Contemporary Japanese calligraphy artist Hiroshi Ueta

2010年08月27日

29日ライブします!


James Cotton

告知遅く成りましたが
今週末の8月29日ライブをいたします。

場所は御馴染「ライブハウス拾得
タイバンは楽器屋を営み、
ナント漆仕上げのギターを制作されてる古谷さん率いるトリプル・トラブルさん。

7時スタートでトリプル・トラブルさんから
演奏を始めます。

どうぞ暑いさでダラケた気分を
吹き飛ばしにいらして下さい。

画像は私の心の師匠ジェームス・コットン。
一般的にハーモニカの印象というと
抒情的で懐かしい、優しい物。
もしくはボブ・ディランや長淵の様な
フォーク、カントリーですが
ブルースのハーモニカはちょっと違います。

下の師匠の動画をご覧に成って
29日の晩は「拾得」に足を運んで下さい。



  
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Posted by HIROSHI UETA at 02:42Comments(0)書道とブルースの境。

2010年08月23日

秋の展示予定「木津川アート」


展示予定の和室から見える庭園

暑い日が続きますが
今年の暑さはチョット度が過ぎていますね。

さて、秋のイベント紹介です。
京都と奈良のほぼ県境に木津川市という街があります。

この街は万葉の時代から水路の主要な所として栄えた文化があります。
その木津川市内の使われなくなった建物、里山、アートを感じさせる空間等を用いて
選考された様々なジャンルのアーティストが表現するアートイベント
木津川アート」に参加致します。
期間は11月3日~14日。

もう既に、下見会や地元祭に参加したりと
アーティスト側は下準備が始まっています。

チョット聞いただけでも
ダンス、音楽、陶芸、インスタレーション、写真
絵画、金属、墨象、書‥ 等々ホント様々。

私は大きな旧家(八木邸)の庭園の見える和室に
展示する事に成りました。

是非涼しくなった芸術の秋のご予定の一つと
して頂きたいと思います。

また現在、大学の後輩の高橋美佳さんが
徳島の“そらぐみ”にて個展を開催されて居ります。
若い方ですが意欲的に制作されていらっしゃいます。
ぜひ、多くの方にご覧頂けましたらと思います。

高橋 美佳 書道作品展「空のむこうがわ」
2010年8月10日(火)~9月7日(火)
ゆかい社中そらぐみ
営業時間 AM11:00~PM7:00
       最終日 PM6:00まで
定休日  毎週木曜日
TEL 088-612-8018
高橋美佳ブログ http://mikkassyo.blog61.fc2.com/

  
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Posted by HIROSHI UETA at 02:36Comments(0)個展・グループ展/Exhibition

2010年08月16日

使っても減らない。


「夏草や つわものどもが 夢のあと」芭蕉

教室で書いた手本です。
今年も終戦の日を迎えました。
8月に成ると徐々にTVでも戦争を取り上げる物が増え
戦争とは、平和とは、自由とは、人とは
等と考えることが多く成っています。

そして、私には何が出来るのか?

単純に平和を求めても
相手があっての戦争なのだから
一方的に向かって来る者にはどう対処するのか?
話し合いで分かってくれる相手ならいいのだが・・。

この島国日本では
どうしても海外の事を遠い事の様に感じてしまうが
そうではない。
実際の国際社会はスグそこにある。

誰かが(TV等で)言っていた。
本で(新聞で)こう書いてあった。等は
個人の考えではない。
そういった情報もふまえ自分はどう考えるのか? 

考えに正解なんてない。
経験と共に考えも変わっていく訳だし。

とにかく、世の中の物事を疑い、疑問を持ち考える事。
そうして自分の考えを持つ事で
初めて他者と向き合えるのだと思う。(芸術も同じ)

多くの人間が築いた歴史の上に今がある訳で。
それを踏まえて成長していかないと
亡くなっていかれた多くの方々に申し訳ないと思う訳です。


書道教室:http://hiroshiueta.kyo2.jp/e84455.html
  
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Posted by HIROSHI UETA at 03:37Comments(0)書道教室

2010年08月04日

その先。作品「うつつ」


作品「うつつ」
870×370(mm)

「うつつ」とは漢字では「現」。
「夢か現か幻か」とは「夢か現実か・・」という意ですね。

この作品は非常にシンプルなものですが
少し冒険をした作品でもあります。

「う」をエンボスで表現し
「つつ」を墨書した作品でありますが
線の重なりや、複雑な線の動きが無い
そして同じ文字が二つだけのシンプルな要素。

こういったものを制作するには
線の良さと空間のリズムしか見せ場がないので大変です。

「う」をあえてエンボスで表現したのも
より画面をシンプルにする為で
わざわざ自分を追い込んでいる様なものですね。

四角の作品の外にも続く空間が感じられる様な
余韻を表現する・・ 事がこの制作意図です。

この作品の周囲数m、数cmを感じて欲しかったのです

  
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Posted by HIROSHI UETA at 11:39Comments(2)作品/Works

2010年08月02日

幻獣必見!


展覧会を見て五時間程経つが
未だに不思議な感覚に包まれている。

知らなかった現実を突きつけられた様な衝撃と
ほぼ同世代のアーティストが辿り着いた一つの世界観に圧倒された気分です。

現在、京都芸術センターにて開催されている
「幻ノ進化論」江本創さんの個展。

ストーリー性と緻密な仕事が
よりリアルにその世界観を表現しています。
で、少しのギャグの様な面白さ。
すっかりヤラレました。
もちろん展示方法も素晴らしい。



怖いとか気持ち悪いとか色々あるでしょうが
画像の人型虫は30cmにもみたない小さな作品(幻獣)。
骨格、血管、皮膚の感じも緻密に表現し、全く冷めさせる所が見当たらない。
実際に存在しているかの様に見える。(存在している?)
その他にも、植物、菌類、魚類など見た事も(勿論)ない標本が
数多く展示されている。
物販で販売されているオリジナルルーペ(100円)というのにも
作品の要素をよく表わされてて思わず買ってしまった。

こういった標本作品に至る前に制作された
化石シリーズも作家を知る手掛かりとして良かったと思う。
是非多くの方にご覧頂きたい。
(また、芸術センター内の前田珈琲には私の作品も一点展示して居りますので
合わせてご覧頂けますと嬉しく思います。)

   「幻ノ進化論」江本創
    7月20日~8月26日
    京都芸術センター ギャラリー北・南・談話室等。
・江本創(エモトハジメ)さんHP http://sow.ggnet.co.jp/  
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Posted by HIROSHI UETA at 22:42Comments(0)マイ・フェイバリット