラリーブース C13
https://artfairtokyo.com/
2021年3月19日(金)~21日(日) 金 & 土 12:00~19:00 , 日 12:00~16:00
入場料4000円
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2021年02月03日

京都×パリのTAKUMIプロジェクト

一昨年パリの製本作家JulieとコラボレーションしたTAKUMIプロジェクト。
その時の作品はコチラに。

実は今年も参加しています。
しかしながら今回は互いのアトリエに行き来する事は叶いません。
なのでリモートで交流、打合せなんかを重ねながらコンセプトでコラボし
制作するというプロジェクトになりました。


打合せのメモ




今年私のパートナーになったのはカルル(Karl Mazlo)http://www.karlmazlo.com/nouvelle/
京都にも何度も来てるジュエリーアーティストで
彼も一昨年のTAKUMIプロジェクトに参加していましたので
互いに顔見知りで話もはやかった。


カルルの方が日本文化に精通している事もあり
私のコンセプトに歩み寄ってくれた様な気がしますが
取り合えず墨の表情を面白がってくれた事と
「はかなくて、変化していくからこそ、それは愛おしくて、美しい」
「全てに手を加える訳でなく、自然(無意識下)な所が必要」とか
私の思い描いている所に興味を持ってくれたので、そういう所がコンセプトになった。

硬い金属を扱う人にとって、ハカナイとか変化とか難しい取り組みだったと思うけど
それでも試行錯誤して面白い作品に仕上げた。
私の方は彼が墨じゃなくて炭を使うという話をしていて
カーボン・・・煤ね・・・っ‼
煤(すす)を使っての線=墨の線。筆線→線を抜き出す。
てな風に煤だけの繊細な作品に取り組む事になった。

私が工房を訪れた風にカルルが作ってくれた(笑)

そんな今回の取り組みとその作品はHPにアップされ公開されました。
Savoir-faire des Takumi https://www.kyoto-paris.art/
10人5組のアーティストがそれぞれコラボレーションし作品を作っています。

でも正直言うと私の作品はまだ完全には完成して居なくて、ココにあるのはまだ仮の状態。
2月の京都展にもその仮の作品を展示する事と思います。
しかし3月の東京の展示には間に合わします。(関係者の皆さんゴメンね。)
でもきっと面白いモノができると思いますのでどうぞお楽しみに。
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Savoir-faire des Takumi 展示日程
・2021年2月10日(水)~14日(日) 
 9:00〜17:00(最終日は16:00閉場)
 京都伝統産業ミュージアム(旧みやこめっせB1) / MOCADギャラリー

・2021年3月18日(木)~3月21日(日) 
 木 13:00〜20:00(招待のみ)、金-土 12:00〜19:00、日 12:00〜16:00
 アートフェア東京2021 東京国際フォーラム ロビーギャラリー ブースC13

・2021年3月22日(月)~3月24日(水) 
 月 17:00-20:00(ご招待のみ)、火 11:00-20:00、水11:00-17:00
 IWAI OMOTESANDO  東京都渋谷区神宮前5-6-15 入場無料・事前予約制

  
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2020年12月03日

書道&VRパフォーマンス


もう一ヵ月も前の話になりましたが
京都コンポーザーズジャズオーケストラさんとのコラボレーションコンサート
『音、沈黙と測りあえるほどに』沢山のご参加頂きありがとうございました。


オンラインからは会場の倍くらいの方がご覧頂いてたそうで
実感としては無いのですが、ステージの直前にオンラインでの視聴数も
聞いていましたので、励みになりました。
誠にありがとうございました。書きまくりましたw!


実はライブ配信用のカメラとは別に
ステージ上や筆にもカメラを付けての撮影もしていたのです。
それらの映像も組み込み、編集して映像作品としていつかご披露できるんじゃないかな
と思っていますので、是非お楽しみに!

また徳島ビジネスチャレンジメッセ2020というのが現在開催されており
そのオープニングセレモニーのゲストパフォーマンスとして四国大学の書道グループ”悠縁”による
VR書道パフォーマンスの企画、指導として関わってきました。

初めてVR機器に触る学生達に一からの指導でしたが
さすがミレニアム世代、直ぐにコツをつかみ使いこなしてくれました。

非常勤講師として行っている四国大学ですが
書道の他にも、音楽、デザイン、情報、食品等の学科があり
音楽は卒業生で徳島で活躍されてる福富弥生さんの生演奏に成りましたし
機材も全て大学に揃っている上、そのスペシャリストの先生もおられ
オール四国大学で取り組む事ができました。
その様子は既にアップして頂いていますので是非ご覧下さい。

リハーサル時に原因不明の機械トラブルがあり
ほとんど直前のリハーサルができなかったのですが
学生達は度胸一発で見事にパフォーマンスを披露してくれました。

この事は多くのメディアにも取り上げて頂く事ができました。https://www.asahi.com/articles/ASNCJ6V03NCJPTLC015.html
また大学HPにもhttps://www.shikoku-u.ac.jp/news/topics/20201116-2.html
四国放送では密着取材もして頂いてたのですよ。
こういう時だからこそ何かワクワクする様な
未来への希望が感じて頂ければ嬉しいですね。

徳島ビジネスチャレンジメッセ2020はオンラインで今も開催中です。
徳島の様々なジャンルの企業が新しい取り組みを紹介していますので
是非覗いてみて下さい。
徳島ビジネスチャレンジメッセ2020特設サイト:https://2020.challenge-messe.com/
  
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